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手や肘のしびれや痛みは放置せず
「手の外科」専門の医師へ相談を

越谷慶友整形外科リウマチ科

(越谷市/大袋駅)

最終更新日:2025/09/29

越谷慶友整形外科リウマチ科 手や肘のしびれや痛みは放置せず 「手の外科」専門の医師へ相談を 越谷慶友整形外科リウマチ科 手や肘のしびれや痛みは放置せず 「手の外科」専門の医師へ相談を
  • 保険診療

手のこわばり、しびれ、痛みなどがあっても、家事や仕事がこなせているからと放置している人もいるかもしれない。しかし「小さな違和感のうちにこそ受診してほしい」と注意を呼びかけるのが「越谷慶友整形外科リウマチ科」の理事長を務める森澤妥(もりさわ・やすし)先生だ。整形外科の中でも「手の外科」を専門とし、国内外で研鑽を積んできた森澤先生。手の疾患は種類が多く、見分けが難しいケースも少なくない。初診時から精度の高い診断を受け、できるだけ早く治療を始めるためにも「手の外科」に相談する意義はある。なぜならば、早期であるほど治療の選択肢も多く、より良い予後が期待できるからだ。人生のパートナーともいえる手を守るために、どのような診療を行っているのか、森澤先生に詳しく話を聞いた。

(取材日2025年9月11日)

繊細な手の構造を熟知し数多くの手術の術式を習得している「手の外科」とは?

Q先生が「手の外科」を専門にしたきっかけやご経歴を伺えますか?
A
越谷慶友整形外科リウマチ科 世界で磨いた技術で、手の機能再建に取り組む森澤理事長

▲世界で磨いた技術で、手の機能再建に取り組む森澤理事長

医師3年目に手を専門とする先生のもとで働き、その緻密な手術を目の当たりにしたのがきっかけです。患部を摘出する外科手術とは異なり、手指の動きを滑らかにしたりしびれを取ったり、機能再建を図ったりできる点に魅力を感じました。ただ、手の疾患は何種類もあり、手術の術式も多く、患者さんにも術者の技量が一目瞭然。非常にシビアな分野だからこそ、生涯かけて取り組もうと、この道を選びました。世界中の「手の外科」の名医たちの術式を学ぶため、パリ、ミラノ、シドニーに留学した経験もあります。帰国後は埼玉病院で「手の外科」を中心に診療し、成増で開業。現在も当院と行き来しつつ治療にあたっています。

Q患者さんからよく相談される手の症状について教えてください。
A
越谷慶友整形外科リウマチ科 こわばり・しびれ・痛みなどの手の不調は早期受診が鍵

▲こわばり・しびれ・痛みなどの手の不調は早期受診が鍵

手や肘がこわばる、しびれる、関節が痛い、指が引っかかるなどの訴えが多いですね。最近はメディアでも時々取り上げられているメノポハンドという女性の更年期特有のさまざまな症状を心配して来る方も増えています。実際、メノポハンドに分類される、指の第一関節が変形するヘバーデン結節、手首で神経が圧迫される手根管症候群などが見つかることもありますね。手の疾患の多くは初期であればあるほど治療の選択肢に幅があるのが特徴です。逆に重症化するまで放置していると、合併症や後遺症に悩むことにもなりかねません。手に何かしらの不調を感じたときは、できるだけ速やかに整形外科を受診してください。

Q手の症状を放置しているとどのようなリスクがありますか?
A
越谷慶友整形外科リウマチ科 手の不調は放置せず、早めの診断が大事

▲手の不調は放置せず、早めの診断が大事

例えば、手根管症候群が重症化すると手の中の筋肉が痩せてしまい、握力やつまむ力が低下。箸を使う、字を書く、ボタンをかけるなどが困難になる巧緻運動障害に至るケースもあります。また、ばね指と呼ばれる指の腱鞘炎も初期ならば指の付け根が傷む、指がカクカクはねる程度です。ところが放っておくと指の関節が拘縮を起こしてかたくなり、グーができなくなってしまうことも。また、どのような疾患であれ、同じ手術をするにしても、症状が進んでからでは傷痕が大きくなったり、良い結果が期待できなくなったりするリスクがあります。早期発見・早期治療には正確な診断が鍵となるので、できれば「手の外科」にご相談ください。

Q整形外科の中でも「手の外科」を受診するメリットは何ですか?
A
越谷慶友整形外科リウマチ科 複雑な構造を持つ「手」の診療は、専門家の診断が必要

▲複雑な構造を持つ「手」の診療は、専門家の診断が必要

整形外科が取り扱うのは首から下の運動器全般と広範囲に及びます。上肢、下肢、脊椎など専門分野は細分化されていますが、手を専門とする医師は決して多くはありません。日常生活を支える多様な動きを支える手は、ほかの関節にはない複雑な動きをします。解剖学的にも多くの骨、筋肉、靱帯、神経、血管が入り組んでいて診断も治療も難しく「手の外科」として一人前になるには長い時間が必要です。そのため身近な存在ではないかもしれませんが、長引く手の症状でお困りならば「手の外科」を探して受診する価値はあると思います。正しい原因を突き止め、しかるべき治療へつなげることができるのも、「手の外科」を専門とする医師の強みだからです。

Qこちらで行っている治療の特色をお聞かせください。
A
越谷慶友整形外科リウマチ科 リウマチは、術後リハビリや内科診療にも対応

▲リウマチは、術後リハビリや内科診療にも対応

当院は「確かな診断と心通う治療」がモットーです。手の疾患に関しても、私のこれまでの経験を生かして的確な診断に努め、個々の患者さんに適した治療を提供しています。手術が必要な場合は、提携病院で私が執刀することも可能です。広々としたリハビリテーションルームもあり、術後リハビリテーションも行えます。手以外の整形外科疾患にも幅広く対応していますが、特に力を入れているのがリウマチです。日本リウマチ学会リウマチ専門医の先生が投薬治療などで病勢をコントロール、私が手指の変形を診るというチーム体制も整えています。また、毎週金曜は一般内科・糖尿病の診療も行っているので、生活習慣病なども合わせてご相談ください。

ドクターからのメッセージ

森澤 妥理事長

朝起きてから夜寝るまで絶えず動き続けている手。だからこそ、思うように使えなくなれば生活の質は大きく低下してしまいます。そうならないためには早期発見・早期治療が欠かせません。手の症状でお困りのときは放置しないのはもちろんのこと、まず「手の外科」を受診していただければと思います。できるだけ早く正しい診断に基づいて治療を開始すれば、手術を回避することも見込めます。手術が必要だったとしても、いつ行うかで予後は大きく異なります。すべてにおいて十分な経験が問われるのが「手の外科」の難しいところです。何歳になっても自立して生活し、趣味を楽しむためにも、手の小さな不調を見逃さず、気軽にご相談ください。

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