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木村 太郎 院長の独自取材記事

熊本フェリス総合歯科クリニック

(菊池郡菊陽町/三里木駅)

最終更新日:2023/02/13

木村太郎院長 熊本フェリス総合歯科クリニック main

熊本市の郊外、菊陽町津久礼にある「熊本フェリス総合歯科クリニック」。白い外観、明るい内装の同院は、パソコンやスマートフォンを充電できるコンセントつきのカウンターがあり、学生や子どもの治療を待つ母親も退屈せずに時間が過ごせる環境となっている。院長の木村太郎先生は話し上手で、明るく若々しい雰囲気だが、これまで数多くの症例を手がけてきたインプラント治療のスペシャリスト。経験を重ねた今もなおチャレンジ精神旺盛で、積極的に難しい症例にも挑んでいる。クリニックでは予防歯科にも熱心に取り組んでおり、「全国でも高い熊本県の虫歯罹患率を下げていきたい」と話す木村院長に、クリニックの診療や取り組みについて話を聞いた。

(取材日2023年1月13日)

学生時代から厳しい研鑽を積み、経験値を上げてきた

学生時代からたくさんの患者さんを診てこられたそうですね。

木村太郎院長 熊本フェリス総合歯科クリニック1

子どもの頃から手先が器用だったこともあり、歯科医師の道を選びました。地元を離れ、北海道医療大学に進学しましたが、大学時代から非常に厳しく鍛えられましたね。実習が始まると、実際に患者さんを診察させていただき、たくさんの経験を積ませていただきました。その分、試験や練習をしないといけないことも多かったのですが、僕にとって非常に大きな財産になっています。今考えれば、先生方もとても面倒見が良かったです。学生のために20時、21時まで残ってくださっていました。別の大学に移った時、自分はどこに行っても通用する技術を教えていただいたんだと感謝しました。新人歯科医師の頃は40数人の同期がいましたが、難しい治療も割り振られ、一番患者さんを多く診ていたと思います。

以前の勤務先では、就職してわずか10ヵ月で院長に就任されたそうですね。

外科が好きだったので、熊本県でもインプラント治療や外科処置を数多く手がけているクリニックに就職しました。院長に就任したのは、歯科医師になってまだ1年目です。ある日の朝礼で、いきなり理事長から「次の院長は木村先生です」と告げられました。言われた瞬間は驚きで固まり、理事長には「私にはまだ荷が重いと思います」とお伝えすると、「大丈夫、できる」と一言だけ返ってきたのです。そのクリニックには5年在籍しましたが、そのうち4年間院長として過ごしました。責任もプレッシャーも大きく、毎日必死でしたね。でも、その時に歯科医師としてはもちろん、経営についても学べました。もともと5年で開業すると決めていたので、その間に目標としたことはすべてマスターしたように思います。

とても中身の濃い4年間だったのでしょうね。

木村太郎院長 熊本フェリス総合歯科クリニック2

そうですね。とても忙しいクリニックでしたので、毎日たくさんの患者さんを診ていました。診療がない日は勉強会に通い、ほぼ休みなしで4年間過ごしていました。3、4年目には、理事長に「僕もインプラント治療を手がけたいです」など、挑戦したいことを積極的に伝えていました。すると事前予告なく「今からこの患者さんを診て」といきなり伝えられるんです。理事長は現場主義で、「模型で練習しても意味がない、実際に患者さんを治療しなくては、技術は磨けない」という考えだったんですね。そこからインプラント治療も数多く手がけ、難しい症例もたくさん診てきました。僕は学びたいと思ったら、積極的にアピールするタイプです。だからこそ理事長も鍛えてくれたのでしょう。本当に成長させていただきました。

専門的な治療が受けられて、気軽に通えるクリニックに

クリニックの特徴を教えてください。

木村太郎院長 熊本フェリス総合歯科クリニック3

コンセプトは「誰でも気軽に来院できるクリニック」です。待合室ではコンセントや無線LANも使えるので、お子さんの治療を待っているお母さんたちも、待ち時間を有効に使えると思います。また、デジタル歯科診療を取り入れています。普段はご自分の口の中の状態はなかなかわからないと思うのですが、当院は治療前や治療中の状態を撮影します。その写真をお見せしながら説明をすると、患者さんも実際の状態が理解しやすいと思うのです。ご希望であれば、画像をスマートフォンに送信します。また、治療方法の提案はしますが、ご家庭で画像を見ながら相談してくださいとお伝えするなど、最終的には患者さんに決めていただくことを大事にしています。感染症対策にも努めており、1人分ずつ器具を真空パックして、使用した器具は滅菌しています。

力を入れている治療を教えてください。

一般的な虫歯治療も手がけていますが、力を入れているのはインプラント治療と歯周病治療、予防歯科です。インプラントの手術をするためには、歯周病の治療が欠かせません。まず歯茎が土台としてしっかりしていないと、いくら難しい治療をしても崩れてしまいます。だから、歯磨きなど毎日のケアをしていただくようにお願いしています。ただ、残念ながら熊本県は子どもの虫歯罹患率が全国でも高く、歯の健康についてあまり意識されていない方が多い印象です。だから、普段のケアの大切さがなかなか伝わらず、その部分は苦労しています。歯磨きが習慣になっていない方もいらっしゃるので、来院された際はかならずフッ素を塗っていいか確認し、虫歯予防につながるよう努めています。

日々の治療の中で心がけていることはありますか?

木村太郎院長 熊本フェリス総合歯科クリニック4

どんな簡単な手術でも、事前準備は怠りません。前日の夜はイメージトレーニングして、こうした場合はこうしようとシミュレーションして手術に臨みます。それがもう体に叩き込まれていますね。事前に9割は手順を考えています。そうすることで手術時間を短くし、患者さんの負担軽減につながるよう努めています。また、患者さんのご希望を一番に尊重しています。歯科医師として「この部分を先に治したほうが良い」と思っても、患者さんに別のところが痛いと言われたら、そのとおりにします。患者さんに寄り添い、思いを尊重するのは医療人として最も大切にしている部分ですね。患者さんにはメリット、デメリットすべてを正直にお話しして、安心して治療計画を決めていただきたいと思っています。

地域の虫歯罹患率を下げるのが目標

歯科医師になって良かったことはどんなことですか?

木村太郎院長 熊本フェリス総合歯科クリニック5

僕はこの仕事が大好きで、毎日がとても楽しいです。仕事が嫌だなと思ったことは一度もありません。妻には「趣味が歯科診療だね。治療している時が一番生き生きしている」と言われるほどです。患者さんからの「ありがとう」という言葉が何よりうれしいです。難しい症例に取り組むのもモチベーションになり、エネルギー源かもしれません。あとは以前、自分の父親にもインプラント治療をしたことがあります。今までずっと仕事ばかりで親孝行できなかったけれど、恩返しできたかなと思いました。

現在も、勉強会に積極的に参加し、新しい知識を取り入れているそうですね。

現在は夫婦で開業していますが、ほかの歯科医師の先生と接する機会がありません。日々治療をしているだけだと新しい知識がなかなか得られないんです。だから、積極的に勉強会に参加しています。ベテランの先生に「この症例は自分はこうなると思いますが、どう思われますか?」と聞くと、長年の経験によるアドバイスをいただけるんです。「なんでも教えてほしい」と積極的に質問すると、大先輩の先生方が、ご自分の培ってきた技術や知識を出し惜しみせず教えてくださって、本当にありがたいです。

読者へのメッセージをお願いします。

木村太郎院長 熊本フェリス総合歯科クリニック6

クリニックの名前にある「フェリス」とは「幸せ」という意味です。歯が痛かったりうまく噛めなかったりすると、食事も楽しめません。なので、治療することでおいしく食べられるようになるなど、小さなことでも幸せを提供できるクリニックになりたいですね。また、この地域の方たちの虫歯を減らし、入れ歯の患者さんを減らすのも目標の一つです。だから、この近辺の3歳児健診、学校の歯科検診もほとんど当院が行っています。そしてクリニックでも、子どもたちに小さいうちから虫歯予防の啓発活動をしていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円〜

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