目立ちにくさが特徴
裏側矯正やマウスピース型装置を用いた矯正
瑞穂ラナン矯正歯科
(名古屋市瑞穂区/瑞穂運動場東駅)
最終更新日:2024/11/15
- 自由診療
歯列矯正は、単に見た目の改善をめざすだけでなく、将来にわたる歯周病や虫歯リスクの低減や噛み合わせの改善を図ったり、歯ぎしりや顎関節症の予防につなげたりと、口腔の健康を守る上でも大きな意義を有する。近年、矯正治療にはさまざまな方法があり、歯並びや顔貌、ライフスタイルに合わせて選択することが可能となり、中でも、矯正中でも装置が目立たない裏側矯正装置やマウスピース型装置を用いた矯正を希望する人が増えているという。「瑞穂ラナン矯正歯科」の村松隆二郎院長は、歯列矯正の専門家として研鑽を重ね、難しい手技が必要な裏側矯正治療も積極的に行ってきた。審美的に影響を与えにくい裏側矯正やマウスピース型装置を用いた矯正について、それぞれのメリットやデメリットついて解説してもらった。
(取材日2024年10月21日)
目次
見た目、管理方法など、ライフスタイルに合った歯列矯正を選べる時代
- Q矯正歯科専門のクリニックの強みについて教えてください。
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A
歯列矯正には、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正の2種類があります。ワイヤー矯正は表側、裏側、上が裏で下が表の3種類です。どの方法においても専門的な知識と手技が不可欠であり、担当歯科医師は多くの症例を経験して、歯列がどのように動くのか理解している必要があります。さまざまな矯正法が選べることはもちろん、一つ一つの方法に豊富な実績があることが、矯正歯科専門クリニックの大きな強みです。患者さまの顔貌、ライフスタイル、予算などを加味した上で、その方に合った矯正法を選択し、最後までやり遂げることができる専門のクリニックを選んでほしいです。
- Q目立ちにくい裏側矯正について教えてください。
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A
歯の裏側に矯正装置をつけて歯列を整えていくことをめざす方法です。食事の時などに取り外す必要がなく、見た目が目立たないのがメリットです。周りの方に気づかれず、矯正治療を行いたい方にはお勧めの方法だといえるでしょう。ただし、裏側矯正はどの矯正歯科専門クリニックでもできるものではありません。見えづらい部分に装置をつける必要があるため、熟練された手技が必要です。また、表側に矯正装置をつけた場合と期待できる歯列の動きが異なるため、裏側矯正に関する知識や経験が不可欠です。私は矯正を専門とする中で、裏側矯正についても手技を磨いており、安心してお任せいただけると思います。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正についても教えてください。
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A
透明なマウスピース型の装置を使って歯列を整えていくことをめざす矯正法です。約1週間に1度の頻度で装置を交換し、歯の誘導を図ります。マウスピース型装置は透明なので、裏側矯正と同様に目立ちにくいことがメリットです。また、食事や歯磨きの時には取り外すことができるので、歯の手入れがしやすいという利点もあります。矯正歯科においては抜歯が必要となる例があり、一般には抜歯を伴う場合、マウスピース型装置を用いた矯正は難しいとされていますが、当院は対応が可能です。手軽にできるイメージのマウスピース型装置を用いた矯正ですが、症例によってはクリニックを吟味して選ぶことをお勧めします。
- Q裏側矯正やマウスピース型装置を用いた矯正ができないケースは?
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A
裏側矯正もマウスピース型装置を用いた矯正も、矯正ができないケースはありませんが、それぞれデメリットがあるため考慮することが必要です。裏側矯正は、表側矯正のように唇や頬に装置が当たる心配はありませんが、舌に当たる恐れがあります。舌が大きい、舌の癖があるという場合は、違和感を覚えたり、滑舌に問題が出たりするケースがあります。一方、マウスピース型装置を用いた矯正は装置を取り外せることがメリットですが、着脱の管理を行わなければならないことが同時にデメリットでもあります。営業職や調理職など頻繁に飲食をする人や、1日に22時間程度の装着が難しい場合にはお勧めしません。
- Qこちらではお子さんの矯正も相談できますか?
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A
当院では、子どもの歯列矯正も行っています。初回のカウンセリングは無料なので、子どもの歯並びが気になったら、まずはご相談いただきたいです。私は将来の歯並びがある程度予想できる、小学校2〜3年生頃に開始することを勧めています。ただし受け口の場合には、もっと早い段階から開始したほうが良いでしょう。子どもの歯並びの状態や成長に合わせて矯正を進めていきますが、着脱の管理が難しく、長時間の装着が必要なマウスピース型装置を用いた矯正はあまりお勧めしていません。子どもに負担が少なく、子ども自身も嫌にならずに進めていけるような矯正装置の提案を行っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは裏側矯正/90万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/85万円~、小児矯正/40万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。