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健康診断の結果は放置しないで
早期対応で生活習慣病の悪化防止を

まきファミリークリニック

(名古屋市瑞穂区/瑞穂区役所駅)

最終更新日:2025/02/14

まきファミリークリニック 健康診断の結果は放置しないで 早期対応で生活習慣病の悪化防止を まきファミリークリニック 健康診断の結果は放置しないで 早期対応で生活習慣病の悪化防止を
  • 保険診療

健診の結果を手にした時、血圧やコレステロール値、血糖値など生活習慣病関連の異常値が見つかり「要再検査」と言われ心配になったことがある人は案外多いのではないだろうか。だが、再検査の予約が面倒であったり日々の忙しさに流され「自覚症状がないから大丈夫だろう」とそのまま放置している人も少なくないだろう。「まきファミリークリニック」の牧稔人院長は「生活習慣病は、自覚症状が出る頃には病状がかなり進んでしまっていることがあるので、健診で異常所見が認められた時は早めにクリニックを受診してほしい」と話す。食事や運動、喫煙など生活習慣が病気の発症に深く関与しているといわれる疾患だからこそ、私たちが日常生活で気をつけられることも多いはず。症状や受診の目安、日常生活で気をつけることなど具体的に話を聞いた。

(取材日2025年1月16日)

まずは食事や運動から。生活習慣病の悪化予防は、日々の生活習慣の改善から始めよう

Q生活習慣病とはどのような病気をいうのでしょうか?
A
まきファミリークリニック 患者に寄り添った丁寧な診察を行う

▲患者に寄り添った丁寧な診察を行う

高血圧、脂質異常症、糖尿病など発症の原因に生活習慣が深く関係する疾患で、動脈硬化を起こしやい代表的な病気です。病気を悪化させることで動脈硬化などが原因となり脳出血や脳梗塞、脳卒中になったり、心疾患を引き起こしたりすることがあります。50代、60代の中高年の人がなるイメージがあるかもしれませんが、30代や40代の方でも高血圧や脂質異常症になる方はいらっしゃいます。「まだ若いから大丈夫」と思わず、30代頃から気をつけてもらえると良いですね。特に喫煙はその本数も関係し、若い時からタバコを吸っている方は、年齢が上がった時に動脈硬化や肺がんになりやすいので注意が必要です。

Q自覚症状がないからと放置すると、どのような危険がありますか?
A
まきファミリークリニック 生活習慣病は放置すれば重篤な疾患につながる恐れも

▲生活習慣病は放置すれば重篤な疾患につながる恐れも

高血圧は放置していると脳出血につながる恐れがあります。脳の血管に動脈瘤がある場合、血圧が高くなることで破裂の恐れがあり、くも膜下出血のような脳血管疾患が起こりやすくなります。脂質異常症は首の動脈に血栓ができやすくなり、それが脳の血管に飛ぶことで血管が詰まり、脳梗塞を引き起こしやすくなります。また、糖尿病は血管をボロボロにしてしまうので動脈硬化を起こしやすく、心疾患や脳血管疾患のリスクが上がります。血糖が高いと血管に傷をつけてしまうので、血糖値の管理が必要です。このように生活習慣病を放置していると重篤な疾患につながる恐れがあるので、自覚症状が出る前から生活習慣を改善し予防に努めることが大事です。

Q健康診断の結果で注目すべき項目は? また受診の目安は?
A
まきファミリークリニック 不安を感じることは医師に相談してほしい

▲不安を感じることは医師に相談してほしい

健康診断で異常値を指摘された場合は、症状がなくてもクリニックの受診をお勧めします。特に、血圧・コレステロール・中性脂肪・血糖・HbA1cなどの異常値は生活習慣病と深く関係しています。これらの数値に異常がある場合、当院ではまず生活習慣の見直しを指導します。食事、運動、喫煙、飲酒など日々の生活習慣を改善してもらいながら、定期的に血液検査を行い変化を見ていきます。それでも改善が難しい場合には投薬治療を行います。「一度薬を飲んだらやめられないのでは」と心配な方もいるかもしれませんが、生活習慣の改善を行うことで薬の量を減らしたり休止したりすることが望める場合もあるので、まずは医師に相談してください。

Q私たちが家庭で気をつけられることはありますか?
A
まきファミリークリニック 日頃の食生活や運動を一歩ずつ見直していくことが大事

▲日頃の食生活や運動を一歩ずつ見直していくことが大事

食生活と運動は日頃から気をつけてほしいです。3食しっかり取りながら塩分量は減らす、食物繊維の多い食事を心がける、間食は少しずつ減らしていくなど、毎日の食事を見直すことから始めてみましょう。家にいることが多い人でも、家の中で体を動かすことから始め、近所の買い物は車ではなく自転車や徒歩で行く、目標歩数を決めてウォーキングするなど少しずつ運動する量や機会を増やしてください。また、喫煙されている方は禁煙をめざしましょう。睡眠も生活リズムを整えるために大切なので、睡眠に不安がある方はご相談ください。それから、肥満は生活習慣病のリスクを高めます。家庭でも定期的に体重測定をし、体重管理を行いましょう。

Q生活習慣病以外に成人の疾患・症状で気になるものはありますか?
A
まきファミリークリニック 頭痛などの気になる症状は早めの受診を

▲頭痛などの気になる症状は早めの受診を

頭痛、片頭痛、めまいなども患者さんから相談されることが多いお悩みですね。特に女性の方はホルモンバランスの関係で頭痛が起こりやすいです。また、肩凝りや副鼻腔炎、気圧の変化などでも頭痛が起こることがあります。頭が痛いからといって、それが脳卒中にそのままつながるわけではありませんが、時にはくも膜下出血のように命に関わるような場合もあります。頭痛持ちの人は「いつものことだから」と市販薬で済ませていることが多いかもしれません。痛み止めは、一時的な改善は期待できますが、飲み続けることで薬剤性の頭痛になることもありますので、心配な方はクリニックを受診し、頭痛の原因や薬について医師と相談してください。

ドクターからのメッセージ

牧 稔人院長

生活習慣病は一度薬を飲んだら終わりではありません。当院では、まず生活習慣の改善をしながら2~3ヵ月様子を見て、それだけでは難しい場合は服薬治療を行います。このように長く付き合っていく疾患だからこそ、患者さんが不安に思った時にいつでも気軽に相談できるクリニックでありたいと考えています。薬を飲み続けることに不安を感じる患者さんもいますが、そういう時も自己判断でやめたりせず、必ず医師に相談してください。当院でも特定健診や、物忘れ、肺がんに関する検査などを行っていますので、定期的に検査を受け、異常所見の早期発見につなげて、重篤な病気を未然に防いでほしいと思います。

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