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河野 未央 院長の独自取材記事

K デンタル

(横浜市青葉区/市が尾駅)

最終更新日:2025/05/14

河野未央院長 K デンタル main

東急田園都市線・市が尾駅から徒歩約6分の住宅街の一角にある「K デンタル」。院長の河野未央先生は、「大好きな子どもたちを診療したい」という思いから小児歯科の道を志し、小児歯科・小児矯正歯科を中心に、子どもから大人まで幅広い世代の歯科医療を支えている。自身も2人の子どもを育てる母である河野院長は、子育て中の母親たちから「母親や子どもの気持ちをよくわかってくれる」と、頼りにされているという。「困った時に、いつでも相談できるかかりつけ医でありたい」と話す河野院長は、家族皆で通える地域に根差した歯科クリニックをめざし、日々の診療に尽力している。朗らかで温かな人柄の河野院長に、自身のモットーや診療へのこだわりを聞いた。

(取材日2025年3月24日)

子どもの歯並びから高齢者の入れ歯治療まで

クリニックの患者層について教えてください。

河野未央院長 K デンタル1

私の専門が小児歯科、中でも特に小児矯正歯科ということもあり、小さなお子さんの歯並びを心配されるお母さんや中学生、高校生を中心に、矯正に関するご相談が多いですね。特に最近では、目立たない矯正装置を希望される方も増えています。一方で、ここ市が尾は戸建ての多い住宅地で、長くお住まいの方の割合が高いため、ご年配の患者さんもたくさんいらっしゃいます。ご高齢の患者さんも、金属のバネが見えない入れ歯など、審美性に配慮した入れ歯を希望される方が多くなっています。治療の結果だけでなく、過程においても患者さんのご希望に合った治療を提供できるように、新しい治療法も導入できるように努めています。

小児歯科の診療で特に心がけていることはありますか?

お子さんの治療は、最初からスムーズに進むとは限りません。恐怖心や苦手意識が強く、治療に時間がかかることもあります。そのため、治療を始める前にお子さんの様子をしっかりと把握し、保護者の方の付き添いが必要かどうかを判断するようにしています。また、お子さんの機嫌は日によって大きく変わるので、治療を始める前に世間話をしたり、お子さんの好きな話題を話したり、リラックスできる雰囲気づくりも心がけていますね。もし治療に抵抗があるお子さんがいれば少しずつステップを踏みながら、治療内容を変えたり、遊びを取り入れたりするなど、柔軟に対応するようにしています。お子さん一人ひとりの性格やペースに合わせて向き合うことが大切だと考えています。

障害のあるお子さんの診療もされていると伺いました。

河野未央院長 K デンタル2

はい。当院では障害のあるお子さんの診療も受け入れていますし、できる限り治療したいと思っています。検診や練習を通して、少しずつ治療に慣れてもらえるようサポートしています。また、お子さんの年齢や性格によっては、保護者の方に診療室に入っていただいたほうが、安心できる場合もあります。そのような場合や、普段お子さんがどんな治療を受けているのか見てみたいというご要望があれば、保護者の方にも診療室に入っていただいています。もちろん治療に関しては事前に保護者の方に治療内容を説明し、同意を得てから行い、途中で治療が変わる場合もその理由を説明し、納得していただけるように努めています。

矯正への抵抗感が薄れ、当たり前に

最近は矯正をされる方が増えているようですね。

河野未央院長 K デンタル3

周りに矯正をされている方が増えてきて、特別なものではなく当たり前に近づいてきましたね。矯正器具についても目立ちにくい装置になり、昔に比べて抵抗感がなくなってきたように感じます。男の子でも、顎のゆがみや前歯のガタガタをお母さんが気にして、相談にいらっしゃることが以前に比べて多くなっています。

矯正についての相談では、どのような内容が多いですか?

矯正を行う時期について、いつ頃が良いのかと聞かれることが多いですね。1歳児健診の時は乳歯がまだ完全に生えそろっていないので、後から歯並びが変わってくる可能性があります。ですから、3歳の時に噛み合わせをチェックして、矯正をしたほうが良いかどうかを判断します。矯正をする場合も、早めに行ったほうが良いケースと、ある程度大きくなるまで待ったほうが良いケースと両方あります。早めが良いのは顎がずれていたり、受け口など骨格性の場合で、乳歯のうちに矯正するのをお勧めします。一方、顎に問題がなく歯の生え方がガタガタであるというような場合は、5〜6歳まで待って永久歯に生え替わるタイミングで矯正したほうが矯正期間も短くなりやすいです。子どもの歯並びについて気になっている方も多いと思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。

お子さんの矯正で注意されていることはありますか?

河野未央院長 K デンタル4

矯正は期間が長くかかることもあり、最初は興味があったり、やる気があっても、続けていくうちにモチベーションが下がってしまうこともあります。お子さんとうまくコミュニケーションを取り、矯正を続けられる環境や関係性をつくることに気を配っています。また、歯並びについては、幼少期の指しゃぶりや口呼吸などの習癖が影響しやすいので、気になる場合は早めにご相談に来ていただきたいですね。

家族皆で通える歯科医院をめざして

審美性に配慮した入れ歯治療のご相談も多いそうですね。

河野未央院長 K デンタル5

そうですね、一般的な保険適用の入れ歯は、金属のバネが見えてしまったり、プラスチック製で厚みがあったりするため、見た目や装着感に違和感を感じる患者さんもいらっしゃいます。自由診療のノンクラスプデンチャーという入れ歯は金属のバネを使用せず、より装着時にフィットするように薄く作ることができるのがメリットです。歯にぴったりと吸着するようなフィット感が期待できる、比較的柔軟性がある素材を使っているのが特徴です。インプラントには抵抗があるけれど、自然な見た目に仕上げたい方にご要望いただくことがあったので、対応できるようにしたいなと思って導入しました。

保険診療と自由診療の違いについて、どのように説明していますか?

治療を選ぶとき、患者さんはまず保険診療を希望されるのではないかと思います。ただ、別の方法で治療を受けたいと自由診療を検討される方もいらっしゃいますよね。そういったときには、まずどちらを選択されるかは別として、保険診療と自費診療の違いをしっかり説明するようにしているんです。どんな治療ができて、どこに違いがあるのか、メリットとデメリットをお伝えします。もちろん、「保険診療だけで大丈夫です」という方には、保険の範囲内でできる治療をします。もし、「自由診療もちょっと気になるな」という方がいれば、保険診療と比較しながら、どんな治療ができるのか、材料や期間、費用など、詳しくお伝えしますね。最終的にどちらを選ぶかは、患者さんご自身に決めていただきますが、どんな選択をされても、納得して治療を受けられるよう、コミュニケーションを大切にしています。

患者さんとどのような関係を築きたいですか?

河野未央院長 K デンタル6

患者さんは地域にお住まいの方々です。住宅街ということもあり、ファミリー層からご高齢の方まで、幅広い年齢層の患者さんに来院していただいています。めざしているのは、ご家族全員の「かかりつけの歯科医院」としてご利用いただけることですね。何かお困りのことがあったときに、「とりあえず相談してみよう」と、気軽に頼っていただけるような存在でありたいと思っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

今後も特に力を入れていきたいと思っているのは、小児歯科と矯正歯科です。最近、学校の歯科検診で、お子さんの歯並びについて指摘を受ける親御さんが増えているようです。ですので、定期検診を通して、お子さん一人ひとりに最適な矯正のタイミングや方法をご提案したいと考えています。患者さんにとって、歯科医院は長いお付き合いになることが多いからこそ、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ノンクラスプデンチャー/11万円~、矯正歯科/全顎矯正:80万円程度、部分矯正:30万円~、床矯正(子ども)/5万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/成人:30万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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