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薬物治療と適切なスキンケアの継続が鍵
アトピー性皮膚炎の治療

六本松えさき皮膚科クリニック

(福岡市中央区/六本松駅)

最終更新日:2025/02/19

六本松えさき皮膚科クリニック 薬物治療と適切なスキンケアの継続が鍵 アトピー性皮膚炎の治療 六本松えさき皮膚科クリニック 薬物治療と適切なスキンケアの継続が鍵 アトピー性皮膚炎の治療
  • 保険診療

よく湿疹ができる、かゆみが強く肌をかいてしまう、皮膚がごわごわと厚くなっている。こんな症状がある際は、アトピー性皮膚炎の可能性がある。アトピー性皮膚炎は、子どもはもちろん大人でも発症する病気で、繰り返すかゆみや湿疹の症状に長期間にわたって悩んでいる患者も多い。継続的な治療が肝となるが、近年は新しい治療薬も登場し、子どもから大人まで治療方法の幅も広がっているという。今回は、アトピー性皮膚炎の専門的な研究と臨床を重ね、2024年4月に「六本松えさき皮膚科クリニック」を開院した江崎仁一院長に、アトピー性皮膚炎の基本的な知識からその治療方法、日頃のスキンケアのポイントまで、幅広く話を聞いてきた。

(取材日2024年9月26日)

アトピー性皮膚炎の治療で重要なのは、日々のスキンケアと症状に合わせた継続的な薬物治療

Qアトピー性皮膚炎とはどのような疾患なのですか?
A
六本松えさき皮膚科クリニック 「家族で気軽に通っていただけるクリニックでありたい」と語る

▲「家族で気軽に通っていただけるクリニックでありたい」と語る

アトピー性皮膚炎は、繰り返し湿疹が発生する皮膚の病気で、さまざまな刺激に皮膚が反応して炎症が生じたり、生じやすくなるというものです。乳幼児期に発症し、小児期に寛解が望めるお子さんが半数以上といわれていますが、成人まで再発を繰り返し、症状が続くケースもあり、また数は少ないのですが、成人になってから発症するケースもあるんです。発症の原因としては、遺伝的な要因、皮膚のバリア機能の低下、アレルゲンによる炎症、ストレスなどの心理的なものなど、多因性の病気として知られています。我慢ができないかゆみのせいで皮膚をかき壊してしまい、さらにバリア機能が低下して炎症を起こす、という悪循環に陥りやすい点も特徴です。

Qかゆみを繰り返すときはアトピー性皮膚炎の疑いがあるんですね。
A
六本松えさき皮膚科クリニック さまざまな悩みを持った人々に専門性をもって対応

▲さまざまな悩みを持った人々に専門性をもって対応

はい。アトピー性皮膚炎は、ちょっと落ち着いたかもと思っても、時間がたつとまた悪くなる、というのを繰り返します。皮膚の表面はきれいに見えても、皮膚内部では炎症が潜んでいたり、皮膚のバリア機能が破壊されていたりして、かゆみを引き起こすのです。発症しやすい部位は顔や首、あとは肘や膝の周辺。かゆみのある湿疹が出る、皮膚が赤くなる、赤いブツブツができる、ボロボロと皮がむける、皮膚が硬くごわごわになるなどの症状を繰り返す場合は、アトピー性皮膚炎の可能性がありますので、皮膚科を受診することをお勧めします。アトピー性皮膚炎と診断された場合は、長期的な治療と対策が重要になります。

Qアトピー性皮膚炎はどのように治療を行っていくのでしょうか?
A
六本松えさき皮膚科クリニック 長く悩んでいる人も、何となく不安な人もまずは相談を

▲長く悩んでいる人も、何となく不安な人もまずは相談を

薬物療法、適切なスキンケアと保湿、悪化因子への対策が治療の主軸となります。強いかゆみでお困りの状態の方が多いので、まずは皮膚の炎症を抑えるためにステロイドの塗り薬を処方することが多いです。ステロイドは副作用のリスクがありますが、適切に使用すれば重篤な副作用を起こすことはほぼありません。医師が指示した用法・用量を守って、まずは2週間程度ステロイド薬を塗っていただきます。次に炎症が落ち着いた頃合いを見計らって、ステロイド以外のお薬の中から患者さんの症状に合ったものを探していきます。アトピー性皮膚炎はさまざまな要因が絡んだ病気なので、患者さんに合う薬を臨床の中で地道に探していきます。

Qお薬に対して不安がある方もいらっしゃると思います。
A
六本松えさき皮膚科クリニック 治療に用いる薬について、しっかりと説明を行う

▲治療に用いる薬について、しっかりと説明を行う

前述のとおり、ステロイド薬には副作用のリスクがあります。しかし、患者さんの皮膚の状態に合わせて適切な強さと量を用いれば、決して怖いお薬ではありません。また、長期間使い続けるのではなく、主として症状が激しい時に使用します。ステロイド以外のお薬では、中等症以上のアトピー性皮膚炎に使用できる生物学的製剤が新しく登場し、当院でも取り扱っています。2週間または4週間に1回の頻度で注射を打ち、これを少なくとも3〜4ヵ月継続していただきます。様子を見て、症状の緩和が期待できる場合は期間を延長し、1年ほど治療を続けます。重度もしくは中等症以上のアトピー性皮膚炎の方は、諦めずに相談に来ていただきたいと思います。

Qアトピー性皮膚炎の方のスキンケアのポイントを教えてください。
A
六本松えさき皮膚科クリニック 一人ひとりの状態や悩みに合わせて治療を進めていく

▲一人ひとりの状態や悩みに合わせて治療を進めていく

ありきたりかもしれませんが、皮膚を常に清潔にしておくことが大切です。高額なスキンケア用品が必要なわけではありません。汗をかいたり汚れたりしたら、シャワーを浴びて清潔にすること。外出先で難しいときは、自分の肌に合うボディシートなども活用しましょう。そして、基本的に皮膚は乾燥するだけでかゆみを伴うことがありますので、保湿クリームを活用して肌の潤いを保ってください。シャンプーやボディソープなども、自分の肌に影響が起きないものであれば自由にお使いいただけます。洗いすぎたり皮膚をゴシゴシと強くこすったりせず、優しく洗ってしっかりすすぐことを心がける。基本的なスキンケアはこれで大丈夫です。

ドクターからのメッセージ

江崎 仁一院長

私自身、幼い頃にアトピー性皮膚炎で悩んだ時期があり、患者さんやその親御さんの気持ちがよくわかります。長年の研究と臨床経験をもとにした治療、そして近年の治療薬の進歩により、今は複数の選択肢の中から一人ひとりのライフスタイルやご要望に合った治療方法が選べる時代となっています。日々の暮らしの中で、かゆみや湿疹でつらい思いをすることがQOLに大きく関わりますので、まずはそのかゆみや湿疹を抑えて日々の暮らしが少しでも楽になるためのご提案をさせていただきます。その上で、病気とどう向き合っていくか、寛解に向けてどのように進めていくかを丁寧にサポートさせていただけますと幸いです。

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