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内田 俊也 院長の独自取材記事

神田西口うちだ内科

(千代田区/神田駅)

最終更新日:2024/01/22

内田俊也院長 神田西口うちだ内科 main

「神田西口うちだ内科」は、東京メトロ銀座線とJR山手線・神田駅西口から徒歩1分。2023年5月に開業した同院の院長を務めるのは、腎臓内科と高血圧を専門とし、大学病院や米国医学留学、公立の関連病院などで研鑽を積んできた内田俊也先生。米国留学の経験のほか、帝京平成大学附属日本語学校の校長なども務めるなどさまざまな経歴を持つ内田院長に、同院を開業した経緯やクリニックの特徴についてじっくり語ってもらった。

(取材日2023年8月2日)

45年に及ぶ経験と知恵を地域医療に還元したい

開業に至るまでの経緯を教えてください。

内田俊也院長 神田西口うちだ内科1

当院は2023年5月に開業しました。開業に至った経緯は、70歳になることを節目として、医師になってからの45年に及ぶ知識や経験、知恵などを地域医療に還元したい、健康寿命の延伸のため生活習慣病の治療に注力したい、国際的な診療活動を行いたいという思いがあったからです。開業にはさまざまなリスクが伴いますが、好きだった臨床をあと10年くらいはできるだろうという気持ちで開業を決意しました。

なぜ神田の地を選ばれたのでしょうか?

たまたま今の地で、前の院長先生がお辞めになるという話があり、ここを見に来たのが昨年の秋です。ある開業セミナーに参加したとき、神田はアクセスが良いということをおっしゃっていたのですが、実際に神田に開業してみて、本当だなというふうに実感しています。東京駅と1駅しか違わないのですが、東京駅だとプラットホームを降りた後、外に出るまで結構歩くじゃないですか。当院は神田駅から徒歩1分ですので、天候に左右されにくく通いやすいと思います。本当に良いご縁をいただいたと思っています。

先生のご経歴を教えてください。

内田俊也院長 神田西口うちだ内科2

東京大学を卒業後、1980年に東京大学医学部の第4内科に入局しました。ちょうど着任したばかりの教授が、専門は内分泌であるのに腎臓に対しても造詣が深く、その教授の影響で腎臓を専門と決めたのです。在籍中は浜松医科大学に国内留学もし、私がもともとやりたかった水・電解質の異常や、あまり診る機会のなかった腎炎・ネフローゼ症候群について勉強しました。東京大学で腎臓内科を立ち上げ、若い人も徐々に増えてきたところに、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の腎臓内科の教授を務めておられた黒川清先生が帰っていらして、指導を仰ぐことになりました。その後、私自身も米国国立衛生研究所(NIH)へ3年間留学する機会をいただきました。帰国後は、公立昭和病院腎臓内科、帝京大学医学部内科の教授を務め、帝京平成大学ヒューマンケア学部教授・国際交流センター長や帝京平成大学附属日本語学校校長を経て、現在に至ります。

高血圧症・糖尿病・痛風・慢性腎臓病など幅広く対応

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

内田俊也院長 神田西口うちだ内科3

もともと腎臓内科と高血圧症を専攻して、腎臓内科の担当教授としてやってきたので、そこを強みとし、幅広く診療を行っています。腎臓というのは、全身を診ることを余儀なくされる臓器なので、自然とほかの専門領域にも詳しくなっていくんですね。当院でも、高血圧症はもちろん糖尿病、痛風・高尿酸血症、肥満症、脂質異常症、不整脈、便秘、不眠などの生活習慣病も数多く診療しています。自立した生活を送ることができる健康寿命は、平均寿命に対して女性は12歳、男性は8歳短くなっています。なぜ短いかというと、 寝たきりになって介護を必要とするような状態になるからです。原因は生活習慣病を土台にした脳、心、胃、血管の病気によるものですから、その部分に対してより適切に介入して、健康寿命の延伸につなげ、QOL(生活の質)の高い人生を歩むことができれば、患者さんも幸せですよね。今までの経験をもとに少しでも貢献できたらと思っています。

機器にもこだわられたそうですね。

血管年齢をダイレクトに調べることができる検査機器があり、心電図も同時に検査できます。エックス線検査では胸部、腹部、血管の石灰化、骨格および骨密度を調べます。超音波は診察室に置けるような小型のものを選択しました。大学病院では、エックス線写真や心電図を撮るにしても、それぞれ別のところにオーダーをして、患者さんにそこへ行っていただいて、撮るまでに時間がかかりますよね。場合によっては別の日になることもあります。開業にあたり、同じ場所でワンストップで行えるようにしたいと思っていたので、理想どおりの設備がそろえられたかなと思っています。当院ではすぐに結果も出ますので、気になる方は気軽に受けていただけます。

どのような患者さんが来院されていますか?

内田俊也院長 神田西口うちだ内科4

この近辺でお仕事をされている40〜60代の方が多く来院されています。主訴は、高血圧症、糖尿病さらに脂質異常症を主体とした生活習慣病の管理を目的としてホームページで探して来られる方が多いですね。想定外だったのは、痛風で受診される方がとても多いということです。痛風は痛みを伴うので、ご本人も相当つらいじゃないですか。痛風の方は尿酸の数値が高いのですが、数値が下がると、患者さんの痛みも自然と軽減していくので、まずは治療によって尿酸値の低減をめざします。近隣のクリニックからご紹介いただくこともあり、とてもやりがいを感じています。

病気の成り立ちを明らかにすることに注力

診療の際に心がけていることを教えてください。

内田俊也院長 神田西口うちだ内科5

病気の成り立ちを明らかにすることに全力を使うことを心がけています。例えば、ある異常があったとして、なぜそれが起きているのかどんどん突き詰めていきます。追究するということは、臨床の場でとても重要なことだと思っています。追究してわかったことは、患者さんに寄り添いながらわかりやすい言葉でご説明して差し上げ、お気持ちを安心させるということも、もちろん大切にしています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

内田俊也院長 神田西口うちだ内科6

まずはクリニックに一度足を運んでいただいて、当院の雰囲気や私の考えにふれていただけるとうれしいですね。来院された方に対しては全知全能を傾けて、患者さんにとっての最適解をご提案できるように努力したいと思っています。患者さんがいつまでも若々しく、一人ひとりの方が生活の質を高めながら、若々しい血管を保ち、そして結果として健康寿命の延伸につながることを目標に掲げています。患者さんに喜ばれるようなクリニックおよびかかりつけ医・ホームドクターをめざしていきますので、些細なことでも結構ですのでご相談ください。

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