独立行政法人地域医療機能推進機構 東京蒲田医療センター

石井 耕司病院長

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独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)への組織変更に伴い、「社会保険蒲田総合病院」から、2014年に生まれ変わった「東京蒲田医療センター」。二次救急体制や専門性の高い各診療科を備えた総合病院としての機能、地域包括医療ケア病棟を備えリハビリや在宅療養後方支援も行う地域包括医療、そして地域住民の健康を守る予防医学を三本柱として、時代や地域の要請に応える病院をめざしている。大田区蒲田エリアで多くの周辺住民に信頼される病院であり、また京急蒲田駅に近く羽田空港や、品川、横浜とのアクセスもよいことから、広いエリアからの期待も寄せられる。そんな同病院の院長として舵取りを担うのは、東邦大学大森病院などで長年肝臓疾患の臨床と研究に携わってきた石井耕司院長。病院経営や、医師の働き方改革などの課題にも取り組みながら、超高齢社会の中でより高いレベルの対応が求められる地域医療の実現に努める。開業医である妻のクリニックでの診療経験もあり、地域医療連携にも詳しい石井院長に、同病院の特徴や、病院としての課題、めざす医療について話を聞いた。
(取材日2018年8月8日)

救急から在宅療養支援まで対応する中核病院

―まず、こちらの病院の成り立ちを教えてください。

当院の前身は戦後間もない頃に開院した「社会保険蒲田総合病院」で、蒲田周辺の救急医療を担い、地域の皆さんに親しまれてきた病院です。2014年に地域医療機能推進機構(JCHO)へと移管され「東京蒲田医療センター」となり、二次救急としての急性期医療に加え、亜急性期医療、慢性期医療にも取り組む病院となりました。急性期医療に対しては各科において専門性を発揮し、各医療機関とも連携しながら適した医療を提供できるよう取り組んでいます。亜急性期には地域包括ケア病棟を活用してリハビリテーションなど患者さんが在宅復帰できるようサポートを行い、慢性期ではかかりつけ医と密に連携して在宅療養後方支援のための診察を受け入れるなど、超高齢社会に対応するために推進されている地域包括ケア構想における“要”の役割を果たしています。また予防医学の充実をめざし、院内の健康管理センターでは地域の皆さんの疾病予防活動も行っています。

―総合病院としてはどのような特色がありますか。

東邦大学病院等の協力で専門性の高い医師を招聘し、特に高齢者の方に関わりの深い内科、整形外科、眼科、口腔外科、泌尿器科、リハビリテーション科などの診療科を充実させています。例えば整形外科では脊椎疾患の手術加療も始め、ハイリスクな患者さんの受け入れや、幅広い運動器疾患への対応も可能となりました。眼科では白内障や緑内障、網膜症などはもちろん、全身疾患からの眼疾患に対しても総合病院の特色を生かし、他科と連携して診療にあたっています。また口腔外科では、摂食嚥下や音声機能の改善にも対応。リハビリテーション科では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など多職種のスタッフがそろい、患者さんの症状や家庭環境に合わせた多様なリハビリテーションを提供しています。地域の中核病院として二次救急を受け持つ病院ですから、総合的に幅広く診ることのできる医師育成にも力を入れ、的確で迅速な救急医療の実現にも力を入れています。



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