老化でまぶたが下がるのは眼瞼下垂?
眼瞼下垂の手術について
VERNO SKIN CLINIC
(世田谷区/桜新町駅)
最終更新日:2025/12/10
- 保険診療
まぶたの垂れ下がりを「もう年だから」と諦めている人もいるだろう。しかし、それらの症状は眼瞼下垂症と診断されれば保険診療で治療することが可能だ。すでに視野の狭さに不自由しているなら、早めに手術をして生活上の安全にも配慮したいところだ。眼瞼下垂症は眼科だけではなく形成外科に相談するという選択肢もある。「形成外科ならば、見た目にもよりこだわって手術できる場合があります」と語るのが「VERNO SKIN CLINIC」の石井龍之先生だ。日本形成外科学会形成外科専門医でもある石井先生に、眼瞼下垂症にはどのような手術を行うのかなど詳しく教えてもらった。
(取材日2025年6月6日)
目次
眼瞼下垂症は保険で手術できる。まぶたの垂れ下がりの相談は、見た目にもこだわる形成外科へ
- Q最近、まぶたの垂れ下がりが気になるのですが……。
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A
▲年齢のせいだからと諦めず、気になる症状があれば早めに相談を
まぶたの垂れ下がりは年齢のせいと諦めている方もいますが、それが眼瞼下垂症の場合には保険での治療が可能です。眼瞼下垂症とは、まぶたが下がり見えにくくなる病気です。原因としては、加齢やハードコンタクトレンズの長期使用などによる眼瞼挙筋の衰え、もしくは皮膚そのもののたるみなどがあります。いずれにせよ、狭くなってしまった視野を改善するための治療が必要です。視野だけではなく見た目も気にする方も多いので、当院では見た目に最大限配慮して手術を行っています。
- Q眼瞼下垂症の手術はどのように行いますか。
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A
▲局所麻酔で行う日帰りでの手術も可能。治療には保険が適用される
眉毛の下、またはまぶたの二重ラインを切ってたるみを持ち上げる2種類の手術があります。眼瞼挙筋がたるんでいる場合、基本的に後者の術式になりますが、当院では大きく印象を変えたくないといったご希望にも対応できます。局所麻酔の日帰り手術で、所要時間は60分から90分程度。「抜糸まで視界不良になりますか?」と聞かれますが、心配はありません。翌日からシャワーや洗顔もできます。基本的に1週間後に抜糸となり、1ヵ月後、3ヵ月後、半年後と、必要に応じて経過観察をしていきます。眼瞼下垂症の手術は眼科でもできますが、形成外科が専門の医師なら、傷痕など見た目にも配慮した治療が相談できるというメリットもありますね。
- Q形成外科で治療するメリットについて詳しく伺いたいです。
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A
▲まぶたの垂れ下がりの改善を図り、目元の自然さにも配慮
形成外科を専門とする医師は、まぶたのたるみだけではなく、頬のたるみなども専門的に治療しています。例えば顔面神経麻痺で目や頬がたるんだ場合には、たるみを持ち上げる治療を行うことがあります。こうした治療では、顔面神経の位置や筋肉の構造を正確に理解していることが、合併症を防ぎ、安全に施術することにつながります。眼瞼下垂の手術も眼球ではなく、顔の皮膚や筋肉の手術であるため、より有用な治療を施すことが可能になります。また、傷痕が目立たないように治療する修練を積んできていますので、傷痕を目立たないように配慮した治療ができるのも大きいメリットだと思います。
- Q眼瞼下垂症などの手術を行う際、何を大切にしていますか。
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A
▲患者一人ひとりの悩みや症状に合わせたプランを提案する
大切にしているのは、患者さんのお顔を大きく作り変えるのではなく、かつての顔貌にどれだけ近づけられるかという点です。一種の再建外科と捉えて取り組んでいます。再建外科とは手術や事故で失われた組織を元どおりに作り直す、形成外科の中の一つの専門領域です。形を変える手術では、美の定義も時代とともに変遷するので、患者さんはなかなか満足できないリスクもありますが、私がめざしているのはあくまでも「元どおりにする」こと。その点を重視した診療・施術を行うよう心がけています。
- Qこちらでは専門性の高い治療にも対応されていると伺いました。
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A
▲患者の立場に寄り添った診療を心がける石井理事長
当院は私を含め慶應義塾大学医学部形成外科の皮膚再生・若返り医療研究チームの医師たちが複数在籍しています。眼瞼下垂症の手術に関しても専門的な技術を持ち、筋膜移植が必要となる特殊な例にも院内で対応可能です。高水準の医療サービスを提供するだけではなく、研究にも力を入れて、日本の医療の発展に貢献していきたいと思っています。そして、形成外科で行われる医療は、病気によって損なわれた本来の形を取り戻すための医療でもあるということを、より多くの方に知っていただけたらと願っています。

