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高原 大輔 院長の独自取材記事

むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科

(安芸郡府中町/向洋駅)

最終更新日:2025/01/09

高原大輔院長 むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科 main

JR山陽本線・向洋駅から徒歩3分、メディカルモール向洋駅北3階にあるクリニック「むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科」。院長の高原大輔先生は日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を持つ医師だ。勤務医時代には広島大学病院で耳鼻咽喉科・頭頸部外科に在籍。嗅覚と睡眠時無呼吸症候群の専門診療を一手に担っていた経験もある。親子連れでの来院が多い同院では、キッズスペースや、トイレ内ベビーチェア、おむつ交換台などの設備がある。検査機器は耳用顕微鏡、喉頭内視鏡、エックス線撮影装置、聴覚検査装置、簡易睡眠時呼吸検知装置のほか、クリニックレベルでは少ない耳鼻科用CTも備えている。患者の思いを第一に考える診察を心がける院長の地域医療への思いや、これまでの経験などじっくり聞いた。

(取材日2024年7月16日)

子育て世帯が来院しやすい設備を提供

先生が医師をめざした理由を教えてください。

高原大輔院長 むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科1

私が医師になりたいと思い始めたのは高校生の頃です。当時、進学校に通っていたこともあり周りには優秀な学生が多くいましたが、自分が秀でた人間だとは思っていなかったので、どうにか人の役に立てるようになりたいという思いがありました。医師になる人は親が医師であることも多いですが、私は家族に医療関係の仕事をしている人はおらず、特に勧められたこともありません。ですが、勉強だけは努力してきたという思いがありました。そこで医療の道に進むことで、自分の勉強してきたことを通して、直接人を助けられると考え、医学部を受けたんです。

勤務医時代の経験や耳鼻咽喉科を専門に選んだ理由について教えてください。

広島大学病院では耳鼻咽喉だけでなく、頭頸部を専門に診療にあたっていました。頭頸部は、脳と目を除く首から上のすべての領域のことです。特に口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、鼻腔・副鼻腔がん、唾液腺がん、甲状腺がんなどはそこで得た知識と経験が当院での診療に生かされていると感じます。私は患者さんと接する外来診療も、治療に向き合う手術も両方ができる科が良いという思いから耳鼻咽喉科を選びました。手術が好きで外来が苦手な人もいますが、私は人と接するのも、黙々と手術に向き合うことも好きだったんです。ただ、やはり患者さんと直接やりとりして、患者さんが喜んでくださる姿を見ることが何よりうれしいと感じるので、開業医として地域に根差した医療をめざすようになりました。

開業してまだ1年半とのことですが、内装や設備のこだわりはありますか?

高原大輔院長 むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科2

全体的に木目調でカフェのようなくつろげる空間を意識しました。待合室はカウンター席とソファー席があります。カウンターは一人で来院した方がスマートフォンを見たり、読書をしたりしやすいように、ソファー席はキッズスペースの隣で家族連れの方がゆったり過ごせるようにという思いから、設計しています。小さいお子さんをお連れの方が多いのでキッズスペースのほか、トイレ内ベビーチェア・おむつ交換台を設置しております。また院内はバリアフリーにこだわり、お年寄りや車いすの方なども利用しやすい工夫をしています。また、オンライン予約に対応しており、会計は自動精算機を導入しておりますので、予約からお帰りまでスムーズです。感染症対策のため、空調も先進の機器を導入しています。なるべくきれいな空気で快適に過ごしていただければと思います。

どのような世代の患者さんが来院されますか?

府中町は子育てしやすい町だと思います。そのため子育て世代が多く来院します。私の地元は関西なのですが、大学進学を期に来てからずっと広島で暮らしています。私も小さい子どもを育てていますので、その住みやすさは実感していますね。ただこの地域には耳鼻咽喉科が少なく、当院ができたことで通院しやすくなった人も多いようです。また近隣に小児科があるため、患者さんがご紹介で来院することも多いです。小児科とはお互いに連携体制を整えて、患者さんの主訴に合わせて診察をしています。また受付時間が18時20分までと少し遅い時間まで行っているので、会社帰りの方も来院しやすいと思います。

耳鼻科用CTを導入し、精密な検査を可能に

先進の検査機器を導入されていると伺いました。

高原大輔院長 むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科3

病状をしっかり把握できるよう、耳用顕微鏡、喉頭内視鏡、耳鼻科用CT、エックス線、聴覚検査、簡易睡眠時呼吸検知装置など先進の機器を取りそろえております。特にクリニックレベルでは耳鼻科用CTの導入はなかなか珍しいのではないかと思います。大きい病院に行かなくても、身近にあるクリニックで検査が済むことで患者さんの負担を減らしたいという思いがあります。特に副鼻腔炎を繰り返す場合は手術を行うこともあるので、その時はCT検査の結果が手術の指針になりますね。

当院が得意とする診療は何でしょうか。

私は鼻の診療を得意としています。特に先ほどお伝えした副鼻腔炎では鼻内視鏡、エックス線、耳鼻科用CTで検査をして診断を行います。治療としては抗生剤投与や、マクロライド少量長期療法、ネブライザー療法が治療の基本です。もし手術が必要な場合は医療機関と連携を取って、速やかにご案内します。また大学病院時代に睡眠時無呼吸症候群の専門に扱う外来を一手に担っていた経験があるため、いびきでお困りの方も来院されます。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は「CPAP(シーパップ)」というマスク型の治療機器を用いた治療を行うほか、マウスピースを用いる治療や生活習慣の指導をお勧めする場合もあります。小児のいびきでは扁桃肥大やアデノイド肥大によって、空気の通り道が狭くなっている場合があります。肥大自体が悪いわけではないので、睡眠の質が落ちることで免疫力が下がるなどの弊害が出る場合には手術をお勧めすることもあります。

アレルギーの診療についてお聞かせください。

高原大輔院長 むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科4

当院のアレルギー検査では注射器を使用しない検査方法を採用しています。これは注射器を使わずに指先から1滴の採血で済むので小さいお子さんも怖がらずに診療ができると思います。検査の結果は30分程度でわかるので、忙しい方にもお勧めです。41項目のアレルゲンを調べることができます。ただ花粉症などは検査しても多くの項目に反応が出ることがあったり、逆に反応が出ない場合もあったりします。検査はあくまで指針で、治療としてはお薬による治療、舌下免疫療法などがあり、患者さんと相談しながら進めます。また、私は今年の4月に日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を取得しました。家族の協力を得ながら、勉強に励んだことで、無事に取得できました。開業医として診療にあたりながらも、日々勉強を継続することが大事だと思っているので、今後も知識をアップデートしながら研鑽を重ねていきたいです。

患者の思いを第一にベストな方法を考える

診療の時に心がけていることは何ですか?

高原大輔院長 むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科5

患者さんのニーズに応えることが何よりも重要だと考えています。もちろん、私がベストだと考える治療方針をご提案しますが、患者さんの思いを優先することで結果的に納得のいく方針になると思います。薬をなるべく控えたい、とにかく症状を抑えたいなど、それぞれの生活との兼ね合いで患者さんが一番ストレスなく前向きに診療にあたれる方針を一緒に考えています。

お休みの日はどのように過ごされていますか?

休日はサッカーを観戦することが楽しみです。地元チームのファンで、クリニックにもいくつかグッズを飾っています。新しいスタジアムもできて盛り上がっていますね。自分自身も体を動かすことが好きで学生の頃はサッカーをしていました。今はジムに通って筋トレをするのが趣味ですね。あとは子どもと遊んだり、家で勉強したりして過ごしています。

最後に今後の展望をお聞かせください。

高原大輔院長 むかいなだ耳鼻咽喉科・アレルギー科6

これからも患者さんのために先進の医療を提供できるよう、日々勉強を続けていきたいです。ありがたいことでたくさんの患者さんにお越しいただいているため、少しでも待ち時間を減らすことが目下の課題です。そのためにスタッフを増やすことも検討しています。この地域には耳鼻咽喉科が少ないですから、当院で地域の耳・鼻・喉の領域を担っていく覚悟で研鑽を重ねていきます。

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