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柿原 由依 院長の独自取材記事

Teeth Me デンタルクリニック

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2023/05/11

柿原由依院長 Teeth Me デンタルクリニック main

センター南駅直結の医療モール内。そんな他科との連携がしやすい場所に2023年3月に開院の「Teeth Me デンタルクリニック」。院長を務めるのは、やわらかな笑顔が印象的で、言葉を交わすだけで元気になれそうな柿原由依先生。幅広い年齢層の診療を視野に、「お口のトータルマネジメントで、皆さんの大切な歯を守るサポーターになれたら」と顔をほころばせる。また、歯の痛みに限らず、口の中のちょっとした不調や「歯をきれいにしたい」などの相談にも応じ、患者自身が口腔内に興味を持てるよう促したいと話す。技術面・設備面ともに充実させ、より良い診療を提供すべく尽力する柿原院長に、同院の特徴について聞いた。

(取材日2022年12月30日)

口腔内を包括的に診る「お口のトータルマネジメント」

これまでのご経験と、開業への想いについてお聞かせください。

柿原由依院長 Teeth Me デンタルクリニック1

私は大学卒業後、千葉県袖ケ浦市の中村歯科医院に勤めました。ここでは口腔内全体にわたる治療や、年単位の治療も多く経験しました。その中で、少しでも早く、美しく治療できるよう日々腕を磨いたのです。また同院は勉強会なども充実しており、より良い治療のために院長の中村先生自身が技術や設備をアップデートし続けていました。そんな先生の姿勢を見習い、当院も患者さんの声に耳を傾け、きめ細かく応えていけるよう努めていきます。開業後は、10年近く経験を積んだインプラント治療や、得意分野の審美歯科にも対応していく予定です。そのほか、虫歯・歯周病の予防や治療、小児歯科、根管治療、入れ歯治療など幅広いニーズにお応えできたら。大切にしているのは、口の中全体を診て診断・治療する「全顎的な治療」。私はそれを「お口のトータルマネジメント」と呼んでいます。

「お口のトータルマネジメント」とは、どんなものですか?

悪くなった部分だけを診るのではなく、お口の中を一つの単位として捉える考え方です。虫歯や歯周病などの治療だけでなく、噛み合わせや顎関節の状態も含めた、口腔全体を見据えた治療を行っていきます。例えば、歯の痛みや噛み合わせの不具合があると、噛み方に癖がつくことがありますよね。その場合、筋肉の使い方を補正することで、顎関節の負担軽減、さらには全身の不調軽減にもつながることが期待できるのです。歯を1本ずつ治療するのではなく、機能的・審美的な面からトータルに治療していく。それは、患者さん自身の大切な歯を、一生涯守っていく助けになるはずです。また、口の中全体を診ていくことで、患者さん自身が気づいていない症状が見つかり、早期治療につながりやすいメリットも考えられます。

院名の「Teeth Me」に込められた想いとは何でしょう?

柿原由依院長 Teeth Me デンタルクリニック2

これは、私が大切にしている診療姿勢の頭文字を組み合わせた造語です。具体的には、口の中から全身の健康をサポートしていく「Total healthcare」、おいしく食べられるよう機能面の充実を図る「Eatable」、患者さんの悩みに寄り添い共感する「Empathy」、信頼されるかかりつけ歯科医院をめざす「Trust」、定期的な通院を習慣にしてほしいと願う「Habit」。そして、治療後も良好な状態を維持する「Maintain」、患者さんと歯科医師が力を合わせるという意味から「Each other」です。人生100年時代といわれる中、歯科医療の知識・技術を常にアップデートしながら、患者さんに長く寄り添い、そのとき必要な治療をご提供できる歯科医師でありたいと思っています。

専門性と安全性を重視。患者の人生に関わる診療が理想

診療面で心がけていきたいことを教えてください。

柿原由依院長 Teeth Me デンタルクリニック3

以前、勤めていた歯科医院に「木を見て、森を見て、季節を見る」というモットーがありました。当院もこれを受け継ぎ、木を見て、森を見る「お口のトータルマネジメント」に加え、季節を見る「患者さんのライフステージに合わせた治療」を重視していきます。というのも、年齢を重ねたり生活環境が変わったりすると、お口の中の状態や必要な治療・メンテナンス方法が変化することがあるからです。例えば、お子さんでしたら、お口の機能の発達や歯並びへのアプローチが大切ですし、大人になるにつれ、虫歯や歯周病などトラブルへの対処も必要になるでしょう。一方、同じ大人であっても、子育て中は忙しくて治療にかける時間があまりないのでは、という“季節”の捉え方もありますよね。そうした場合、最低限必要な治療とそれ以上悪化させないためのメンテナンスに絞り、ゆとりができたらご希望の治療にじっくり対応する、ということも可能にしていきたいです。

治療では、具体的にどんなことを重視されますか?

専門性の高さと、安全性です。例えばインプラント治療なら、より良い予後のために、インプラントとかぶせ物の位置を重視します。それには、CTによる3D画像をもとに、患者さんに適した治療をシミュレーションした治療計画を作り、そのとおりの角度・深さで人工歯根を埋め込むシステムが必要です。さらに、麻酔科の医師とともに静脈麻酔を行えば、より患者さんの負担軽減につなげられるでしょう。一方、審美歯科では、見た目だけにこだわって不調が出ることのないよう、なるべく歯を削らないなどの配慮が必要です。歯周外科では、クリーニングでの除去が難しい歯石やプラークを徹底的に清掃し、必要に応じて前歯部などの歯肉移植も柔軟に検討していけたら。そして、根管治療ではマイクロスコープによる精密な治療を心がけ、ラバーダムを用いて雑菌の侵入防止につなげていきます。

診療のやりがいについて、どうお考えですか?

柿原由依院長 Teeth Me デンタルクリニック4

私の治療が、皆さんの人生の一部に関われたのなら、これほどすてきなことはありません。もし患者さんから「ごはんがおいしく食べられるようになった」「人前で話せるようになった」と言っていただけたならうれしいですね。当院での診療が、患者さんの人生を良い方向へ進めるターニングポイントとなるよう願っています。日々の忙しさや症状の重さから治療を諦めておられる方にも、一人ひとりの状況に合わせた治療をご提供したいですね。

父と師の背中に学び、患者のニーズに応える歯科医師へ

歯科医師を志された理由は何ですか?

柿原由依院長 Teeth Me デンタルクリニック5

父が歯科医師で、幼い頃から一番なじみのある仕事だったんです。自宅と歯科医院がつながっていたので、痛そうにしていた患者さんが笑顔で帰っていくのをよく目の当たりにしました。そんな様子から、「歯科医師ってかっこいいな」「人の役に立てる仕事なんだな」と感じたのが歯科医師をめざすきっかけになりました。

院長が影響を受けた人は、どなたですか?

父と、恩師の中村先生ですね。中村先生は、患者さんに良い治療を提供するための努力を惜しまない方です。また、患者さんにとっても、スタッフにとっても居心地の良い環境づくりに励まれている点に感銘を受けました。その分、信頼も厚く、先生の周りはいつもにぎやかでしたよ。どんなに時間がなくても、遅い時間まで相談に乗ってくださいました。そんな中村先生を目標にしつつ、患者さんのあらゆるニーズに応えられる歯科医師をめざしていきます。

ところで、院長は自他ともに認める健康マニアなのだとか?

柿原由依院長 Teeth Me デンタルクリニック6

ええ、学生時代からずっと健康に興味がありました(笑)。かつては「きれいになりたい」と無理なダイエットに挑戦することもありましたが、大人になるにつれて、内面からきれいになることの大切さに気づくようになったんです。「健康って何だろう?」と考えるようになってからは、栄養に関わる資格の取得や、フルマラソンなどスポーツにもチャレンジするようになりました。健康について学び続けて感じたのは、「正しい知識を持って行動することが一番の近道」ということ。健康に関心のある方がいらっしゃれば、患者さんにも情報を共有していきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

歯は一生もの。けれど、手をかけなければ失うこともある、はかないものです。そんな大事な歯を大切に使っていくための知識を伝えていけたら、と考えています。そして、皆さんのお口の中を一生涯良い状態で維持していくためのお手伝いをさせてください。当院では親身な対応を心がけ、将来的には初診の患者さんへのオンライン診療も視野に、受診しやすい環境づくりを進めていきます。小さな悩みでも気になることがあれば、ぜひご相談ください。一緒により良い方法を考えましょう。

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