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岡本 喜一郎 院長の独自取材記事

岡本乳腺外科・内科クリニック

(豊田市/豊田市駅)

最終更新日:2025/11/25

岡本喜一郎院長 岡本乳腺外科・内科クリニック main

豊田市駅から徒歩15分、「岡本乳腺外科・内科クリニック」は商業施設が立ち並ぶ一角の医療モール内にある。岡本喜一郎院長は、乳腺外科医として豊橋医療センターや、公立陶生病院などで研鑽を重ねてきたスペシャリストだ。乳腺外科は専門性が高く、日々進化し続ける領域である。その難しさから専門にしようとめざす医師は少なく、乳腺外科医は慢性的に不足しているという。一方乳がんの罹患者は増えているため、検診・診療体制が十分とは言い難い。そうした状況を受けて、岡本院長は「乳腺外科は専門性が高い分野だからこそ、病院に加えて、検診・診断・治療を担当する地域に根差したクリニックも必要だと考えています」と語る。開業への思いやこだわり、検診の実態や工夫、今後の展望について聞いた。

(取材日2023年6月14日)

受診しやすい雰囲気と、負担の少ない検診をめざして

明るく落ち着いた雰囲気のすてきな院内ですね。

岡本喜一郎院長 岡本乳腺外科・内科クリニック1

ありがとうございます。院内は女性が受診しやすい雰囲気にこだわりました。ホテルのフロントのような、落ち着いて洗練されたイメージです。フェイクグリーンなどをあしらって、ナチュラルな要素も加えてあるんですよ。検診を受けるとなると緊張してしまう人も多いでしょうから、少しでもリラックスしてもらえればと思っています。また、質の高い診療を提供するために設備・機材は先進の物でそろえました。診察室のモニターは大きく精度にこだわった物を。エコーなどの画像が精細に見えるので、患者さんもわかりやすいと思います。マンモグラフィは以前のものより圧迫圧が少ないものを選びました。痛いイメージが強い検査なので、できる限り負担を減らしたいと思ってのことです。さらに、骨密度計も備えています。来院しやすく、負担が少なく精度の高い診療ができる院内設備を取りそろえたつもりです。

岡本院長が乳腺外科を専門としたのはなぜですか?

乳腺外科を専門とする医師をめざす人が少ないことが理由ですね。もともとは消化器外科と乳腺外科が専門でしたが、乳がんの発症率が上がる一方で、診療できる医師が少ないのは問題だと思い専門分野を一つに絞ることにしたのです。今後さらに日本人の生活の欧米化が進むにつれて、乳がんはますます身近な病気になるでしょう。その時にきちんと診療を提供できる、専門性の高い医師でありたいと考え、豊橋医療センターや公立陶生病院などで研鑽を積んできました。乳腺外科専門の医師をめざすステップは簡単ではありませんでしたが、必要とされているという需要の面から見て、乳腺外科を選んで良かったと思います。

乳腺外科の診療には高度な専門性が求められるんですね。

岡本喜一郎院長 岡本乳腺外科・内科クリニック2

そうですね。乳腺外科は非常に専門性が高い分野です。がん治療の中でも日々技術が進んでいくので、医師はそれに追いついていかなければなりません。しかも、遺伝子や化学療法、手術など、さまざまな内容について勉強する必要があります。当たり前ですが、片手間に乳腺外科専門の医師であると名乗れるものではないのです。乳腺外科を専門的に診療しているクリニックは、近くに住む幅広い年代の女性に大きな安心を届けられる存在だと思っています。当院も三河エリアに住む方々のお役に立てたらうれしいですね。

多くの女性に定期検診を受けてほしいと啓発活動に注力

乳がんの早期発見のために重要である「ブレストアウェアネス」とは何ですか。

岡本喜一郎院長 岡本乳腺外科・内科クリニック3

定期的な乳がん検診に加えて、日頃から自分の乳房に意識を向けることで早期発見につなぎやすくするための取り組みです。定期的に検診を受けていても、100%乳がんを発見できるわけではありません。だからこそ、普段の生活の中で自分の乳房を意識し、異変に気がつきやすくする習慣がとても大切となるのです。よく知られている硬いしこりの有無はもちろん、エクボのような引きつり、乳頭の変形、黒色や赤色をした液の分泌、左右差があるなど、少しでもいつもと違うと感じたのなら受診したほうが良いでしょう。これらの異常を感じるには、前提条件として通常を知っておく必要があります。ですから、常日頃から乳房を観察し、触れて、意識を向けていただきたいですね。

乳がん検診を定期的に受けることも重要ですよね。

ええ。30代は乳腺エコー、40代はマンモグラフィか乳腺エコーで定期的に検査を受けるのがお勧めです。最近は著名人の乳がん罹患などもあって、20〜40代の検診率は上がってきているように感じています。しかし、60代以降の検診は根づいていないようで歯がゆく思っています。実は60代以降で乳がんになる人は多いのです。「乳がんは若いうちからかかり得るがん」として啓発がなされたことは素晴らしいのですが、一方で60代以降の人から「私は若くないから大丈夫」という声が聞かれてしまうのは残念ですね。乳がんは若いうちにかかるがんではなく、一生罹患の可能性があるということを知ってほしいですし、定期検診を続けてほしいです。クリニックに足を運んでくださる方以外にも、このことを知ってもらえるような方法はないのか、現在啓発方法を模索しています。

これまでがん治療に携わってきて、何か思うことはありますか?

岡本喜一郎院長 岡本乳腺外科・内科クリニック4

開業する前から、患者さんが困っている際に本心で話し合える主治医でありたいと思い続けてきました。最近は乳がんに関する情報が、インターネットや書籍、クチコミなど、さまざまな形や場所でたくさん出回っています。根拠のない民間療法が見受けられることもしばしば。ただ、病気のこととなると不安が増し、わらにもすがるような思いで誤った情報を信じてしまう患者さんは少なくありません。そんなときに、「先生に聞いてみよう」と思ってもらえるようになれたらうれしいですね。そして患者さんが見つけた治療法はどのようなものなのか、こちらがお勧めする治療法にはデータの積み重ねがあることを医師という立場からしっかりとお話しできればと思います。

地元・三河エリアに住む女性に貢献できるクリニックに

お忙しい毎日ですが、気分転換はどのようにされていますか?

岡本喜一郎院長 岡本乳腺外科・内科クリニック5

運転が好きなのでクリニック近くから少し遠くまで、いろいろなところへドライブしています。三重県、長野県、静岡県などでも勤務経験があるので、懐かしく思って訪ねることもありますね。この地域で開業している同業者がいて心強い一方で、地元に戻り開業したことで昔からの知り合いとのつながりを大切にしたいと思うようになりました。さまざまな人との絆を大切にしながら、大好きな地元の生活を楽しみながら、一人でも多くの女性の健康づくりに貢献し、このエリアで信頼されるクリニックにしていきたいです。

岡本院長のモットーを教えてください。

患者さんが困ったことや心配なこと、気になることがあるときに、気軽に話をしやすい医師であることを大切にしています。話しやすい雰囲気になるように、信頼してもらえるように、きちんと目を合わせたあいさつを心がけています。また、どんな小さなことでもしっかりと話を聞くことも重視。乳腺外科というジャンルですから、男性である私には話しにくいと感じる患者さんもいらっしゃるかもしれません。その場合は無理せず、女性技師や看護師にお話ししていただければと思います。ご要望があれば、検診も女性技師が対応します。診療に支障が出ないように、患者さんが話してくださった情報はスタッフ内でしっかりと共有しているのでご安心ください。乳房の検査というのは、女性にとってあまり進んでやろうと思えない検査なのは当然です。だからこそ、抵抗感を少なくできるような工夫や努力を重ねています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

岡本喜一郎院長 岡本乳腺外科・内科クリニック6

気軽に受診できる開放的なクリニックをめざしているので、気になったら立ち寄ってみていただけるとうれしいです。また、乳腺外科が身近にあれば意識が高まると考え、アクセスしやすい場所を選びました。一人でも多くの方に「乳がん検診に行こうかな」と思ってもらえたら幸いです。当院は名古屋大学医学部附属病院をはじめ、豊田厚生病院やトヨタ記念病院など、たくさんの医療機関と連携しています。より精密な検査・治療が必要な場合、患者さんの生活に合わせた医療機関を紹介できるのでご安心ください。ただ、治療のために病院へ通院することが負担に感じる方は少なくないでしょう。少しでも負担軽減につなげられるよう、ゆくゆくは当院でも化学療法を提供しようと考えています。ちなみに、すでにゆったりとしたチェアとスペースは確保してあるんですよ。地元である三河エリアに住む方々に貢献できるよう、これからも努めてまいります。

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