根本原因にアプローチ
無駄なく効果的でシンプルなニキビ治療を
渋谷センター街れいわクリニック
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2023/06/19
- 保険診療
男女問わず多くの人が悩んでいるニキビ(尋常性ざ瘡)。顔は常に人目にさらされているだけに、一度気になり始めると意識が向いてしまうし、化膿したいわゆる白ニキビや黄ニキビ、赤ニキビなどと言われる状態になると、目立つし気になるもの。症状の程度によっては、大きな悩みとなってしまっている人もいることだろう。特に長く続いたマスク生活で悪化させてしまった人や、脱マスク生活を意識して、早めに何とかきれいにしたいと思っている人は多いはず。渋谷センター街のど真ん中にある「渋谷センター街れいわクリニック」では、経済的負担を患者にできるだけかけないよう、効果が期待でき必要なもののみを組み合わせたニキビ治療を提案することに努めているという。今回、同院の関口知秀理事長に詳しい話を聞いた。
(取材日2023年6月13日)
目次
ニキビ治療は費用に配慮したシンプルな治療で改善へ導く
- Qニキビの原因・種類・症状について教えてください。
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A
ニキビの原因はさまざまなことが言われていますが、結局は「毛穴詰まり」と「細菌感染」です。皮膚の表面には誰しも細菌を持っており、この細菌は嫌気性菌といって空気を嫌い空気のないところで繁殖します。毛穴が皮脂や汚れなどで詰まってしまったところに嫌気性菌が入り込み、汚れの奥の空気のないところで増殖。いわゆる「白ニキビ」の状態になります。その後赤みや痛みを伴って赤ニキビと言われる状態になったり、膿が出て、黄ニキビという状態になることもあります。原因としてホルモンバランスの乱れなどともいわれますが、ホルモンバランスの乱れは感染のしやすさに影響するのです。結局は、詰まった毛穴で細菌感染が起こっているのです。
- Qニキビの治療とはどのようなものがありますか?
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A
原因は「毛穴の詰まり」と「嫌気性菌の感染」ですから、その二つにきちんとアプローチする必要があります。毛穴をきれいにして空気が入るようにしておけば、嫌気性菌は繁殖しにくくなるでしょう。なおかつ塗り薬で皮膚の表面の嫌気性菌をなくすことをめざします。そのために、まず抗菌作用のある塗り薬を用います。症状により短期間、抗生物質を内服することもあります。より肌の再生を促すための補助として漢方やビタミン剤を服用することもあります。こちらは患者さんの症状とご希望に合わせて、保険診療の範囲内で処方します。
- Q日常生活もニキビに大きく関係するのですか?
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A
油分の多い食事が良くないなど、こちらもさまざまなことが言われていますが科学的根拠は証明されていません。ただ菌の増殖には免疫が大きく影響していると思います。免疫は睡眠に大きく作用されますから、睡眠は大切ですね。夜更かししがちな方、夜のお仕事の方はどうしてもニキビができがちですから注意しましょう。洗顔は普通の泡洗顔で大丈夫です。もこもこの泡で優しく洗ってあげましょう。比較的高額な毛穴洗浄や、高い効果をうたう洗顔料などもありますが、そこまでの必要は感じません。それよりも、生活習慣を整え、問題があればクリニックで治療を行うことが大切だと思います。
- Qニキビ治療において大切なことを教えてください。
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A
治療に対して期待していただくのはうれしいのですが、1週間などの短期間では改善は見込めません。目安として、半年から症状の重い方は1年程度かかるでしょう。非常に高価な自費診療も世の中にはありますが、まずはクリニックでの保険診療をお勧めします。さらに注意すべきはニキビと見た目がそっくりな粉瘤(ふんりゅう)。これは袋状のしこりをきちんと取り除かないと根本的な改善は見込めませんし、悪化すると処置も大変になります。当院ではきちんと触診し見極めて対処します。