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松原 章宏 院長の独自取材記事

岩倉きぼうクリニック

(岩倉市/岩倉駅)

最終更新日:2025/04/07

松原章宏院長 岩倉きぼうクリニック main

岩倉駅から徒歩約9分、ショッピングモールや飲食店が並ぶ活気あるエリアにある「岩倉きぼうクリニック」。松原章宏院長は日本皮膚科学会皮膚科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を持ち、幅広い皮膚疾患の治療に取り組む。「教科書的な治療だけでは改善しないことも多いのが皮膚疾患です。だからこそ、経験や知識、技術と設備を組み合わせて、適切な治療を提供したい」と力を込める。ニキビやアトピー性皮膚炎のように、なかなか治らず体質だと諦めている人にこそ、メリハリの効いた治療を受けてほしいと語る松原院長。さまざまな治療の実態や完治をめざす松原院長の熱い想いを聞いた。

(取材日2025年3月3日)

どのような症状でも、適切な治療を提供したい

皮膚科医になった経緯を教えてください。

松原章宏院長 岩倉きぼうクリニック1

父が医師で、保健所長を務めていたこともあり、医師という仕事は身近なものでした。医学部に入ってさまざまな分野にふれ、皮膚科領域に興味を持ちました。目に見える疾患を診るという明快さや、医師の知識・技量が結果にわかりやすく反映されるところも、自分に合っていると感じたんです。その後、光線治療などさまざまな分野で業績を重ねてきた名古屋市立大学で学び、その想いは強くなりました。だからこそ、経験を重ねて腕を磨き、さらに先進の知識や情報にアップデートして、適切な治療を実践したいと思っています。私は口下手であまり話すのは得意ではないのですが、そのぶん患者さんに満足していただける治療成果を出したいと努力を重ねています。その成果が表れやすいと感じている、皮膚科という分野が天職だと思っています。

なぜ岩倉市にクリニックを開業されたのですか?

開業にあたっては、親しみのあったエリアで、良いと思った場所を探しました。学生時代を過ごし、江南厚生病院で勤務していた江南市や、その近隣の岩倉市の様子はよく知っていたんです。名古屋市のベッドタウンとして、皮膚科の需要もあるだろうと考えました。ふたを開けてみると、近所の患者さんはもちろん、クチコミを聞いてわざわざ足を運んでくださる遠方の患者さんもいて、ありがたいことです。皮膚科というと、美容皮膚科など自由診療の領域もあるのですが、個人的には保険診療・自由診療に関わらず、症状に対し適切な治療を選べる環境が重要だと思っています。気になる症状があってご相談いただいたとき、保険診療の後に自由診療に切り替えて治療を行う場合や、あえて自由診療での治療を進める場合もあり得るからです。

適切な治療を提供したいという想いが強いのですね。

松原章宏院長 岩倉きぼうクリニック2

例えば目の下にブツブツができる汗管腫は、皮膚科に行くと美容皮膚科に、美容皮膚科では皮膚科の受診を勧められるようなこともあるんです。普通の皮膚科でも、美容皮膚科でも対処が難しい症状にも、積極的に取り組みたいですね。私自身、若い頃に毛深いことに悩んで、美容皮膚科に通ったことがあります。しかし、当時はまだまだ男性の患者は少なく、サロンのようなクリニックは男性にとって通いづらいと感じました。今はそれほど抵抗のある方は少なくなったのでしょうが、誰でも気軽に悩みを相談できるような場所でありたいんです。その治療が美容皮膚科の範囲内なのかどうかではなく、困ったことがあれば相談し、適切な治療を選べるクリニックでありたいと思っています。

酒さ・ニキビ・アトピー性皮膚炎の治療に注力

酒さ・赤ら顔の治療が得意だとお聞きしました。

松原章宏院長 岩倉きぼうクリニック3

赤ら顔の症状や原因はさまざまで、湿疹やかぶれがあったり、ヒリヒリと痛んだり、かゆみが出たりします。普段は赤くないのに緊張などで赤くなる場合もありますね。化粧品のかぶれが原因の場合もあれば、実は膠原病だったという例もありました。皮膚科の医師であっても、赤ら顔や酒さの診断をし、原因を突き止めて適切な治療を行うのは、容易なことではありません。いくつものクリニックを巡って、少し治ってはまた悪化する、ということを繰り返している患者さんが多いと感じます。酒さについては、安城市の「咲くらクリニック」の院長が酒さに精通した方で、適切な診断と治療について学びました。皮膚科の中でも経験がないとなかなか難しい分野だと思うので、悩んでいる方の力になれたらと思っています。

ニキビ治療を求めて訪れる患者さんも多いそうですね。

ニキビは身近な疾患ですが、症状の度合いによって治療は変わってきます。軽度のものであれば塗り薬や飲み薬で対応、ニキビ痕がクレーター状に深くへこんでいるものには自由診療を行うことが多いですね。ホルモンバランスの乱れでニキビができてしまう場合は、漢方を併用することもあります。市販の薬や自己流でのスキンケアには限度があると思います。ニキビの数や量が多かったり膿がたまったりしている場合は悪化する可能性もあるので、早めに医療の力を借りてほしいですね。

アトピー性皮膚炎の治療に力を入れているとお聞きしました。

松原章宏院長 岩倉きぼうクリニック4

子どものアトピー性皮膚炎を放置していると、その他のアレルギー疾患も引き起こされる「アレルギーマーチ」という現象があります。この流れを止めるためにも、なるべく早いうちにアトピー性皮膚炎の治療を始めてほしいです。当院ではメリハリをつけた治療を方針としていて、必要に応じてステロイドを使用しますが、不必要に続けることはありません。重症のアトピー性皮膚炎でステロイドによる治療を拒否するのは、火事に例えれば「大きな火の手が上がっているのにコップで水をかけているような状況」だと思います。一方で、ステロイド以外の薬もさまざまな物があるので、適切に処方していきます。重度の場合には注射という選択肢もあります。症状を見極め、必要な治療を必要なタイミングで実施しています。

「必ず良くしてあげたい」という強い想い

クリニックの強み、特徴は何でしょうか?

松原章宏院長 岩倉きぼうクリニック5

私は皮膚科専門医に加えて、アレルギー専門医も取得しています。専門的な知識と経験による診療の提供を心がけているので、患者さんに少しでも安心していただけたらうれしいです。また、粉瘤の手術なども積極的に行っています。簡単な手術であれば、別の病院に足を運ぶのも面倒ですし、クリニックで完結できたほうが良いのでは、という考えからです。いつでも患者さんのためになることをご提案できないかと思っています。

モットーを教えてください。

私はとにかく口下手なんです。だからこそすてきなアドバイスはできませんが、きちんと症状にアプローチすることで、患者さんに納得してほしいと考えています。「治そう」という気持ちは、患者さんの次に強いと思っています。多少のリスクを背負っても、適切な治療法をお勧めし、覚悟を決めて、完治させようという気持ちに全力で応えたいですね。皮膚疾患においては、教科書的な治療だけではどうにもならないことがよくあるので、患者さんも新しいクリニックを次々に巡ることになりがちなんです。最後の駆け込み寺として、当院に足を運んでほしいですね。「必ず治したい」という強い気持ちで治療にあたっているので、ぜひ任せてもらえればと思います。

読者にメッセージをお願いします。

松原章宏院長 岩倉きぼうクリニック6

皮膚疾患は、治ったかそうでないかが、はっきりわかりやすいことが特徴だと思います。その厳しさと明快さの中で、毎日皮膚科医として努力を重ねてきました。もちろん、知識や技術を高めるだけでなく、必要な機械・設備を導入し、より幅広い疾患に対応できるよう整えています。例えば、エキシマライトを使った光線治療なども備えており、円形脱毛症や白斑、手や足に水ぶくれができる掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などに有用性を発揮します。新型コロナウイルス感染症の流行以降はマスクを着けることが増えて、口周りが荒れる口囲皮膚炎も増えているように思います。どのような症状に対しても全力で診療し、患者さんが満足できるような治療を提供し続けたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ニキビ痕へのケア/6980円~ ニキビ治療/1万9800円

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