痛みの根本改善をめざす
理学療法士によるリハビリテーション
たちはら整形外科・肩とスポーツのクリニック
(明石市/人丸前駅)
最終更新日:2024/09/10


- 保険診療
年を取るとともに多くの人が悩まされる肩や腰、膝の痛み。腱板断裂、椎間板ヘルニア、半月板損傷と呼ばれる治療が必要な整形外科疾患である場合も多い。手術を回避しつつ、痛みを取ることをめざすだけでなく、症状を根本から改善し再発しにくい体をつくるために、「たちはら整形外科・肩とスポーツのクリニック」では、立原久義院長と長くタッグを組んできた水島健太郎さん・三宅崇史さん・川上純平さんをはじめ、7人の理学療法士によるリハビリを提供。手術後のリハビリの経験も豊富で、骨折や腱板断裂などの手術後にも安心して通うことができるだろう。「痛みを取って、患者さんがやりたいことを笑顔でできるようにするのが僕らの使命」と語る立原院長、3人の理学療法士に同院のリハビリについて語ってもらった。
(取材日2024年8月8日)
目次
「患者が痛みなしにやりたいことを笑顔でできる」が目標。痛みの根本原因から改善を図るリハビリを提供
- Qこちらのリハビリの特徴について教えてください。
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A
▲しっかりと時間を確保し、一人ひとりに沿ったリハビリを提供
【水島さん】可能な限りリハビリを1セッション40分にしている点です。一般的なクリニックより長く取っている分、特に初回受診時には体のどこが悪いのかを丁寧に評価することに注力しています。触って検査をするだけでなく、超音波エコーなどの機器も使って根本の原因を探り、それに合せたリハビリ計画を立て実行することで、症状の改善を図ります。また、ご高齢の方では老化とともに背中が丸くなった結果、肩や腰、膝に負担がかかり、不調につながるケースが多く見られます。再発を予防するためには、姿勢改善が必要。当院ではピラティスの考え方も取り入れています。理学療法士が1対1で一人ひとりに合った方法を提案します。
- Qリハビリの際、大切にされていることはありますか?
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A
▲患者とのコミュニケーションを大切にしながら取り組んでいる
【川上さん】もし自分や自分の家族だったらという気持ちで患者さんに接することを心がけています。患者さんの状況を見て、痛みや動きにくさはあるかなど、患者さんの話をしっかりと聞きます。また、自宅でできるリハビリや気をつけてほしいことをお伝えし、次に来られた際に必ず様子を確認するなどコミュニケーションをとり、一方通行ではなく患者さんとともに解決の道を探していくことを大事にしています。患者さんに安心してクリニックに通っていただき、ハッピーな気持ちで帰っていただけるような環境を今後もめざしたいと思っています。
- Qリハビリを受ける患者さんに大切にしてほしいことはありますか?
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A
▲患者自身が自分の体に興味を持ち、セルフケアを行うことが重要
【三宅さん】最終的には自身で健康状態を維持していただくことが重要だと思っています。例えば歯の治療をした後、その状態を保つために、歯磨きをする習慣などのセルフケアが必要なのと同じで、リハビリも最終的にはセルフケアが必要です。そのためには自身の体に興味を持ち理解してもらうことが大切だと考えています。専門用語を使わずできるだけわかりやすい言葉での説明や超音波エコーを使い可視化するなどして、患者さんに自分の体に興味を持ってもらうことを意識しています。治療を終えて僕たちの手から離れていったとしても、良い状態を維持していただけるのが一番だと思うのでそういう患者さんを増やしていければとてもうれしいですね。
- Q経験豊富な理学療法士がそろっていると聞きました。
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A
▲豊富な経験と知識を備えた理学療法士たちが在籍している同院
【水島さん】そうですね。大久保病院時代から立原院長と10年以上タッグを組んで、治療にあたってきた理学療法士もたくさんいます。多くの経験を積んできているので、構造が複雑で治療が難しい肩も充実したリハビリを提供できると思います。また、手術後のリハビリ経験も豊富です。例えば腱板断裂手術であれば再断裂しないように、人工関節手術であれば脱臼しないようにと手術によってリハビリで注意する点は異なり、適切なリハビリを提供するには経験が必要なんです。立原院長は今も週1回大久保病院で手術を担当しているので、手術が必要になった場合も安心して送り出せますし、手術後はしっかりと当院でリハビリできる点は強みだと思います。
- Q医師やスタッフとの連携について教えてください。
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A
▲医師とスタッフが密に連携を取り、患者をサポートする
【三宅さん】立原院長から理学療法士への一方向の指示だけではなく、僕たちが患者さんの状態で気づいたことを立原院長に伝えて治療に反映してもらうようにもしています。また、看護師、受付や放射線科などの部署間の風通しも良く、一緒に昼ご飯を食べながら患者さんの情報を共有するなどしています。【川上さん】患者さんが次に来られた時に連続性を持った指導ができるように、毎回の指導内容や次回チェックすることをカルテにきちんと書き残し、他の理学療法士と情報共有しています。【水島さん】技術を磨くために、週1回、超音波エコーなども使いながらスタッフ同士で練習をしています。また解剖などの知識を養う勉強会にも参加しています。