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坂本 淳 院長の独自取材記事

ロータス歯科クリニック

(佐倉市/志津駅)

最終更新日:2025/06/13

坂本淳院長 ロータス歯科クリニック main

「食べることは生きること。いつまでも自分の歯でおいしい食事を」と語るのは、志津駅から徒歩5分、スーパーマーケット敷地内に開業した「ロータス歯科クリニック」の坂本淳院長だ。歯科医師の父を持ち、将来を見据えて新たな地での開業を決意した坂本院長は、誰もが通いやすい環境づくりから金属を使わない新しい治療まで、患者の長期的な健康維持を第一に考えた診療を実践している。治療前後の写真を見せることで患者の意識改革にも取り組む坂本院長に、歯科医療への思いと今後の展望を聞いた。

(取材日2025年5月13日)

誰でも気軽に来院できるようと幅広く対応

開業されたきっかけや、この地域を選ばれた理由を教えてください。

坂本淳院長 ロータス歯科クリニック1

父が歯科医師で、以前は父の歯科医院で働いていたんです。ただ、その地域は高齢の方が多く、10年後、20年後を考えたとき、患者さんの数が減っていくことが心配でした。そこで将来を見据えて新しい地での開業を決意したんです。この場所を選んだのは、誰もが通いやすいようにという思いからでした。スーパーマーケットの敷地内なら、買い物のついでに気軽に立ち寄れますからね。内装も高級感を出しすぎると入りにくいと感じる方もいるので、そのバランスを考えてデザインしました。個室は自由診療で使うことが多いため、落ち着いた雰囲気にしています。誰でも入りやすい環境をつくることが、長く地域に貢献できる歯科医院の第一歩だと考えました。

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

もともと別の仕事をしていたんですが、父親が歯科医師だったこともあり、将来について考えた時に歯科医師という道が自分にとって適切なのかなと思ったんです。実際に歯科医師になってみて気づいたのは、この仕事がここまで感謝される仕事なのかということでした。例えば、痛くて噛めなくて困っていた患者さんが、治療後に「何でも噛めるようになって、おいしく食べられるようになった」などと言ってくださったのなら本当にうれしいです。食べることは生きることそのものですから、その基本的な楽しみを取り戻すお手伝いができるというのは、歯科医師としての大きなやりがいだと感じています。

クリニック名の「ロータス」には、どのような思いが込められているのでしょうか。

坂本淳院長 ロータス歯科クリニック2

実はあまり深い意味はないんです(笑)。場所柄、スーパーの敷地内にあるので、「坂本歯科」のような名前だと違和感があると思いました。何か良い名前はないかと考えていたときに、響きの良さからロータス(蓮)という名前を思いつきました。蓮の花をイメージしてロゴも作りましたね。周辺の地域には子どもからお年寄りまで幅広い層の方が住んでおり、患者さんもさまざまな年代の方が来院されます。診療科目も歯科、小児歯科、歯科口腔外科と幅広く対応しています。誰でも気軽に来院できるようにと考えたのが、立地選びにもつながっているんです。

理解しやすい丁寧な説明とこまやかな配慮を意識

患者さんとの接し方で心がけていることはありますか。

坂本淳院長 ロータス歯科クリニック3

まず何より大切にしているのは、治療内容をしっかり説明して患者さんの同意を得ることです。ただ説明するだけでは患者さんも「はいはい」と聞くだけで、実際はよく理解していないことも少なくありません。そこで当院では、ほとんどの場合に治療前、治療中、治療後の写真を撮って説明するようにしています。視覚的に見ていただくことで、ご自身の口腔内の状態や治療内容をより理解していただけるでしょう。また、皆さん緊張して来院されるので、少しでもリラックスできるよう配慮しています。特にお子さんの場合は無理に治療せず、できることだけやるという姿勢を大切にしています。できなかったら練習して少しずつ慣らしていくこともあります。子どもが自ら口を開けてくれるようになることが大切です。

今後特に注力されたい診療や治療法はありますか。

これからは金属を使わない治療に特に力を入れていきたいと考えています。従来の歯科治療では、詰め物やかぶせ物に金属を使うことが一般的でした。しかし、歯科医療の発達や材料の進化により、金属を使わない治療が可能になってきています。保険診療でも一部金属を使わない治療ができますし、自由診療ではさらに選択肢が広がります。患者さんにとって一番わかりやすいメリットは見た目の良さですが、それだけではありません。虫歯のなりやすさ、なりにくさといった点でもメリットがあるんです。口腔状態や見た目が良くなれば、患者さんも自分の歯を大切にしようという意識が高まり、結果として歯の健康維持につながると考えています。

予防歯科についての考えをお聞かせください。

坂本淳院長 ロータス歯科クリニック4

欧米では「虫歯にならないように歯科医院に行く」という考え方が一般的ですが、日本ではまだ「痛くなったから、虫歯になったから歯科医院に行く」という方が多いと感じています。この意識を変えていきたいですね。虫歯にならないため、痛くならないようにするための予防が本当に大切なんです。当院では、正しいブラッシングの指導に力を入れています。多くの方は歯ブラシの持ち方から間違っていることが多く、まずは鉛筆持ちで優しく1本ずつ磨くことから指導しています。また、歯と歯茎の間に毛先を斜め45度に入れて細かく振動させるバス法と呼ばれる磨き方も教えています。こうした基本的なセルフケアができていないと、どんなに定期的に歯科医院に通っても効果は限定的です。この地域の方々に予防の大切さを広めていきたいと思っています。

地域の人々の健康な歯と笑顔を守るために

口腔内への意識を高めるための取り組みを教えてください。

坂本淳院長 ロータス歯科クリニック5

従来の歯石取りやクリーニングに加えて、歯茎のマッサージや歯の白さを向上させるための処置なども取り入れています。こうした付加価値のあるケアを通じて、口の中の印象を変え、患者さんの口腔内への興味や意識を高めていくことをめざしています。例えば、車で例えるとわかりやすいかもしれません。ボロボロの車に乗っていると「まあいいや」と洗車もしなくなりがちですが、ピカピカの自分の気に入った車だったら、汚れたらすぐに磨きたくなりますよね。それと同じで、見た目がきれいな歯になると、それを維持したいという気持ちが自然と生まれるものです。半年ごとの定期検診で以前と比べて「こんなに良くなったんだ」と実感していただきたいですね。

スタッフとの連携や、クリニックの今後の展望についてお聞かせください。

スタッフへは、仕事は仕事としてしっかりと割り切って接するようにしています。私がいないところでもスタッフ同士で連携を取って対応してくれているので、任せられるところは任せていますよ。開業当初からのスタッフがほとんど残っているのは、チームワークがうまくいっている証だと思います。頼りになるスタッフがいるからこそ、私も安心して治療に専念できるんです。今後の展望としては、先ほどもふれた金属を使わない治療をさらに推進していきたいですね。見た目の改善だけでなく、再治療のなりにくさという点でもメリットがあります。患者さんによって優先したいポイントは異なるので、それぞれに合わせた提案をしていきたいと考えています。患者さんの口腔内への意識を高め、長期的な健康維持につながる診療を続けていきます。

最後に、地域の方へのメッセージをお願いします。

坂本淳院長 ロータス歯科クリニック6

私事ですが1歳の子どもがおり、休日は家族と過ごす時間を大切にしています。患者さんにも家族のような気持ちで接し、長く通っていただける歯科医院でありたいと思っています。食べることは生きることそのものです。食べられなくなれば、生きる楽しみの大きな一つが失われてしまいます。それを防ぐためにも、歯の重要性をしっかりと伝えていきたいと思っています。患者さんには、ご自身の口腔内に興味を持ってもらえるように一緒に取り組んで行きます。その結果家族のように患者さんともともに成長ををしていきたいですね。何か困ったことや気になる症状があれば、気軽にご相談ください。

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