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和田 雄樹 副院長の独自取材記事

西新宿パークサイドクリニック

(新宿区/西新宿五丁目駅)

最終更新日:2024/09/20

和田雄樹副院長 西新宿パークサイドクリニック main

西新宿五丁目駅近くにある「西新宿パークサイドクリニック」。同院は、清水宣博院長と和田雄樹副院長が2023年の8月に開業し、新宿エリアで勤務する人が通院しやすいのが魅力のクリニックだ。現在は、清水院長と和田副院長どちらも大学病院に籍を置きながら交代で診療にあたっており、内科、糖尿病内科、代謝内科、内分泌内科の診療を提供する。必要に応じて、大学病院への紹介も可能だ。さらに、同院では血糖値測定、ヘモグロビンA1c測定、尿検査などを短時間で行えるよう利用体制を整えている。また、院内は広々としていて、患者が過ごしやすい明るい空間が広がる。患者ファーストをモットーにし、患者との対話を大切にしているという和田副院長に、同院の特徴や今後の展望について話を聞いた。

(取材日2024年8月28日)

院長と副院長の力を合わせた開業

清水院長と和田副院長と2人で開業されたそうですが、昔からのお知り合いなのですか?

和田雄樹副院長 西新宿パークサイドクリニック1

清水院長とは、東京医科大学病院の医局で知り合いました。清水院長は東京医科大学出身で東京医科大学病院に進んだのですが、私は川崎医科大学から千葉大学医学部附属病院での初期研修を経て、東京医科大学病院の糖尿病・代謝・内分泌内科に入局しています。東京医科大学病院で清水院長と同期として知り合い、それ以降お互い意気投合し仲良くさせていただいております。

2人で開業するに至った経緯を教えてください。

清水院長から開業の相談を受けた際に、2人で協力してやることで、患者さんにより良い診療を提供できるのではないかとの考えになり、私も一緒に開業に携わらせていただく形になりました。もともとここの土地は、清水院長のおじいさまが福井医院という医院を営んでいたのですが、建物が古くなったタイミングで、このビルに建て替えをし、新しくクリニックを入れる話が出たそうです。私自身ももともと開業したい気持ちはあり、実家も埼玉県の入間市で糖尿病専門のクリニックを営んでいるので、そこを継ぐことも考えてはいました。しかし、やはり自分で開業をして患者さんに喜んでもらえる経験をしたいと思ったことから、現在副院長として携わらせていただいています。また、現時点では、清水院長と交互に診療を提供しています。ただ、いずれは2人同時に並行で診療を行い、待ち時間を抑えながら、より多くの人にスムーズな診療を提供していきたいですね。

開業して1年たちますが、現在の心境を教えてください。

和田雄樹副院長 西新宿パークサイドクリニック2

糖尿病や生活習慣病の患者さんとは長期的なお付き合いになることも考えられるので、やりがいを感じています。実際、とても楽しくさせてもらっていますね。私自身、人と喋ることが好きで比較的気さくな性格だと思っていますが、この性格を生かして、患者さんが人にはなかなか言いにくいことにも1歩踏み込んで聞くことができるのは、この分野での強みだと感じます。糖尿病や生活習慣病の診察では、自身の生活を明かす必要もあり、中には非常に言いにくいこともあると思うんです。患者さんの中には「和田先生に引き続き診てほしい」とおっしゃって、以前勤務していた病院から来てくれた方もいらっしゃいます。また、毎月お話をする中からも、ちょっとした診療のきっかけを見つけようと心がけています。生活習慣病になる原因はさまざまで、家庭や職場などのストレスも関係するので、患者さんの生活環境なども聴取して、拾い上げていくよう心がけていますよ。

受診される患者さんは、どのような疾患の方が多いですか?

糖尿病の患者さんが一番多いです。糖尿病を中心とした高血圧、脂質異常、いわゆる生活習慣病で受診される方が一番多く、その次は内分泌疾患です。内分泌疾患の中では、甲状腺の疾患が非常に多いかなと思います。発熱や内科の相談事で受診される方もいます。患者さんは、この辺りにお勤めの方が多いですね。中には遠方から来られる方もいますが、職場ないしは自宅が近い方がほとんどです。

検査の待ち時間を短縮して利用しやすい体制を整える

こちらで行っている検査について教えてください。

和田雄樹副院長 西新宿パークサイドクリニック3

当院では、血糖値やヘモグロビンA1cの検査や尿検査を実施しています。また、ご希望の方には新型コロナウイルスやインフルエンザの抗原検査も行っていますよ。また、動脈硬化の検査も行っています。多くの検査機を導入した背景には、患者さんの検査にかかる時間をできるだけ短縮して、その分診療により多くの時間をかけられる環境を提供したいという想いがあります。病院などでは、検査結果が出るまでには時間がかかることが多いです。さらに診察やお会計にも待ち時間があるので、トータルでかなりの待ち時間が生じてしまいます。そこで当院では、検査の待ち時間をできるだけ短時間に済ませ、検査後の医師との診療時間は十分に確保できるように取り組んでいます。

検査にかかる時間はどのくらいですか?

院内で受付をしていただいてから、約10~20分ほどである程度の検査を終えられると思います。診療時によく話される方だと検査と合わせて30分程度かかることも想定されますが、その場合でも診療にかかる時間は10~15分ほどです。検査自体は30分かからないですね。そのため、勤務の合間やお昼休憩で抜けて、検査に訪れる方も多いです。朝の出勤を1時間ずらすだけで診療まで完結できることは、地域の方々に貢献できることではないかと思っています。

初診の際に心がけていることはありますか?

和田雄樹副院長 西新宿パークサイドクリニック4

初診では、まず患者さんの悩みを傾聴するよう意識しています。意外にも、最初に何に困っているのかを言わない方は多いものなんです。診察が終わる直前になって、最も伝えたいことを話し始めるといったケースもあります。そのため、悩みの引き出しをできるだけ早く開けられるように、こちらから一方的に話すのではなく、患者さんの話をできるだけ聞くように努めています。患者さんとコミュニケーションを取ることはとても大切なので、できるだけ日常会話など気軽な話も交えてお話しするようにしていますよ。初診でもいろいろと話してくれる方なら、私自身のことも話します。私自身のことをしっかり伝えると、患者さんも親しみを持ってくれて、信頼関係を築きやすくなると思うのです。

今後力を入れていきたいことはありますか?

内分泌内科の分野は、今後もっと力を入れていきたいです。内分泌疾患というのは、高齢の方というより、20歳から40歳で通院が必要になるケースが非常に多い疾患です。そのような方々に、できるだけ待ち時間少なく、通院しやすい医療空間を提供できたらなと思っています。また、睡眠時無呼吸症候群の診療もスタートしました。睡眠時の悩みを解決できるよう努めていきますので、悩んでいる方のお役に立てればうれしいです。

何でも話せる医師を理想像とし患者に寄り添う

大学病院とも連携していると伺いました。

和田雄樹副院長 西新宿パークサイドクリニック5

はい。私も清水院長も東京医科大学病院で勤務していることもありますので、何かあった際には、東京医科大学病院の外来枠でも受診できます。東京医科大学病院では、当院で行っていない検査も行っています。大学病院と連携が取れていることは、当院の強みでもあり患者さんにとってもご安心いただけるところかなと思います。

理想の医師像はありますか?

患者ファーストで対応できる医師でありたいと考えています。患者さんとの関係性も、何でも話せる親しい距離感が理想です。もちろん砕けすぎても伝えたことがしっかり伝わらないので適度な距離感も大事ですが、相談しやすい医師をめざしています。患者さんと一緒に年齢を重ねて、来てくださる患者さん皆さまとお互いを信頼できる関係性を築いていきたいです。

最後に、今後の目標について教えてください。

和田雄樹副院長 西新宿パークサイドクリニック6

漠然とした目標にはなりますが、「ここの先生はすごくいいよね、他にはいないよね」と言われるような医師になりたいですね。大学病院での勤務でも、ありがとうと言葉をかけてもらうことはあります。ただ、開業して当院でいただくありがとうの言葉は、純粋に私自身に対しての気持ちだなと感じます。今後は、この地域の方にもっと当院のことを知ってもらい、一生懸命仕事をしている方々の助けになれるような診療を提供していけたらと思います。また、現在医師になかなか相談しにくい環境で通院されている方は、ぜひ一度来院してみてください。われわれも何かあったときに頼れる相談の窓口になりたいです。

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