小児歯科や一般歯科と連携した
マウスピース型装置を用いた矯正
みょうでんキッズデンタル みょうでんfamily歯科&矯正・小児歯科 市川クリニック
(市川市/妙典駅)
最終更新日:2025/07/29


- 自由診療
マウスピース型装置を用いた矯正は、従来のワイヤーを用いた矯正と比べて、装置が目立たない、痛みが少ないなどのメリットがあるといわれ、希望する人が増えているようだ。そんなマウスピース型装置を用いた矯正に力を入れているのが、妙典駅前にある「みょうでんキッズデンタル みょうでんfamily歯科&矯正・小児歯科 市川クリニック」だ。同院は、矯正歯科医師も複数人在籍し、小児矯正、成人矯正に幅広く対応するのが特徴。小児歯科、一般歯科も行っているため、矯正中にむし歯ができた場合もすぐに治療が受けられ、また、子どもの場合も成長を見守りながら、小児矯正の適切なタイミングを見極めることができるという。そこで、マウスピース型装置を用いた矯正歯科を多く手がける澤野和生院長に取材した。
(取材日2025年6月16日)
目次
気軽に相談できるから安心。矯正や小児歯科の専門家もそろうクリニックのマウスピース型装置を用いた矯正
- Q矯正のカウンセリングでは、どんなことを聞かれるのでしょうか?
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A
▲治療前に丁寧にカウンセリングを実施していると話す院長
まず、患者さんご自身が、どこが気になっているのか、どのようにしたいのかというお悩みや、現在の体調、また、食事の時間など生活スタイルもお聞きします。患者さんご自身で気になられているところと、専門家の視点での問題に齟齬がある場合もよくありますので、当院では、お口の中のスキャニングを行い、矯正にも詳しいスタッフが患者さんのお悩みや疑問、不安などをしっかり聞き取るようにしています。またマウスピース型装置を用いた矯正とワイヤー矯正のどちらの矯正方法が向くのか悩まれる方も多いので、それぞれの特徴や、メリット・デメリットをよくお話しして、患者さんにはどちらが適するかを考えていきます。
- Q矯正中の痛みが心配です。
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A
▲患者の希望に合わせた矯正治療方法を提案する
痛みには個人差がありますが、マウスピース型装置を用いた矯正は、ワイヤー矯正と比べると、歯にかかる負荷が少ないため痛みも少ないと思います。ただし、どうしても痛みが気になるという方には痛み止めの薬を処方します。また、マウスピース型装置を用いた矯正では、スタートとゴールを決め、その間を何段階かのステージに分けてマウスピース型装置を作っていきます。痛みに弱い方の場合は1回あたりの移動量が少なくなるように細かく設定して、マウスピース型装置の枚数を多くすることもできます。こうした点も、マウスピース型装置を用いた矯正のメリットだと思います。
- Q矯正の流れと期間について教えてください。
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A
▲治療だけではなく、その後のケアも大切にしている
無料相談のカウンセリングで、大まかなシミュレーションを行い、それを見て矯正を受けるかどうかを決めていただきます。受ける場合は、精密検査を行い、矯正計画を立て、患者さんが納得されたら、マウスピース型装置を作製します。歯の表面にアタッチメントなどを細かい付属物をつけてマウスピース型装置を装着し、その後、1〜2週間ごとに装置を取り替えながら、進めていきます。軽い歯並びの不具合などでは半年ぐらいで終わる場合もありますし、移動量が多い場合は、1年半から2年ぐらいかかります。シミュレーションどおりに進まない場合、追加で計画を立てて矯正を行って合計で3年ぐらいかかることもあります。
- Q日常生活の中で気をつけることはありますか?
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A
▲矯正治療前の検査や診察にも注力する
マウスピース型装置を用いた矯正の場合、患者さんご自身が1日に20時間以上装置をきちんと装着することが大事になってきます。食事と歯磨き、マウスピース型装置のお手入れ以外は装着することが必要です。そこが自分では装置の取り外しができないワイヤー矯正と最も異なるところです。装着時間が短いとシミュレーションどおりの結果が望めませんので、マウスピース型装置を用いた矯正は、矯正にかなり前向きなモチベーションの高い方に勧められます。飲み物を飲むたびに装置を外す必要はありませんが、糖分を含む飲み物やコーヒー、紅茶など着色の原因となるものを飲む際には、マウスピース型装置を外していただく必要があります。
- Q矯正後のアフターケアについて教えてください。
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A
▲カラフルでかわいらしい院内
マウスピース型装置が割れるなど、トラブルが起きた場合は、すぐにご連絡をいただければ作り替えなど対応します。きちんと装着しているのに望んでいる結果が得られない場合は、ワイヤー矯正に移行することもあります。当院には、矯正を専門とする歯科医師が在籍していますので、常に連携してより良い方法をご提案できるのが強みです。矯正が終わったら、歯の後戻りを防ぐために、リテーナーと呼ばれる保定用のマウスピース型装置を新たに作り、装着します。保定は、矯正期間と同程度の期間が必要とされています。当院では一般治療も行っていますので、保定中や矯正後も定期的に通っていただき、歯並びや噛み合わせも確認しています。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/成人:77万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/成人:36万3000円~、小児:4万9500円程度
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。