八王子クリニック新宿

- 東京都新宿区西新宿7丁目10-1 O-GUARD SHINJUKU9階
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- 肛門外科
残暑の便秘にご注意ください
最終更新日:2025/08/23 19:04
夏の暑さが長引くこの時期、便秘の方が増える傾向があります。
原因の多くは、水分不足・食生活の乱れ・自律神経の乱れなどです。便秘が続くと痔の悪化や肛門出血のリスクも高まりますので、次のポイントに注意してください。
1. 水分をしっかりとりましょう
暑さがやわらいできても、体内の水分はまだ不足しがちです。
目安として1日1.5〜2リットル程度、こまめな水分補給を心がけてください。
カフェインやアルコールは利尿作用があるため、水や麦茶などを中心にとりましょう。
2. 食物繊維と発酵食品を意識
野菜・果物・海藻・きのこ類など、食物繊維をバランスよく。
ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品も腸内環境を整えます。
冷たい飲食物ばかりだと腸の動きが鈍くなるので、温かい汁物や常温の飲み物も取り入れてください。
3. 規則正しい生活と運動
残暑による睡眠不足や生活リズムの乱れは、自律神経に影響し腸の動きを低下させます。
朝食後の排便習慣を意識し、軽いウォーキングやストレッチなどの運動を続けましょう。
4. 便秘や痔の症状が続く場合は受診を
便秘が長引くと、肛門の負担が増え痔が悪化することがあります。
出血・強い痛み・便が細くなったなどの症状があれば早めに肛門科へご相談ください。
便秘の原因は人それぞれ異なるため、症状に合わせた適切な治療や生活指導が必要です。
残暑の時期は見えない水分不足や生活の乱れで便秘が起こりやすくなります。毎日の生活習慣を少し整えるだけで予防できることが多いですが、自己判断で放置せず、気になる症状があればお気軽に当院までご相談ください。