受診しやすい環境を整え
地域住民の「健康相談所」をめざす
キュアステーション イオン葛西クリニック
(江戸川区/西葛西駅)
最終更新日:2024/04/10


- 保険診療
健康のことで気になることがあっても仕事や学校があって医療機関を受診できず、我慢したり市販薬でやりすごしたり、健康診断で異常を指摘されても放置してしまったり……そんな人も多いのではないだろうか。西葛西駅から徒歩10分のショッピングモール内にある「キュアステーション イオン葛西クリニック」は、土日祝日を含めて9時~20時30分まで、年末年始を除いてほぼ休みなしで診療。待ち時間短縮のため、診療予約や事前のウェブ問診システムを導入するなど、受診しやすい環境づくりに力を入れている。「クリニックというよりも、地域の方々がいつでも気軽に足を運べる『健康相談所』のような存在でありたいと思っています」と話す伊藤涼院長に、同院の受診しやすさにつながる取り組みについて話を聞いた。
(取材日2024年3月22日)
目次
土日祝日も含め夜遅い時間まで診療。事前問診システムやオンライン診療を導入し、患者の利便性を追求
- Q受診しやすい環境を整えているそうですね。
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A
▲院長に就任した伊藤涼先生
はい。寝込むほどではないが気になる症状がある、自覚症状はないが健康診断で異常を指摘されたといった場合、病院に行くだけで半日、場合によっては1日かかるとなると面倒に感じるでしょうし、仕事や学校を休んでまで受診するのはかなりハードルが高いと思います。当院は忙しい方でも受診しやすいように、土日祝日も含めて9時~20時30分まで診療しています。基本的には予約制ですが予約がなくても診察いたしますので、思い立ったタイミングで気軽に足を運んでいただきたいですね。また同じフロアに薬局がありますので、診察後の薬の受け取りもスムーズです。
- Q待ち時間を減らせる仕組みについて教えてください。
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A
▲工夫を凝らして、滞在時間を短縮できるよう努める
診療予約のほか、事前のウェブ問診システムも導入しています。診療予約を取る際に入力できるようになっていますので、パソコンやスマートフォンから事前に入力を済ませておけば、来院してからの待ち時間短縮につなげることができます。ウェブ問診は必須ではありませんが、事前入力することによってクリニック側も準備ができ、来院してからの待ち時間短縮につながります。また、医師が使用しているパソコンに各患者さんの在院時間が表示されていますので、なるべくお待たせしないよう気をつけながら診察しています。あとは、処方の参考にするために同じフロアにある薬局の在庫状況を共有いただいています。
- Qオンライン診療にも対応されていますね。
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A
▲オンラインでもしっかり診察できるよう、設備を整えている
対面診療でないことに不安がある方もいるようですが、通院や待ち時間の負担も軽減されますので、忙しい方はもちろん、子育て中や体調が悪くて来院が難しい場合なども受診しやすい仕組みです。詳しい身体診察ができない、コミュニケーションが取りづらいなどの弱みはありますが、特徴的な症状や病歴の問診を徹底することで、できる限り患者さんの状態を把握することができ、糖尿病など生活習慣病の管理の質にも差がなかったというデータも出ていますので、安心して利用していただきたいですね。花粉症や不眠症の患者さん、急な発熱や頭痛などでオンライン診療を利用される方が多いです。中には職場の昼休みに受診される方もおられます。
- Qオンライン診療の利用の流れや薬の受け取り方が知りたいです。
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A
▲適切な薬を処方するため、症状について細かく伝えることも重要
まず、当院のホームページにて診療日時を予約し、お名前やご住所、生年月日のほか、健康保険証やクレジットカードの情報を登録します。そして事前に問診票を記入し、予約時間にビデオ通話で診察を受けます。お薬は直接ご自宅に配送する方法と、患者さんが薬局に受け取りに行く方法があり、薬局で薬を受け取る場合はご自宅や職場近くの薬局を指定できます。注意点ですが、皮膚の症状は動画ではわかりづらいため、当院では写真に撮って送っていただくよう事前にご連絡しています。また、診察の結果、緊急性が高いと判断した場合は速やかに医療機関での対面診療を受けていただきたいと思います。