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山岡 健太郎 院長の独自取材記事

やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック

(香芝市/五位堂駅)

最終更新日:2024/05/31

山岡健太郎院長 やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック main

近鉄大阪線五位堂駅から徒歩2分、新築のメディカルビルの4階に2024年4月に開業した「やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック」。院長の山岡健太郎先生は土庫病院奈良大腸肛門病センター(現消化器・肛門病センター)」に長年勤務し、副センター長も務めたおなかとおしりの疾病のスペシャリストだ。胃や腸の不調、肛門の痛み・出血などさまざまな症状に悩む患者が気軽に受診しやすい環境を整え、内視鏡などの検査から診断までをスピーディーに行っている。幼い頃から慣れ親しんだ香芝の地で、人々の健康に貢献していきたいと語る山岡院長に、地域医療への思いを聞いた。

(取材日2024年4月10日)

思い立ったらすぐに受診できるクリニックをめざして

先生のご専門について教えてください。

山岡健太郎院長 やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック1

消化器内視鏡を専門としています。大学卒業後、大和高田市にある土庫病院に消化器外科の医師として20年近く勤務し、診察や内視鏡検査、手術を担当してきました。他の病院で診断がついた方が来院するのではなく、何かしらの症状があって初診で来られる患者さんがほとんどでしたので、診断から治療、手術までを一貫して手がけていました。内視鏡に関していうと、大腸の検査をしたり、ポリープを取ったりといったことはもちろん、消化器の疾患について幅広く診療しており、その時の経験が今に生きていると思います。

医師を志したきっかけはどのようなことでしたか?

小さい頃、耳や扁桃腺の病気でよく病院に通っていたので、もともと少し興味があったのかなと思います。漠然とですが、人のためになる仕事ですし、厳しい面はありますがやりがいがあると考えていましたね。消化器外科を選んだのは、土庫病院で初期研修を受けさせてもらったことが大きかったと思います。当時、初期研修は義務ではなかったのですが、やはり初めの2年はきちんと研修を受けたいと考えたんです。研修させていただく中で、同院の消化器や肛門の病気に関する高い専門性に魅力を感じ、卒業後はそのまま働かせていただくという選択をしました。上司の先生方にはいろいろとご指導いただき、特に、患者さんへの向き合い方はたいへん影響を受けました。

開業の経緯をお聞かせください。

山岡健太郎院長 やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック2

長年勤務医として働いていましたが、患者さんがなかなか予約が取りづらいという状況がありました。そこで、もう少し予約が取りやすく、患者さんが受診しやすいクリニックをつくりたい、とふと思ったことがきっかけです。当初は「そういう選択もありなのかな」程度に思っていたのですが、たまたまこの場所と巡り合いました。私は幼い頃から香芝市で育ちました。開業するなら自分が慣れ親しんだ土地で地域医療に貢献したいと考えており、その条件がそろったことから開業に踏みきったんです。内視鏡検査では鎮静剤を使用する場合もあるので、基本的に検査後は車の運転はできません。ですから、交通の利便性が高いという立地も決め手になりました。また、土庫病院ともそこまで離れていないので、連携がしやすいという利点もあります。

胃腸の内視鏡検査から肛門日帰り手術まで幅広く対応

どのような主訴の患者さんが多いですか。

山岡健太郎院長 やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック3

当院は「おなか」と「おしり」の専門クリニックをうたっていますので、消化器系の症状について、幅広い患者さんが来院されます。胸焼け、胃の痛み、下痢、腹痛、おしりからの出血や痔の症状を含めて、胃、腸、肛門に関する症状を訴える方が思った以上に多いですね。また、内視鏡検査を希望する方が多く、皆さん関心があるのかなと感じています。特に、胃の不調などの症状があるので、少し早めに検査をしてほしいという声はよくいただきますね。今までなかなか受診する機会がなかった患者さんが来院されているという印象です。

提供されている診療について教えてください。

腹部の不調など胃腸の症状や肛門の痛み・出血など幅広く対応しており、特に、胃と腸の内視鏡検査、肛門日帰り手術に注力しています。内視鏡やエコーなどの検査機器をそろえており、消化器系のさまざまな症状に対してスピーディーな検査と診断が可能です。例えば、検査しようと思っても予約が取れるのが1ヵ月後だと言われたら、ちょっともやっとしますよね。ですから、できるだけその日のうちに検査をしてある程度の診断までできるよう心がけています。おしりからの出血がある患者さんの内視鏡検査をしたら、痔ではなくがんが見つかるようなケースもありますからね。また、肛門鏡はモニターで画像を投影し、患者さんに説明しながら見ることが可能です。肛門科の診療は、恥ずかしい、ハードルが高いという方もいらっしゃると思いますので、ゆくゆくはレディースデーなども考えていきたいと思っています。

診療時はどのようなことを心がけていますか。

山岡健太郎院長 やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック4

患者さんファーストの診療を心がけています。中には薬だけで様子を見たい方もいれば、検査を希望する方もいらっしゃいます。ですから、それぞれの方の訴えや希望をきちんと聞いた上で、ご本人が納得するようしっかりとお話をしながら治療するようにしています。また、鎮静剤を使用した内視鏡検査を希望される方が多いので、患者さんの安全や利便性を考慮して検査ベッドにもこだわりました。内視鏡検査の一般的な段取りとして、検査後に歩いてリカバリー室へ移動し、椅子で休むのですが、鎮静剤が残ったまま歩くと、転倒してけがをする可能性があります。当院の検査ベッドは椅子にもなるタイプなので、検査後ベッドに寝た状態でリカバリー室に移動して、そのまま休むことが可能です。あるいは大腸検査の前にはベッドを椅子にして、座った状態で下剤を飲むこともできます。移動に伴うスタッフの労力も少なく済む利点もあり、このベッドを4台備えています。

早期検査、早期発見、早期治療で地域医療に貢献を

クリニックのロゴはやわらかいイメージですね。

山岡健太郎院長 やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック5

ロゴになった花は、香芝市の市花のスミレなんです。スミレの花言葉に「誠実さ」というのがあって、思いつきではあるのですが「これはいいな」と思い取り入れました。あとは、胃の形とその周りに線で描いてあるのが腸を表しています。それにロゴ全体を見ると、なんとなく山岡のイニシャル「Y」にも見えるでしょう? 実は、ロゴを決めるにあたっては妻と娘の意向が強くて、あまり私の意見は通りませんでした(笑)。内装でこだわったこととしては、内視鏡室を広めに取ったことでしょうか。いろいろな処置がしやすいこと、またスタッフの動きやすさにも配慮しました。

開業したばかりでお忙しいと思いますが、休日はどんなふうに過ごされていますか?

普段は健康維持のため、ジムでトレーニングをしています。通い始めてもう5年以上になりますが、最近は開業準備で忙しかったこともあり、まったく行けていないんです。特定のスポーツは特にやっていないのですが、大学時代はソフトテニス部に所属しており、社会人になってからは硬式テニスをやっていました。また、得意というわけではないのですがギターを弾くのが好きだったので、今も遊びでちょこちょこ練習しています。でも、これも近頃はできていないですね。今はもっぱら、自宅で筋トレをしています。

読者へのメッセージをお願いいたします。

山岡健太郎院長 やまおか胃腸・内視鏡内科クリニック6

いろいろ症状はあるのに、病院にかかるのはハードルが高くてなかなか足を運べないという方はたくさんいらっしゃると思います。そんな方にもぜひ早めに受診してほしいと思い、このクリニックを開業しました。まずは気軽に来院し、何でも相談していただきたいですね。そして、必要な場合は早めに検査をして、がんやポリープなどの早期発見につなげたいと思います。平日は少し遅めの18時30分まで診療を受けつけていますので、仕事帰りにも来院いただけるかなと思っています。香芝市は、これからますます発展していく地域です。慣れ親しんだ土地が発展し、そこに住む皆さんに貢献していけるということが、自分にとって一番うれしいことです。胃腸と肛門の疾患だけでなく、一般的な病気もある程度診させてもらっていますので、どんな些細なことでもぜひご相談ください。

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