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力石 浩志 院長の独自取材記事

ちからいしこどもクリニック

(千葉市稲毛区/作草部駅)

最終更新日:2024/05/01

力石浩志院長 ちからいしこどもクリニック main

「ちからいしこどもクリニック」は、作草部駅より徒歩3分の立地にある。付近の商業施設と合同で約100台の駐車場も完備しており、車で来院する患者も多い。2023年に力石浩志院長が開業した同院のコンセプトは、「子どもたちがより良く暮らすためのサポートを行う」こと。スマホでスムーズに予約・問診ができるシステムや、感染症がうつりにくいよう配慮された動線や診療時間など、クリニックには隅々まで細やかな配慮が行き届いている。「テキパキ診るというよりも、患者さん一人ひとりにしっかり時間をかけて向き合いたいんです」と語る力石院長は、穏やかで人好きのする笑顔ににじむ小児医療への真摯な思いが印象的な人物だ。そんな力石院長に、開業の経緯や地域への思いについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2024年3月12日)

子育て経験を経て、地域医療に携わることを決意

開業の経緯について教えていただけますか?

力石浩志院長 ちからいしこどもクリニック1

開業するまでは、大学で小児がんを専門に診療を行っていました。命に関わる病気に携わる重みとともに子どもの人生に関わる大きなやりがいを感じる仕事でしたが、自分の子どもが小学校に上がるタイミングで、開業を検討するようになりました。子育てをしていると、地域との距離が近くなりますし、自分はもちろん、周囲の子育て世帯の悩みにも目が向くようになっていたんです。これからは、自分も地域に根差して小児科に携わりたいという気持ちが高まり、開業に至りました。クリニックのある千葉市・作草部は、小児科クリニックが少ないエリアです。私が長く在籍していた大学にも家にも近かったという理由もありますが「もっと身近に小児科があったらいいのに」という地域のニーズに応えたいと思い、この場所に開業することを決めました。

診療時間を区切るなど、端々にこまやかな配慮を感じます。どんな点にこだわられたのでしょうか?

そうですね。主な患者層が30代前後のご両親を持つお子さんなので、受診する際の負担が少しでも軽くなるよう、ウェブ上での予約・問診システムを導入しました。時間の予測ができ、自宅で問診を入れられるのは、病気の子どもを連れて待合室で問診を書くのと比べて楽だろうと思いました。また、小児科クリニックといえば子どもに合わせたカラフルな壁や診察室のイメージがありますが、お子さんだけでなくご両親にもリラックスしていただきたいので、院内は明るいクリーム色をベースに、落ち着いた雰囲気でまとめました。乳幼児の場合はクリニックで風邪などをもらいやすいので、13時30分〜15時30分を乳児健診・予防接種に充てています。同じように、入口は一つなのですが、一般診療と感染症では待合室と診察室を別にして、動線を分けるようにしていますね。

先生が医師をめざされたきっかけは何でしょう?

力石浩志院長 ちからいしこどもクリニック2

私は小学生の時に、腎臓病の一つである小児ネフローゼ症候群になり、3年ほど入退院を繰り返していました。自分自身の病気と向き合う中で、小児病棟にいる小さな子どもたちの力になりたいと思ったことが、医師をめざしたきっかけです。実際に医師として働き始めてから今に至るまで一貫しているのは、「仕事を楽しみながら、子どもたちの力になれる」というやりがいを感じていることでしょうか。やはり私自身が子どもが好きなので、毎日の仕事を楽しいと思えるんです。ですので、毎日患者さんからパワーをもらっていますね。患者さんの力になれたと感じた時や、街を歩いていて「あ、先生だ。こんにちは!」と笑顔で声をかけてくれた時などは、小児科医をしていて良かったと感じる瞬間です。

医療を通じて子育て世帯をサポートしたい

先生の診療方針について教えてください。

力石浩志院長 ちからいしこどもクリニック3

私の診療方針は、子どもたちが笑顔で、より良く暮らせるためのサポートを行うことです。子どもをよくするためには家族をよくする必要がある。これは、小児科医として大学病院で働いていた時に、患者である子どもの方だけを向いていてはいけないなと感じたことが根っこにあります。入院中は、お子さんに付き添っているご両親の元気がないと、お子さんも元気にならないものです。それに、今付き添っているけれど、自宅にほかのきょうだいを残さざるを得なくて悩んでいる……そんなご家族も見てきましたので、開業するからには、地域の子育て世帯全体を、親兄弟も含めてサポートできるようなクリニックにしたいと考えました。

子育て世代をサポートするために、どのような工夫をされているのでしょうか。

例えば、インフルエンザにかかると登校停止期間が発生します。きょうだいが順繰りに感染していくと、ご両親も長期間動けなくなってしまいます。そのような時、子どもをいかに早く治してあげられるか、どうしたら家族内で感染が連鎖しないかを考えながら診療を行っています。あと、私自身の子育て経験も影響していますね。私には小学生の子どもが3人いますが、実際に子育てを始めるまではわからなかった苦労がたくさんあります。子どもをクリニックに連れて行きたいと思ったら仕事を休まないといけないですし、誰かに頼りたいけれど難しい場合もある。赤ちゃんが咳をしている時は親も眠れないものですし、そうすると親も体調を崩してしまう……。子育てはすてきなことですが、もっと子育て世帯が生きやすくなってほしいという願いがあるんです。ですので当院では、ご家族みんなが笑顔になれる診療をめざしています。

診察時にはしっかりお時間を取られると伺いました。

力石浩志院長 ちからいしこどもクリニック4

スタッフからは、丁寧に対応しすぎと言われる恐れもあるのですが(笑)、私のめざす診療には、一人ひとりの患者さんにしっかり時間をかけることが不可欠だと考えています。小児科は、早く子どもを診察してほしいというニーズも多いですし、ある程度テキパキ診察しなければということもわかってはいるのですが、機械的に患者さんをさばくことはしたくないんです。それというのも、小児科はお子さんの症状と併せて、その背景であるご家族の事情も重要だと考えているからです。体調が悪いお子さんのそばにいるのはご家族ですから、ご家族の不安や事情を理解しないまま診療だけ済ませてしまうと、医師の見えないところでご家庭の負担が増してしまう。ご家庭によって状況はさまざまですので「どうしたら子どもにとって一番良い状況になるだろう」と考えながら診療を行っています。

困った時に気軽に頼れる地域の受け皿でありたい

クリニックでは、ご家族で診てもらえるそうですね。

力石浩志院長 ちからいしこどもクリニック5

当院では、高校生や大学生の診療はもちろん、簡単なものであれば成人のご家族の診療も対応しています。「こどもクリニック」ではありますが、成人の薬の処方もできますので、発熱など、一家での体調不良時にはぜひご家族で来院していただきたいと思っています。子どもと親が別のクリニックにかかった場合、同じご家庭であっても、体調が悪い時に診察内容を共有するのは大変ですし、家族内で別々の医師から説明された内容に齟齬(そご)があると、どうすればいいのかと戸惑ってしまう方もいるかと思います。当院は、そうした面でも子育て世帯をサポートしたいと考えています。もちろん、当院では対応できないと判断した場合、成人している方には一般内科の受診をお勧めしたりもしますので、まずは一家で頼っていただけたらと思います。

今後の展望について教えてください。

まだ開業して間もないので、まずは地域の中で、子育て世帯の方が、安心して通いたいと思えるクリニックになっていきたいです。あとは今後手を広げていきたいところとしては、日々の診療を通して地域のニーズをくみ取りながら、対応できることを増やしていきたいと考えています。地域の保育園や幼稚園、小学校などの園医や学校医だけでなく、出張授業みたいなものができるなら、時にはクリニックの外へ出て活動していくことも視野に入れています。

最後に、これから通う小児科クリニックを探している方へメッセージをいただけますか?

力石浩志院長 ちからいしこどもクリニック6

「子どもが鼻詰まりで眠れなくて、ずっと一緒に起きているんです。大した症状ではないと思うのですが……」と申し訳なさそうにお電話くださる方がいらっしゃいます。ですが、お子さんの調子が悪くて、ご家族の生活もつらい状況になっているのなら、それはもう「大したこと」です。子育てをしていて困ったら、まずはお気軽にクリニックに頼っていただきたいと思います。症状緩和を全力でお手伝いします。それ以外にも、子育てに関する悩みなど、ご家族みんなの生活が少しでもよいものになるようお手伝いしたいと思っていますので、ぜひお気軽にお越しください。

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