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吉村 悠一郎 院長の独自取材記事

鳳よしむら歯科・矯正歯科

(堺市西区/鳳駅)

最終更新日:2025/06/02

吉村悠一郎院長 鳳よしむら歯科・矯正歯科 main

鳳という地名の由来ともなった、太古の神話に彩られた大鳥大社をいただく丘の上にある阪和線・鳳駅。そこから駅前大通りにそってなだらかな坂道を下ること4分で、「鳳よしむら歯科・矯正歯科」にたどりつく。昔ながらの商店街のある住宅地と、再開発で真新しくなった道路や集合住宅が混在するエリアで、シルバーカートを押す高齢者や、チャイルドシートをつけた自転車で坂道を駆けあがる母親たちの姿も目につく。クリニックの裏側に小学校が隣接していることもあるだろうか、院内はカラフルで、入るとすぐに広々としたキッズルームが迎えてくれる。今回は、このクリニックを切り盛りする吉村悠一郎院長に話を聞いた。

(取材日2025年4月22日)

患者との出会いが医療人としての心構えをつくった

吉村院長が医療を志したきっかけを教えてください。

吉村悠一郎院長 鳳よしむら歯科・矯正歯科1

【吉村院長】僕は羽曳野の田舎で生まれ育って、いつも元気いっぱいに外で遊んでいるような子どもでした。母親は医師で、家にあった廃棄予定の針のついてない注射器なんかを遊び道具にしていたこともあり、医療に親しみを感じていました。そんな環境でしたし、理系の教科を得意にしていたこともあって、将来の進路として医学系の道は浮かんでいましたね。受験シーズンになって、父親から、「おじが歯科医師をしているし歯科医師はどうか?」と勧められたのが実際のきっかけです。ただ、その頃の僕は国家資格を取っておけば将来も安心だ、くらいの気持ちだったのも確かです。

これまでどのようなキャリアを積まれてきたのですか?

【吉村院長】大阪歯科大学に入学して、ずっと部活でバトミントンに夢中だったのですが、6年で卒業して、ストレートで国家試験にも受かりました。医療人としての気持ちができてきたのは、松原徳洲会病院の口腔外科の臨床研修で実際に患者さんに接してからですね。医療は患者さんのためにあるのだと強く思うようになりました。研修を終え大学附属病院に2年勤務した後、思い立ち別の病院で麻酔科の経験を積みました。歯科でも麻酔を使って人の体を触るわけですから、全体の管理ができるようになりたかったんです。その次に江坂のクリニックで勤務していた時に、大きく考え方が変わりました。虫歯を削って治療するだけではなく、口全体をしっかり診る必要があると気づかされたんです。そこからは、より勉強に力が入ったと思います。その後縁があって桝田理事長のお世話になることになって、ますだ歯科で勤務するようになりました。

歯科医師として大切にされているのは、口全体を治すということなのですね。

吉村悠一郎院長 鳳よしむら歯科・矯正歯科2

【吉村院長】はい。歯科医師は、噛み合わせを治療することができます。噛み合わせというのも、その人によってそれぞれ骨格が違うので、全員違うんです。奥歯がしっかり噛めていて、前歯、犬歯もそれぞれの役割をしっかり果たせるような噛み合わせにすることをめざしています。僕が診察をしていても、姿勢が悪い人に噛み合わせが悪い人が多いように思います。噛み合わせが悪いと、体全体的に不具合が生じやすいともいわれています。やはり患者さんが良くなって帰ってもらうのが目標ですし、最終的には患者さんに笑顔で毎日過ごしてもらえて、おいしくご飯を食べられるようになってもらうのが、歯科医師にとってのやりがいですよね。

力を入れているのは小児から大人までの予防歯科

こちらのクリニック開業の経緯を教えてください。

吉村悠一郎院長 鳳よしむら歯科・矯正歯科3

【吉村院長】今後のキャリアについて、ステップアップしていきたいと考えていて、だったらこういう話があるよ、と桝田理事長から分院をつくる話をいただきました。候補地として、ここともう一つ中百舌鳥の辺りに場所があって、中百舌鳥に比べて、ここだと駅から近くて大通りに面していました。それに西区は流入人口がすごく多くて新しい住民の方が増えているのが決め手でした。近隣のクリニックは年配の先生も多くて、地域全体が代替わりの時期という感じもありましたね。

クリニックの医療方針や理念について教えてください。

【吉村院長】私たちが行っているのは、医療行為ですから、何よりも患者さんのためというのが一番です。日頃からスタッフの皆さんにも伝えています。そのための具体的な医療行為としては、まず痛みについては気にしています。治療前に不安を和らげる笑気麻酔を取り入れていますし、技術的なことですが、表面麻酔を塗ってから麻酔をする時の注入速度や針の刺し方にも気をつけるといったこともしています。今は次々と新しい技術や医療機器が出てくるので、取り入れるため積極的に勉強会に参加しています。でないと、どんどん置いていかれますからね。当クリニックでは医療機器として、歯科用CTや口腔内スキャナー、最短一日でかぶせ物が作れるシステムも導入しています。まだうちにはないのですが、噛み合わせをマッチングさせるためのフェイススキャナーの導入も検討しています。

クリニックで力を入れている医療はどのようなものでしょうか?

吉村悠一郎院長 鳳よしむら歯科・矯正歯科4

【吉村院長】何より予防に力を入れていますが、予防に入る前が重要です。虫歯でボロボロのお口の状態だと、難しいですからね。治療をし、口内の状態の改善を図った上で予防に入っています。また、子どもの頃から歯磨き習慣をつけておくことが、将来にわたっての予防につながると考えています。子どもに来てもらいたいということで、キッズルームは内装の時点からこだわっています。そして、来られた患者さんの状態を情報収集して、問題点をピックアップします。歯科衛生士さんによる歯石取りや、必要だったらインプラント治療、骨が足りなければ再生治療など、必要な治療を提案します。そうして、状態の改善を図った上でメンテナンスを行うことを目標にしています。

虫歯のない世の中にするのが理想

この地域にはどんな患者さんがいらっしゃいますか?

吉村悠一郎院長 鳳よしむら歯科・矯正歯科5

【吉村院長】経済的にはどんどん発展している地域で、いろんな患者さんがいらっしゃいますね。ただ、クリニックの終業時間が19時30分で、少し早めなせいかお勤めに行かれているような30代~40代ぐらいの男性がやや少ない気がします。鳳はお祭りが盛んな地域で、開院してから2回体験させていただいたのですが、丁度クリニックの目の前も通るんです。

クリニックの今度の展望はどのようなものでしょうか?

【吉村院長】歯科医師が治療をしなければいけないというのは虫歯があるからです。虫歯というものをなくして、歯科衛生士さんがメンテナンスをして、歯科医師がチェックするだけで終わる世の中がやってきたら、一番うれしいですね。歯科医師がやることは、親知らずを抜くとか、事故で顔を損傷してしまった方への対応とか、そういう治療に集中できるようにしたいですね。

読者へのメッセージをお願いできますか?

吉村悠一郎院長 鳳よしむら歯科・矯正歯科6

【吉村院長】世の中、痛い思いをしている人ってたくさんいらっしゃると思います。先ほどの予防の話にもつながるのですが、今のお子さんの虫歯の数は減ってきていると思うんです。そして、それが世の中に行き届いていけば、みんな痛い思いしなくても済むのではないかと。子どもの頃からしっかり予防することで健康な人生を送っていただきたいですし、大人になってからも、しっかりメンテナンスをして継続して虫歯のない人生を送ってもらえたら、歯科医師としては一番うれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/275000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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