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井阪 憲哉 院長の独自取材記事

ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科

(堺市北区/中百舌鳥駅)

最終更新日:2024/04/03

井阪憲哉院長 ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科 main

大阪メトロ御堂筋線なかもず駅から徒歩6分の「ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科」は、2024年2月に開業した。「ライフステージに合わせて、患者さんの人生をトータルで診るという意味をクリニック名に込めています」と話す井阪憲哉(かずや)院長。「噛む歯だけでなく、食べるものまで指導して初めて医療になる」という院長の想いのもと、管理栄養士も在籍。院内は開放感のある空間で、ハンモックが吊るされたキッズスペースや座って目線を合わせ対応する受付など、患者とのコミュニケーションに重きを置いた造りとなっている。「すべての基盤となる小児矯正歯科に、最も力を入れています」と話す井阪院長に、患者の人生を豊かにすることをめざす同院のこだわりや、診療にかける想いについて詳しく聞いた。

(取材日2024年2月22日)

歯だけでなく全身を診る、管理栄養士による栄養指導も

この場所に開業した理由や、開業にかける想いを教えてください。

井阪憲哉院長 ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科1

なかもず駅南側の歯科医院で10年間勤務していました。その反対側のなかもず駅北側で、お世話になった恩師ともうまく連携しながらやっていけたらということで、この場所に決めました。開業したのは自分の理想の医療を実現したかったからです。口腔内のことだけでなく、生活習慣までしっかりと指導し、幸せな人生を送るお手伝いができたらと思っています。管理栄養士も在籍していて、生活背景などを聞き出してもらうようにしていますね。当院は受付・トリートメントコーディネーター4人、管理栄養士4人、歯科衛生士4人、僕を入れて合計13人体制です。歯だけでなく全身を診ることをモットーにしています。

診療では特にどのようなところを意識されていますか?

歯科医師は歯を診るだけではありません。上顎の骨は歯が並ぶ骨であるとともに鼻腔の底辺を構成しております。上顎の骨が小さいとそこに並ぶ歯も並びませんし鼻腔容積が小さく口呼吸となってしまいます。今は集中力がない子どもが増えていると聞きますが、鼻の通気が悪いことで口呼吸になっていることが関係していると考えています。口呼吸は鼻呼吸の半分くらいしか酸素が脳にいかないといわれているのです。鼻炎や、皮膚が弱かったりすることの原因が、上顎の骨がうまく成長していないことと関係している場合も考えられるので、歯並びと併せてしっかり見ています。その上で、子どもは成長の余地があるのでトレーニングをしていきます。大人の場合は、矯正・噛み合わせの調整、睡眠時無呼吸症候群の装置を作ったりと対応します。

設備やスタッフが充実していらっしゃいますね。

井阪憲哉院長 ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科2

自分が求める理想を体現するのが開業と考えていましたので、最初からベストだと思うメンバーと機材で診療したくて、力を入れました。体成分分析装置なども用意して、管理栄養士による栄養指導も行っています。僕自身、歯科医師と管理栄養士はペアになることが必須だという考えを持っています。口腔内が整っていて、きちんと食事できることが、健康を保つためには重要だと考えているためです。偏った食事で、ジュースやアイス、炭水化物ばかり取っていると、口の中の健康も、体の健康も崩れていってしまいます。歯の治療だけ行っても、食べるものがちゃんとしていないと、健康を保つことにはつながりません。医療として歯科医師をしている以上、食べれるように口腔内を治療し、その先で食べるもののアドバイスまで行うことが僕の役割だと考えています。

人生の基礎となる小児期の口腔ケアに尽力する

1番力を入れていることと、その理由を教えてください。

井阪憲哉院長 ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科3

小児歯科・小児矯正に1番力を入れています。子どもの時からサポートさせてもらうことで、その後の人生まで口腔機能が良い状態を維持できることにつながっていくと考えているからです。最近、成人の方の自律神経失調症、睡眠時無呼吸症候群や睡眠の質などが問題になっています。小児期も口腔機能の発達が未熟な子どもが多く、上顎も小さくなってきている傾向があります。今の子どもたちが成人になったら、多くの人がいびきをかいて睡眠に問題が出たり、呼吸がうまくできないことで自律神経が崩れたりと、さまざまな問題が出てくるのではないかと危惧しています。そして高齢になったら筋肉は絶対に衰えるので、口から食べられなくなったり、誤嚥性肺炎などにつながっていってしまう可能性もあるでしょう。そうならないためにも、口腔機能や呼吸・睡眠を整えることは、小児期にこそやるべきことだと考えています。

口腔機能を整えることがすべての基盤になるということですね。

はい。口腔機能が整っていれば、きちんと呼吸ができ、しっかりと寝られることにもつながるでしょう。成人になっても健康的な人生を送るためには大切なことだと思うのです。最期まで自分の口から食べたり飲んだりすることができて、やりたいことができる人生にしてほしいのです。最初にきちんと成長できるように促すことが、脳の発育にも良い影響を与えると考えています。僕は、その人がどういう人生を送るのかは、子どもの頃にどう過ごすかが重要だと考えています。だからこそ、そこに注力したいという想いで、当院の名前にも「小児矯正歯科」と入れました。

キッズスペースも特徴的だと思うのですが、こだわった点を教えてください。

井阪憲哉院長 ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科4

ぶらさがれるハンモックをつけているのは、僕の子ども心ですね(笑)。2階の窓からは受付の仕事を見られるようにしました。「歯科医院の仕事って、どのようなものなのかな」と思って見てほしいなと思って。子どもが憧れるような大人を、この世の中に増やしていきたいと考えています。歯科医院が苦手なお子さんには、第一印象が大事かなと考え、保育士が常駐して対応するようにしています。僕自身も子どもの歯科医療について学んでいますが、治療技術を上げて時間をかけずに終わらせることが自分の役割。全員が優しいだけでは治療が進まないので、目的を一緒にしつつ役割を分けていますね。僕は早く治療をしてあげること、スタッフは時間をかけてでも歯科医院の怖さをなくしてあげることが大切かなと思っています。

使命感を持って患者の人生に寄り添う歯科医師に

地域の方にはどのようなときに来てほしいのか、メッセージなどはありますか?

井阪憲哉院長 ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科5

何も問題がないときから来てほしいですね。そのために必要なのは、地域連携かなと思い、ジムや保育園などに出向いてあいさつをさせてもらったりしています。また、5年後には高齢の方に向けて、訪問歯科診療も本格的に開始したいと考えています。また、虫歯治療でも、昔だったら虫歯と一緒に周りの健康な歯が犠牲になるのは致し方ないと考える時代でした。けれど、削ったらもう健康な歯は戻ってきませんよね。虫歯の部分だけを取ろうと思ったら、裸眼や普通の器具では難しいので、当院は超高倍率で見られる機器を活用し、専用の器具を使うことで、肉眼ではわからないレベルで虫歯の部分を精密に治療することに努めています。

なぜここまでこだわることができるのでしょうか。

勉強し出したら興味がどんどん湧いてくるのです。もう使命感ですよね。僕が治療した歯で、患者さんの人生が幸せになるように、きちんと責任を持ちたいのです。歯だけではなく体全体のことを勉強しているのは、その考えからですね。これだけのスタッフや機材をそろえて、大変な部分はありますけど、やりたい医療をやるために開業しているので、妥協したくなかったのです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

井阪憲哉院長 ライフケア総合歯科・なかもず小児矯正歯科6

総合の歯科として、矯正の装置などもさまざまな方法に対応できます。いろいろなバリエーションでのアプローチが可能です。さまざまな年代の幅広い悩みに、その人のライフスタイルやライフステージに合った、喜んでもらえる提案ができるという自信を持っています。とりあえず来ていただければ、何かご提案ができると思います。その人に合わせたプログラムを組むことも可能です。気負わず軽い気持ちで来てもらえたらうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/30万円〜、成人矯正/50万円~

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