大村 真基 院長、大村 恵美子 副院長の独自取材記事
千歳船橋おおむら歯科・矯正歯科
(世田谷区/千歳船橋駅)
最終更新日:2024/06/26

小田急線・千歳船橋駅から徒歩30秒。2024年3月に開業した「千歳船橋おおむら歯科・矯正歯科」は、駅から近く会社員や小さな子どもがいる家庭など、さまざまな人に通いやすい場所にある。メンテナンスをはじめとする一般歯科からインプラント、矯正まで幅広い診療に対応する。大村真基院長はインプラント治療の経験が豊富で、大村恵美子副院長は小児・成人両方の矯正を得意とする歯科医師だ。夫婦でもある真基院長と恵美子副院長の会話には、端々に互いへの信頼がにじむ。互いに協力し補い合う2人に、同院のコンセプトや診療方針、今後の展望について、詳しく語ってもらった。
(取材日2024年6月4日)
地域に根差し、健康と笑顔を生み出す場所をめざして
開業のきっかけについて教えていただけますか?

【真基院長】私と恵美子副院長は出身大学が同じなのですが、開業前は同じクリニックに勤めて、私はインプラントと一般歯科、副院長は矯正歯科を担当していたんです。二人とも親が歯科医師なので、クリニックを継ぐ選択肢もあったのですが、次第に自分たちのクリニックを開いて、私たちの子どもに働いている姿を見せたいと考えるようになったのです。
【恵美子副院長】開業場所を選ぶにあたっては、世田谷区内であることが大前提でした。私は3代続く歯科医師の家系の生まれなのですが、幼い頃から父の背中を見て育ったこともあり、せっかく開業するなら、生まれ育った世田谷エリアの地域医療に貢献したい。そうした思いから、ここ千歳船橋に開業するに至りました。
コンセプトを大切にしていらっしゃるそうですね。
【真基院長】当院のコンセプトは、「Healthy&Smile」です。当たり前のように物が噛めるとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、生涯自分の歯で噛むためには、定期的にメンテナンスをしてお口の健康を図っていかねばなりません。患者さんにとって、歯科医院というものは歯の痛みを感じてから行く場所だったかもしれませんが、これからは歯の痛みがなくても、定期的に予防のために通うものです。また、お口の健康だけでなく、思いっきり笑顔になれるような、理想の口元の実現のサポートをしています。患者さんがご自身の歯で食事を楽しむことだけでなく、生活の質(QOL)の向上もめざしています。
モダンな上質さが印象的な院内ですね。

【恵美子副院長】患者さんにとって居心地の良い場所になるよう、インテリアにはこだわりました。いわゆるクリニックらしい内装ではありませんが、当院は自由診療に比重を置いていることもあり、通い続けることにワクワクしていただけるような雰囲気づくりを心がけました。当院には3つ診察室がありますが、別途カウンセリングルームも設けています。個室で患者さんのお悩みをしっかり伺ってから治療を提案しますので、ご安心いただけるのではないでしょうか。患者さんにとって通いやすいクリニックにしたかったので、オンライン予約やスマホ診察券、デジタル問診票を導入して、キャッシュレス決済にも対応しました。
学び続ける姿勢と経験に基づいた診療
クリニックの診療方針について教えてください。

【真基院長】常日頃患者さんの健康を守ることを第一に、その時私たちが可能な限り、より新しくより良い治療を提供することを心がけています。私と恵美子副院長は、ともに大学病院で基礎を学んだ歯科医師です。どんなに最新のデジタル機器を使っても、実際に治療を行うのは人間ですから、技術を磨くことを怠ってはいけないと考えています。基礎があるからこそ先進の医療を学んで取り入れていけると思っていますので、これからも学び続けたいですね。
【恵美子副院長】私は大学で矯正の基礎を学んだ後も、臨床経験を積んできましたが、真基院長と同じ職場で働くようになったことで、得意分野を生かしながらお口をトータルに管理することが患者さんのQOLを高めることに気づきました。診療方針である「Healthy&Smile」は、お口の“健康”を表すブルー、その先にある“笑顔”をイエローで表して、クリニックがめざす想いをロゴに反映させました。
真基院長のご専門である、インプラント治療についてお聞かせください。
【真基院長】私が大学病院でインプラント治療を学んでから、25年がたちます。基本的な症例から専門性が必要な症例まで幅広く経験してきて、現在はクリニックという身近な場所で、一般歯科からインプラントまで担当しています。私はたくさんのインプラントの治療を経験していますが、インプラントはあくまで治療の選択肢の一つだと考えています。インプラントは自分の歯と同じような感覚で噛めるように導く治療です。ですが、ただ失った歯の代わりに骨の中にインプラントを埋めればいいというものではありません。いかにして長持ちさせるかが重要です。当院ではインプラントを埋める手術からメンテナンスまで一貫して私が担当します。経験豊富な歯科医師がトータルで責任を持って行いますので、安心してご相談ください。
恵美子副院長のご専門である矯正は、患者さんからのニーズが高いそうですね。

【恵美子副院長】当院では、子どもと大人両方の矯正を行っています。矯正治療の認知度が上がったこともあり、子どものうちから歯並びをきれいにしてあげたいと考える保護者の方も増えましたし、ご自分でしっかり調べてからお越しになる大人の患者さんも多いです。矯正治療も、インプラント治療と同じく選択肢の一つです。矯正には取り外し式、固定式、あるいは併用式と、さまざまな装置を患者さんのゴールに向かって選んでいきます。お口の状態に合わせて適切な矯正装置を提案しますので、まずはお悩みをご相談にいらしてください。また、矯正をするにあたって抜歯などの治療が必要な場合も院内で速やかに連携して行えるため、他のクリニックに行く必要もなく、スムーズに矯正を進めることが可能です。
幅広く専門的な治療を提供したい
患者さんに接する時に、どんなことを心がけていらっしゃいますか?

【真基院長】そうですね。当院にはさまざまな年齢の患者さんがいらっしゃいますが、「自分にとって大切な家族」に接するような気持ちを忘れないようにしています。ただお口の中を治療して終わりにするのではなく、全身の健康も考慮しています。歯の治療を通して患者さんに健康になっていただくことで、生きる喜びを感じていただきたい。その思いで診療しています。
【恵美子副院長】私はお子さんの矯正を通して、保護者に接する機会が多いので、同じ子を持つ親として寄り添うことを大切にしています。小児の矯正は保護者のご協力が不可欠ですので、保護者へのフォローにも注力していきたいですね。
今後の展望について教えてください。
【真基院長】まだ開業して間もないですが、ゆくゆくは「あそこに行けば安心だね」と思っていただけるような、地域の方に頼りにしていただけるクリニックにしたいと考えています。インプラントは歯を失ってから行う治療ですが、そうなる前の予防やメンテナンスのために、長く通ってもらえる場所になれたらうれしいですね。
【恵美子副院長】親子で通っていただけるクリニックをめざしています。お子さんの矯正がきっかけでご自分の矯正やホワイトニングを検討したり、メンテナンスの意識が高まる親御さんは少なくありません。当院は小さなお子さんから大人まで、幅広いお悩みに対応していますので、ご家族で長く通える場所づくりをしていけたらと思います。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【真基院長】クリニック選びで悩んでいる方の中には、クリニックの雰囲気がわかりづらいことでハードルの高さを感じている方も少なくないと思います。その点、当院は1階にありますし、ガラス越しに外から院内をご覧いただけます。気軽に最初の一歩を踏み出してほしいという思いから、あえて夜にはライトアップもしているんですよ。インプラントや矯正を検討している方だけでなく、まだ行きつけのクリニックがない方にとっても居心地の良い場所でありたいと思っています。当院は、お口の健康のために長く通えるクリニックをめざしていますし、ご希望の方や必要な方にはより専門的な治療を提供しています。患者さんが笑顔になれる場所をめざして、お一人お一人に真摯に向き合いますので、安心してご来院ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント(インプラント1次手術)/22万円、インプラント(インプラント2次手術)/11万円、上部構造/13万2000円~、小児矯正(乳歯列期からの早期治療)/22万円〜、小児矯正(混合歯列期)/44万円~、成人矯正/88万円〜
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。