麻酔専門の歯科医師が行う
静脈内鎮静法で恐怖心や不安の軽減へ
ドルミーレデンタルオフィス表参道
(港区/表参道駅)
最終更新日:2026/03/13
- 自由診療
幼少期に押さえつけて治療された、痛みを訴えても治療を止めてもらえなかった、嘔吐反射で苦しいのに無理に続けられた――こうした経験がトラウマとなり、歯科治療を受けられなくなってしまった人も少なくないだろう。近年、痛みの少ない治療を提供する歯科医院が増えてきたものの、恐怖心や不安の強い患者にとって歯科医院は依然として「行きたくない場所」であることに変わりはない。そうした人たちも安心して治療を受けられるよう、「ドルミーレデンタルオフィス表参道」では静脈内鎮静法を導入している。「歯科治療に恐怖を感じることは、特別でも恥ずかしいことでもありません。少しだけ勇気を出して、ぜひ一度相談に来ていただきたいですね」と語る鹿乃さやか院長に、静脈内鎮静法の特徴や同院で取り組んでいることについて詳しく教えてもらった。
(取材日2023年10月4日/再取材日2025年9月30日)
目次
不安や恐怖心を軽減しリラックスした状態で治療を受けるための静脈内鎮静法
- Q痛みを抑えて治療をすることは可能なのでしょうか?
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A
▲プライバシーに配慮した個室の診療室も完備
歯科治療の際に感じる痛みを軽減するため、ほとんどの場合は麻酔注射を行います。ただし、麻酔を打つためには針を刺す必要があり、そこで痛みを感じることがあります。そのため、できるだけ痛みを感じにくくするために、注射の前に表面麻酔をする、圧力を一定に保つ電動注射器を使う、といった工夫をしている歯科医院は多いと思います。しかし、歯科恐怖症の方のように強い緊張や不安がある場合にはリラックスしづらかったり、気分が悪くなったりすることもあります。そのような場合に用いられるのが、気持ちを落ち着かせるために薬を使う「精神鎮静法」です。代表的なものとして笑気麻酔(笑気吸入鎮静法)と静脈内鎮静法の2種類があります。
- Qどのような方法なのですか?
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A
▲患者に寄り添い、痛みの少ない歯科治療に注力する
笑気麻酔は、不安や恐怖心を和らげるために笑気ガスを鼻から吸う方法です。ただし、意識ははっきりしているため治療中の記憶は残り、静脈内鎮静法と比べると穏やかです。また、静脈内鎮静法は腕の静脈から鎮静薬を点滴で投与する方法です。不安や恐怖心が強い方に、時間の感覚を薄れさせ、うとうととリラックスした状態で治療を受けてもらえるように用いられることが多いです。嘔吐反射の強い方にもお勧めで、当院では静脈内鎮静法を導入しています。
- Q静脈内鎮静法はどういった治療に適応されるのでしょうか?
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A
▲痛みに弱い人、短期間で治療を終えたい人に勧めている
歯科医院が怖い方、痛みに敏感な方、嘔吐反射がある方、長時間口を開けているのが難しい方などに適しています。通常の歯科治療は30分から1時間程度ですが、静脈内鎮静法を併用することで2〜3時間の治療が可能になります。1回の治療時間を長くできるため、通院回数を減らせ、短期間で治療を終えたい方にも向いています。海外から来院される方や、旅行中に治療を完了させたい方が利用されることもあります。一般的には抜歯やインプラント治療に用いられますが、当院では私が麻酔を専門としていますので、さまざまな治療で対応が可能です。患者さん一人ひとりの状態や不安に合わせた鎮静法を心がけています。
- Q静脈内鎮静法を希望する場合の、歯科医院選びのポイントは?
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A
▲院長、スタッフともに丁寧なコミュニケーションを心がける
点滴を取ることができれば、技術的にはどの歯科医師でも行えますが、実際には全身の状態をしっかり管理できる知識と経験が求められます。鎮静中は血圧や脈拍、呼吸の変化に注意しながら治療を進める必要があるため、日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医が在籍している歯科医院を選ぶことをお勧めします。また、鎮静と治療を一人の歯科医師が同時に行うケースもありますが、より安全に行うためには、麻酔担当と治療担当が分かれている体制が望ましいといえます。当院では、私ともう1人の歯科医師による2人体制で、患者さんの状態をしっかり観察しながら治療を進めていますので、安心していただきたいですね。
- Q恐怖心を抱く患者さんに寄り添う原動力を教えてください。
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A
▲自身の経験を生かし、患者に寄り添った治療を提供するさやか院長
私には交通事故でICUに入院した経験があります。その時に感じたのは、「痛みって自分自身にしかわからない」ということです。入院を通して、患者さんの痛みや恐怖心をしっかり受け止めなければと思うようになり、痛みや恐怖心で困っている方を助けたいという気持ちがさらに強くなりました。患者さんからお手紙をいただくことも多いのですが、お役に立てたのだと思うと、とてもうれしいですね。静脈内鎮静法の存在を知らない方も、まだたくさんいらっしゃいますので、動画やSNSなどで積極的に情報を発信して、患者さんが恐怖心を感じずに治療できるお手伝いをしていきたいなと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは静脈内鎮静法を用いたインプラント治療/静脈内鎮静法:3万3000円~+インプラント治療1本27万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

