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藤巻 広也 院長の独自取材記事

ふじまきクリニック 脳神経外科・内科

(前橋市/群馬総社駅)

最終更新日:2024/04/18

藤巻広也院長 ふじまきクリニック 脳神経外科・内科 main

群馬大学荒牧キャンパスすぐ近くにある「ふじまきクリニック 脳神経外科・内科」。地域住民の頭と体のかかりつけ医として、脳神経外科、内科、脳ドックに対応する。院長の藤巻広也先生は、前橋赤十字病院などの大規模病院にて、脳の疾患の手術を数多く手がけてきた脳外科の医師。飾らない笑顔で親身に向き合ってくれる人柄が印象的で、「患者さんに丁寧に説明することを大切にしている」と語る。そんな院長に、脳ドックを導入した想いや勤務医時代に培った経験など、たっぷりと語ってもらった。

(取材日2022年11月25日)

脳の健康を守るためのトータルアプローチ

脳神経外科と内科の診察、そして脳ドックも受けられるのですね。

藤巻広也院長 ふじまきクリニック 脳神経外科・内科1

脳神経外科と内科は異なると思われるかもしれませんが、密接なつながりがあります。糖尿病になる方は血管が傷みやすく、脳の細胞を維持している血管が傷むと脳梗塞や脳出血になります。高血圧や脂質異常症もみんな絡んでいるので、そのあたりの内科的疾患をコントロールしないと脳疾患の治療もできないのです。私は脳外科が専門なので勤務医時代から、そうした総合的なアプローチにずっと取り組んできました。脳の疾患のリスクを軽減させるためには、高血圧・糖尿病・脂質異常症の管理が非常に重要です。将来まで元気で過ごすために、まずは生活習慣病と脳疾患の関連性を、患者さん自身に認識していただくこと、それが医師の役割だと思っています。

具体的に、患者さんにはどんなアプローチをしていますか。

成人病と脳の病気に深い関わりがあることを、患者さんに理解してもらうためには、伝えるタイミングが重要だと考えます。頭痛などの症状を訴えて来院されたタイミングや、脳ドックで検査を受けて結果を伝えるタイミングで、成人病と脳の病気の関係をお話しすると、リスクを自分事として聞く耳を持っていただけます。そうしたタイミングでうまく伝える工夫をしていますね。

脳ドックについて、もう少し詳しく教えてください。

藤巻広也院長 ふじまきクリニック 脳神経外科・内科2

当院では脳ドックとして、頭部MRI検査による脳の精密検査を行います。脳ドックの目的は、症状のない、または軽い脳疾患を早期に発見し、早期治療につなげることだと考えています。具体的には、くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤や、隠れ脳梗塞、認知機能障害の兆しを早期に発見し、対応策を検討、ご説明いたします。脳は短時間で壊死してしまう組織なので、症状が軽いうちに見つけて早期に治療につなげることが重要です。診察だけではわからない診断ができるので、不安があれば脳ドックのご相談もお気軽にお越しください。

患者の状況により、選択すべき治療は多様

どのようなご相談が多いのでしょう?

藤巻広也院長 ふじまきクリニック 脳神経外科・内科3

頭痛、めまい、手のしびれなどの相談が多いです。年齢は、中学生~90代まで幅広くいらっしゃいます。勤務医時代から子どもの手術を多く担当していたので、子どもを多く診てきた経験は生きていますね。以前から付き合いのある患者さんもいらっしゃいます。中でも頭痛のご相談が多く、全体の4割程度を占めていると思います。内科では、高血圧・糖尿病・脂質異常症など成人病のもとになる疾患は、積極的に診ます。糖尿病は、入院して血糖値を計測し適切なインスリンの量を決定するところは大規模病院で担ってもらいます。その後、家庭生活ができるようになった方のフォローアップは、当院でもできます。専門は脳なのですが、脳外科の疾患を持っている方は、糖尿病・高血圧・脂質異常症・認知症も含めて成人病と関係性がある場合が多いので、合わせて診るケースは多くなります。また、外傷・骨折・内出血などは乳幼児から高齢者までCTで検査いたします。

診療で大切にしていることを教えてください。

同じ疾患であっても、患者さんの状況により、選択すべき治療はさまざまです。疾患が同じだからといって、目の前の患者さんにとって、みんな同じ治療でいいとは限りません。一人ひとりの症状の訴えに耳を傾けて、その薬・その治療がいいかどうか、わずかな違いを丁寧に診ることをモットーにしています。勤務医時代は難しい症状の患者さんをたくさん担当していたので、特に手術の説明はとても時間をかけていました。待ち時間がかかっても、患者さんからはご満足いただけていたようなので、しっかり向き合って良かったです。開業してからも、一人ひとりに丁寧にご説明する姿勢は大切にしていますね。

勤務医時代のご経験についてお聞かせください。

藤巻広也院長 ふじまきクリニック 脳神経外科・内科4

勤務医時代は、大規模な病院から小規模な病院までさまざまな現場で経験を積みました。私は脳外科の手術を専門としていて、脳の疾患は緊急を要することが多いため、急患の受け入れの対応が多かったですね。医師として貴重な経験を積める機会の多い、前橋赤十字病院などの急患を多く受け入れている病院を選んでいました。1晩で5人、休日は1人で10人診るなど、急患に対して、どう適切に判断して治療を進めるのかを問われる現場でした。つい最近まで、10時間以上におよぶ手術も手がけていましたが、そうした使命を後輩へ譲っていくことを考えまして。また、勤務医は定年がありますから、将来のことを考えて開業する道を考えるようになりました。

病変の早期発見のため、未病の検査も利用可能

医師をめざしたきっかけを伺えますか?

藤巻広也院長 ふじまきクリニック 脳神経外科・内科5

祖父の代から医師家系だったので、自然と医師の道を志していました。特に、親から医師になるよう言われたわけでもありませんが、他の職業を考えてみてもなかなか思い浮かばなくて。親や祖父の姿を見ていて、医師が良い仕事だろうと感じていたので、自然と自分も医師をめざすようになりました。祖父は外科、父は産婦人科の医師でした。私が医師になってからも、何科を専門とするかといったことも、家族から何か言われることもなかったので、私の意思で脳外科の道へ進みました。

先生が現在の専門を選ばれた理由は何ですか?

脳神経外科を専門としたのは、大学3年の時に家族が脳血管疾患になったことがきっかけです。前触れもなく急に脳血管疾患になったのですが、なんとか仕事にも復帰しました。そうした経験があって、脳外科の医師になれということかなと導きを感じましてね。ちょうどそうした勉強をしていた頃だったので、家族の状況は理解はできました。本人は受け答えもできていましたが、亡くなる方も多い病気ですから、当時の担当医師が尽力してくれたんだなと思います。

話は変わりますが、休日はどのように過ごしていますか?

趣味はガーデニングで、季節の花を育てるなど庭いじりをしています。今はパンジーとビオラがきれいで、寒い季節でも花が咲いていると、華やぎますね。あとは、時間を見つけて町のかかりつけ医として必要な学びも進めています。勤務医時代は手術ばかりしていたので、風邪などの内科の診療やワクチン接種のことなど、改めて知見を養っているところです。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

藤巻広也院長 ふじまきクリニック 脳神経外科・内科6

頭痛一つをとっても、その原因はさまざまです。原因を特定しないと完全な治癒には至りません。小さなクリニックではありますが、CTとMRIによる精密な検査が可能です。また、脳卒中などには、生活習慣が大きく関わっており、その発生予防、再発予防には高血圧、脂質異常症、糖尿病などの管理と生活習慣の改善が欠かせません。そのような内科疾患も気軽に相談できて、不安があれば気軽に検査できるクリニックです。皆さまが、安心して通い続けられるクリニックでありたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/2万5000円~

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