仕事の悩みに寄り添い
幸せな人生を支えるメンタルクリニック
渋谷365メンタルクリニック
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2024/10/03


- 保険診療
社会人にとって「仕事」は生活の中で大きな比重を占めるが、職場での悩みを抱える働き世代は多い。「渋谷365メンタルクリニック」の森秀和院長のもとにも、仕事や人間関係に悩む患者が日々訪れる。丁寧な問診で症状の奥底にある原因を探りながら、その改善と安定した生活の両立をめざす森院長。ストレスの原因が職場の人間関係にある場合には、主治医として患者と会社の仲立ちの役割も果たす。治療は西洋薬・漢方薬・行動療法などを取り入れてのオーダーメイドで、無理に押しつけることはない。患者がより良い人生を送るためにはどうしたら良いか、気持ちに寄り添いともに解決法を考えていくのが、森院長の診療スタイルだ。今回は社会人に多い職場環境の悩みについて話を聞いた。
(取材日2023年5月29日/更新日2024年8月20日)
目次
社会人に多い仕事や人間関係の悩み。その気持ちに寄り添い、心身の健康と幸せな人生を支える専門クリニック
- Q社会人の悩みでは、どのような内容が多いのでしょうか?
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A
▲「仕事の悩み」といっても症状や原因はさまざまである
人間関係、特に上司の方との関係に悩んでいる患者さんが多いですね。「社会人」の理想と現実のギャップに悩む新卒社員の方もいらっしゃいます。また、心身の疲れから「会社に行きたくない」と悩み、朝起きられない、電車に乗れない、などで困ってらっしゃる方もいらっしゃいますね。適応障害やうつ病と診断されることもありますが一概にはいえず、ほんの少しの休養でやる気を取り戻す方もいらっしゃいますし、手厚い加療が必要な方もいらっしゃいます。このようにお悩みはさまざまですが、挫折や失望から社会に戻れなくなってはいけません。しっかりと悩みを受け止めてサポートするのが、精神科の医師の役割です。
- Qそのような悩みは、心身にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
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A
▲心のバランスを崩すことで体や脳に影響が出てしまう
患者さんは悩み事から、気持ちが落ち込んだり不眠を引き起こします。そこから疲労感を感じたり、朝、起きることができなくなったりといった症状につながり、中には体の機能に影響を及ぼすこともあるんですよ。心・体・脳はつながっており、一つがバランスを崩すとほかにも影響が出るということですね。仕事を離れてもそのことばかりを考えてしまうようですと、イライラから家族との関係を悪化させかねません。そのほかにも、パニックを引き起こして会社への電車に乗れなくなったり、自尊心が低下したり、社会人としての成長が止まったり、また、プライベートに悪影響を及ぼすことも多々あります。
- Qこちらでの診療の流れや治療について教えてください。
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A
▲患者の意思を尊重しながら多くの選択肢から治療方法を考えていく
まずは問診で、その症状の原因がどこにあるかを診ます。職場の人間関係など理由がはっきりしていることもあれば、理由が思いあたらないという方もいらっしゃいます。メンタルの症状には大きく分けて「心のストレス」と「脳の機能低下」の2つの側面がありますが、これらは切り離せるものではなく合併することも多いです。それが双極性障害、不安障害 、社交不安障害、不安神経症などとして現れるのですが、同じ病名でも症状が同じとは限りません。心と脳のどちらにより負荷がかかっているかを確認しながら、西洋薬・漢方薬・行動療法など、オーダーメイドで治療を組み立てていきます。
- Q社会人の診療で重視されている点はありますか?
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A
▲生活面や金銭面に対しての相談も受けつけ、総合的にサポートする
メンタルのお悩みを解消に導くと同時に、患者さんが社会人の場合には「お金」や「生活」といった現実的な問題も考える必要があります。例えば、心を休めるために仕事から離れたいと思っても、無収入になってしまってはご本人やご家族の生活が成り立ちません。傷病手当金など休職中の生活を支える制度も視野に入れながら、症状改善と安定した生活の両立をめざします。また状況によっては、当院が患者さんと会社との仲立ちをすることもあります。
- Q職場環境改善のためのサポートもしてくださるのですね。
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A
▲より良い人生を過ごせるように個々に合わせた解決策を考える
ストレスの原因が職場の人間関係にある場合、その環境を変えることでストレスの軽減が望めることがあります。患者さんご本人が会社に部署異動をお願いできれば良いのですが、そうはいかないこともあるでしょう。私が患者さんの主治医として、会社宛てに書類を作成することも可能です。患者さんがつらい状況だと伝えて配慮をお願いしたり、具体的に部署異動や業務内容の見直しをお願いしたり、休職と環境改善の必要性をお伝えしたり、といった感じです。患者さんがより良い環境で能力を発揮できるよう、医師としてできる限りのサポートをいたします。