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鹿野 竜一 院長の独自取材記事

星川駅前歯科クリニック

(横浜市保土ケ谷区/星川駅)

最終更新日:2024/09/02

鹿野竜一院長 星川駅前歯科クリニック main

星川駅に直結するビルで診療を行う「星川駅前歯科クリニック」鹿野竜一院長は、大学卒業後に大手医療法人の歯科クリニックで研鑽を積み、2023年4月に同クリニックを開院。幅広い治療を得意とするスキルを持ちながら、「患者さんを自分の家族だと思って接する」をコンセプトに掲げ、治療方法の選択には患者の意思をできる限り重要視している。地域住民の健康寿命を長引かせることを願って、定期検診の重要性を説くことにも力を入れている。そんな同クリニックのこだわりや今後の展望について、鹿野院長に話を聞いた。

(取材日2024年8月1日)

自分の家族だったらどうするかを思って診療にあたる

現在のクリニックの様子を教えてください。

鹿野竜一院長 星川駅前歯科クリニック1

駅から近い場所にこだわったこともあり、2023年4月の開院以来、毎日たくさんの患者さんに足を運んでいただいています。この地域の方々は私のような新しく入ってきた歯科医師に対しても優しく、治療方針を説明する際も熱心に耳を傾けてくださる印象です。健康になることに対して前向きな方が多く、日々、大きなやりがいを感じながら診療にあたることができています。開院当初からの目標である「地域に根差した歯科クリニックになる」ことを実現するために、今後もお子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、ご家族全員と信頼関係を築き、皆さんの健康寿命を伸ばすお手伝いをしていきたいと思っています。

どのような診療方針をお持ちですか?

「とりあえず削る」ではなく、患者さんの利益を考え、その治療が必要かどうかを慎重に判断することは勤務医時代から常に考えていることです。例えば歯科検診で初期虫歯を発見した場合、すぐに削るのではなく、経過観察を提案することもあります。虫歯のサイズが小さいと、削る機械のドリルのほうが大きくなって、歯に余計な負担を与えてしまうことがあるからです。その際に「自分の家族が同様のケースであったとしても削らないだろう」と思ったら、患者さんに対しても手描きのイラストを使いながら治療を見送る理由を説明することもあります。最終的にはご本人の意向も聞き取りながら方針を決めますが、真摯に向き合う姿勢を大切にしています。

勤務医時代はどんな経験をされてきたのでしょうか?

鹿野竜一院長 星川駅前歯科クリニック2

歯学部卒業後は、自分のスキルを上げられる環境を求め、指導が厳しいことで知られる大手医療法人の歯科クリニックに勤務していました。最初の2年間は汐留のクリニックに勤務し、その後、川口、新宿御苑、東大宮での勤務を経て、最終的に大井町のクリニックの院長に就任しました。専門性の高いレベルで歯科医療を手がける精鋭たちが集まっており、広く深く学びを得ることができたからこそ今があると思っています。勤務していた当時は泣き言を言う暇もないという状況でしたが、今思えばとても学びが多い貴重な経験でした。そこで重視していたのは、患者さんが何を望んでいるかが一番大切という考え方。歯科医師のエゴを押し通すのではなく、患者さんが希望する治療を提供する「患者ファースト」の意識が根づいたのもそこで得た大きな財産です。

予防のために来院したくなる歯科クリニックへ

予防歯科に力を入れているそうですね。

鹿野竜一院長 星川駅前歯科クリニック3

歯の痛みなどの自覚症状がない人にも、当クリニックでは3ヵ月に1回の検診をお勧めしています。丁寧に歯磨きをしていても歯石が付着し始めてしまうタイミングでクリーニングをしておけば、虫歯や口臭の予防にもつながるからです。「半年に1回では駄目ですか?」という質問を受けることもありますが、3ヵ月目で検診を受けることに比べるとより多くの歯石がたまっており、初期虫歯などの問題の発見が遅れるリスクもあります。歯石がたまっていてクリーニングが2回必要なケースもありますし、それなら3ヵ月に1回受けていただくメリットのほうが大きいですよね。しっかりと理由を持って患者さんに定期検診の必要性を訴えています。しかし、治療が終わった患者さんも含めて「痛みは特にないけれど歯科クリニックに行く」という選択をしていただくのは簡単なことではありません。その課題を乗り越えるのが今後のテーマです。

患者さんの予防意識を高めるために工夫していることはありますか?

定期検診の際には、歯石をきれいに取るだけではなく、歯科衛生士が患者さんの口内環境に合わせて歯磨きのアドバイスをさせていただきます。患者さんがモチベーションを維持できるように、上手に磨けている部分は素直に伝えて、汚れが残っている箇所があれば「次の3ヵ月はここを意識して頑張りましょう」とお伝えするようにしています。当クリニックには優しくて明るい歯科衛生士が常に2人勤務しており、私が細かな指示を出さなくても適切に動いてくれるのでとても助かっています。患者さんが治療やメンテナンスの予約を取りやすいように治療台を増設したので、今後もチーム一丸となってまめに通いたくなるような歯科クリニックにしていきたいですね。

治療の際の痛みが不安な人へは、どんな対策をしていますか?

鹿野竜一院長 星川駅前歯科クリニック4

麻酔注射が必要な治療の場合、針を刺す瞬間のチクッとした痛みを和らげるために、当クリニックでは必ず事前に表面麻酔を行っています。麻酔を2段階にすると時間がかかるため、効率を重視して表面麻酔を行わないクリニックもありますが、私は逆だと思っていまして。2段階麻酔で痛みの生じにくい状態で治療を始めれば、患者さんは安心してお口を開けてくださり、その分、私も作業に集中できるでしょう。結果的に診療室に入ってから出るまでの時間は変わらないのではないかと思います。それに痛くなければ患者さんも「他もちゃんと治療してみよう」と思ってくださるかもしれませんので。

多様な診療内容に対応しつつ、専門家との連携も強化

先生は多様な診療に対応されているのですね。

鹿野竜一院長 星川駅前歯科クリニック5

歯科医師の父がそうであったように、幅広い診療を行うことで地域に貢献したい気持ちが強いので、ある分野に特化しようと思ったことは一度もありません。100人いたら1人は専門家でないと救えない患者さんがいるかもしれませんが、その1人は専門の先生の力をお借りして、私は残りの99人を救えるような治療をできるようになりたいと考えています。そのため、勤務医時代に培った、高いレベルかつ広範囲にわたる知識や手技を生かして、日々の診療を手がけています。また高性能な歯科用CTを導入しており、この機器の力を借りて精緻な治療に努めている点が強みです。

お子さんに対してはどのような取り組みをされていますか?

診察が終わった後、お子さんには専用のコインを渡してカプセルトイを楽しんでもらっています。幼少期から、歯科クリニックを「楽しい場所」と思ってもらえたら、その子が大人になってからも、自ら当たり前のように定期検診に通ってくれるかもしれません。若い頃から歯科クリニックに通う習慣があれば、将来的に歯を失うリスクの軽減につながります。だからこそ、親御さんにはお子さんも連れて定期検診を受けていただきたいですし、それを少しでも私たちがサポートできればと考えております。地域のお子さんたちが大人になる頃、歯を削ったり抜いたりする治療が必要な人がほとんどいなくなって、歯科医師である私が暇になるような未来が訪れたらうれしいですね。

クリニックの今後の展望をお聞かせください。

鹿野竜一院長 星川駅前歯科クリニック6

幅広い治療に対応できるスキルには自信がありますが、何でも自分で行うことに固執せず、自分では治療の難しい症例は専門の先生に任せるべきだと考えています。ですから自分の得意分野であるインプラントに関してさえも別のクリニックをご紹介させていただくことがありますし、当クリニックの矯正治療も専門の先生にお任せしております。今後は根管治療を専門とする先生を招き入れられるような体制を整え、患者さんの症状やニーズに応じて、さらに高度な歯科医療も提供できるクリニックにしていきたいですね。

最後に患者さんへのメッセージをお願いします。

私が一番お伝えしたいのは「痛くなってからではなく、痛くならないように歯科クリニックに行きましょう」ということです。そこは今後も患者さんに対してしつこくお伝えしていきたいと考えています。今は技術が進歩しているので、虫歯になってもきれいに治療することをめざせますし、歯が抜けてもインプラントで補える時代です。お金を払ったら問題を解決することが見込めるわけですが、できる限りそうならないように歯科クリニックを活用していただけたら本望です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/(表側矯正)70万円、(裏側)100万円、(マウスピース型矯正装置を用いた矯正)90万円~100万円
ホワイトニング/2.5万円~
インプラント治療/40万円~
ノンクラスプデンチャー/12万~
エアフロー5000円~8000円

※詳しくはホームページをご確認ください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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