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繰り返すクラミジア感染症は
約1週間の治療期間を守ることが大切

渋谷センター街れいわクリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2024/09/13

渋谷センター街れいわクリニック 繰り返すクラミジア感染症は 約1週間の治療期間を守ることが大切 渋谷センター街れいわクリニック 繰り返すクラミジア感染症は 約1週間の治療期間を守ることが大切
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日本国内で多い性感染症の一つとされるクラミジア感染症。性行為等によって感染し、尿道炎や子宮頸管炎などを引き起こし、治療をせずに放置していると不妊のリスクが高まるなど深刻なダメージを与えてしまうという。「渋谷センター街れいわクリニック」では、夜間や休日の診療に対応しており、性感染症の検査や治療に注力。今回話を聞いた関口知秀理事長は「性感染症は一度治療した経験があると、また感染しても治療すれば良いと予防をないがしろにしてしまう方もいらっしゃいます。治療はもちろん、しっかりと予防をして自分、そしてパートナーの体を守りましょう」と注意を呼びかけている。そこでクラミジア感染症について症状や検査、具体的な治療方法などについて、関口先生に詳しく話を聞いた。

(取材日2023年6月5日/情報更新日2024年8月27日)

クラミジア感染症は治療後も検査を行うことが大切。パートナーも一緒に治療することで再感染防止を

Qクラミジア感染症はどのような疾患なのでしょうか?
A
渋谷センター街れいわクリニック 渋谷駅からすぐの立地に開院

▲渋谷駅からすぐの立地に開院

クラミジア・トラコマチスという病原体が性行為などで感染するもので、男女ともに尿道炎などの症状を引き起こします。日本で報告される性感染症の半数に上るメジャーな性感染症ですが、自覚症状がないケースが多いという特徴があります。男性であれば尿道炎により痛みを感じることが多いものの、女性では違和感や痒みなどちょっとした症状であることが多いようです。治療がなされずに放置してしまうと、女性では子宮頸管などに菌が入ることで骨盤内炎症性疾患といった病気にかかり、結果的に不妊や慢性的な腹痛のリスクが高まる恐れがあります。男性の場合だと精巣に菌が入り、精巣上体炎を引き起こすなど、治療にも時間がかかってしまいます。

Q検査や治療方法、期間などについても詳しく教えてください。
A
渋谷センター街れいわクリニック まずは検査を受けることが大切と話す関口先生

▲まずは検査を受けることが大切と話す関口先生

クラミジア感染症は淋菌の症状と似ているため、疑いがあれば確定診断を行う必要があります。まずは尿検査を行い、白血球の数を調べて感染症の疑いがあるかどうかを調べます。それに加えPCR検査を実施し、クラミジアの確定診断を行います。検査結果が出るまでに1週間ほどかかるので、症状や経過などを検討して先にお薬を処方して治療を開始します。クラミジア感染症が疑われる時点から1週間程度抗生剤を飲んでいただくことになるのですが、重要なのは薬を飲み終わった後に再度検査を受けて陰性になっているかどうかを確認すること。一度の治療では治療しきれないということもあるので、治療から2〜3週間ほど期間を空けて検査を行います。

Qクラミジア感染症は繰り返すこともありますか?
A
渋谷センター街れいわクリニック 指示通りにきちんと治療を進めることが大切

▲指示通りにきちんと治療を進めることが大切

きちんと治療を行い指示通りにお薬を飲んでいただければ、クラミジア感染症はほぼ完治がめざせる病気です。感染を繰り返すという方は、治療が終わらないままドロップアウトしてしまったり、あるいは治療を終えた後に予防をせずに性行為をして再感染してしまったりするパターンがほとんどです。現代はSNSなどソーシャルメディアの体験談などをソースとして考える方が多く、治療途中にもかかわらず自己判断でお薬をやめる方もいらっしゃいます。そうなると治療の質は下がってしまいますから、お薬の飲み方であるとか、処方された日数分のお薬はきちんと飲み切るなど、医師の指示を守るということが感染を繰り返さないためにも重要です。

Q完治をめざすために大事なことを教えてください。
A
渋谷センター街れいわクリニック パートナーとともに治療を進めることも重要

▲パートナーとともに治療を進めることも重要

症状がなくなったことと、クラミジア感染症が治ったかは別です。症状が良くなったと思っても感染症の原因となる菌は体内に残っています。医師の指示を守り処方されたお薬を適切に飲むことはもちろん、当たり前ですが陰性を確認できるまでは性行為をしないことが大切です。また、パートナーが治療を受けていなければ感染のリスクは変わりませんから、ご自身が陽性だったらパートナーも一緒に検査を受けて治療をすることも忘れてはならないポイント。アメリカではパートナーの治療薬も一緒に処方するという取り組みも行われていますが、日本ではまだまだ難しく、自分の身を守るためにもパートナーと一緒に治療を受けましょう。

Q治療中や再発防止のために注意することを教えてください。
A
渋谷センター街れいわクリニック 日常でのケアについても丁寧に説明を行う

▲日常でのケアについても丁寧に説明を行う

性的にアクティブな方の罹患率が圧倒的に高く、性にオープンになってきたという時代背景もあり性感染症にかかってしまう方は増えている印象です。やはり感染しないというのが一番ですから、まずは自分自身で予防すること。クラミジア感染症の原因は感染者との性行為が中心ですから、コンドームの着用を徹底することが重要。直接関係はありませんが、性行為をした後には陰部を洗浄して清潔に保ってください。そのままにしていると膀胱炎などにかかるリスクが高まってしまいます。いずれにしても自分とパートナーを守るため、クラミジア感染症にかかってしまったら適切な治療を行い、繰り返さないためにも定期的なチェックや予防に努めてください。

ドクターからのメッセージ

関口 知秀理事長

自分はかからないから大丈夫、薬を飲めば大丈夫だと思っていても、感染を続けていると治りにくくなることもあります。自分の将来の体のため、あるいは周囲の人に感染させないということを意識して過ごしてください。一口に性感染症といっても、HIVといった難しい病気もありますし、現在では梅毒の罹患者数も増加傾向にあります。繰り返しクラミジア感染症に罹患する人は、そういった別の性感染症にかかってしまうリスクも高まります。複数の性感染症に罹患していると治療に時間もかかってしまいます。まずはしっかりと予防に取り組み、異常があればすぐに検査を受けることで、自分自身、そしてパートナーの健康を守っていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

性感染症の検査(自費)/9900円~

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