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白 亮 院長の独自取材記事

はく内科クリニック

(大阪狭山市/金剛駅)

最終更新日:2023/09/11

白亮院長 はく内科クリニック main

南海高野線金剛駅からすぐの場所に位置する「はく内科クリニック」は、2022年11月に開業。院長の白亮(はく・りょう)先生は、開業前、大阪南部の病院で20年以上にわたり勤務医として経験を積んできた。医師として自分を育ててくれたエリアであり、生まれ育った場所でもあるこの地域で医療貢献がしたいという思いでつくり上げたクリニックは、白を基調とした清潔感あふれる空間。院内には白院長の専門分野である循環器内科で用いるさまざまな医療機器を備えるが、充実した検査体制だけでなく、親身になって患者の話に寄り添う姿勢もまた、同クリニックの特徴だ。会話の中から症状の核となる部分を丁寧に引き出した上で治療にあたることを心がけている。開業から間もなく1年、これまでの振り返りや医療にかける思いについて、白院長に聞いた。

(取材日2023年8月21日)

医師として経験を積んだ地で医療貢献を

去年11月の開業以来、手応えはいかがですか。

白亮院長 はく内科クリニック1

ご来院いただいている患者さんは近隣の方がほとんどで、もともとかかりつけのクリニックがあるという方も多いです。そんな中で、当院を気に入ってくださり、来院してくれる患者さんが少しずつ増えていることについては、とてもありがたいと感じています。来院のハードルを低く設定することで、患者さんにとって来てもらいやすいクリニックをめざしています。

クリニックを開業した経緯について教えてください。

私は20年以上の間、大阪狭山市と富田林市で勤務医をしてきました。勤めていた病院は素晴らしい医療機関だったので、そのまま勤務を続けていても良かったのですが、心のどこかで開業したいという思いがありました。勤務先は大きな病院で、患者さんの多くはどこかの開業医の先生の診察で「大きな病院へ行って診てもらってください」と言われた方たちです。外来では治療できずに入院している方もいます。そうした患者さんたちを診ていて、もっと早く適切な処置をしていればここまで症状が重くならなかったのにと感じることが少なくありませんでした。だからこそ、患者さんが最初に訪れるクリニックを開業して、症状が軽いうちに病気の進行を食い止められるような治療がしたいという考えを抱くようになりました。開業場所にこの地を選んだのは、やはり医師として育ててもらったエリアですし、地域に恩返しがしたいという思いが一番ですね。

クリニックにはどのような患者さんが来院されますか。

白亮院長 はく内科クリニック2

60代以上の患者さんが全体の7割ほど、40代以下の若い世代の方が3割といった割合です。もともと持病があってかかりつけのクリニックに行っているけれど、ちょっと相手を変えて話を聞いてもらいたいという方のほか、風邪症状などでたまたま当院を選んだ方、ワクチン接種をきっかけに2度、3度とご来院いただくようになった方など、さまざまな理由でご来院いただいています。

患者に真摯に向き合いながら高度医療を提供

先生が内科医をめざした経緯について教えてください。

白亮院長 はく内科クリニック3

医師としての基本は、患者さんの思っていることや悩みをしっかり聞くことだと考えています。だからこそ、学生の頃から臨床の場に身を置くのが良いだろうと思っていました。その後、いろいろな科の中から自分の進路を決める段階になった時、患者さんとしっかり向き合いながら診察を行っていくことが重要である内科を選択しました。私は内科の中でも心臓の循環器内科を専門分野としていますが、この分野で診るのは基本的に心臓と血管です。シンプルだからこそ、病気の原因がどこにあって、その結果どのような症状が出ているのかが明確です。つまり、症状を良くするための治療方法もはっきりしています。そういった目に見える治療ができることに魅力を感じました。

先生が専門としている循環器内科の中でも、得意とする分野について教えてください。

勤務医時代から高血圧の患者さんは数多く診てきましたし、研究レベルで勉強していた経験もあります。高血圧に関しては、放置すると危険な病気につながる可能性もあります。数値は高いけど症状がないから安心と自己判断して放っておかず、しっかり受診してほしいと思いますね。また心臓の病気については、幅広く患者さんの治療にあたってきました。狭心症や、むくみが気になる方などに対して、当院ではエックス線検査やエコー検査、ABI検査という血管の状態を調べる機械も導入してしっかり検査体制を整えていますので、ぜひご来院いただきたいです。

悩みを抱えるさまざまな患者さんと接する際に、大切にしていることはありますか。

白亮院長 はく内科クリニック4

できるだけ患者さんの目を見て会話することです。パソコンの画面ばかり見て相槌を打つような相手が医師だったら、患者さんは話す気がなくなってしまうでしょう。「しっかり話を聞いていますよ」という姿勢を示すことは、信頼感につながるはずです。また、不安を抱いて来院している患者さんの話を途中で遮ることはせず、最後までしっかり耳を傾けるようにしています。というのも、話をたくさんしていただいていると「言い忘れていましたが……」というケースがよくあります。実はその言い忘れの部分が、治療を進める上で大事な要素であることも少なくありません。言いたいことをすべてお話しいただくことは、治療の原点であると考えています。

誰もが気軽に相談できるクリニックをめざして

先生が医師をめざしたきっかけについて教えてください。

白亮院長 はく内科クリニック5

なんとなく憧れを抱いたのは、小学生の頃です。近所でかかっていたクリニックの先生の姿を見て、かっこいいなと思った記憶があります。具体的に志すようになったのは高校生になってからのことですね。もともと理系に進もうと考えている中、医学部をめざせば小さな頃からの夢をかなえられるのではないかと親にもアドバイスを受けて、決意しました。私の親は会社を経営していましたが、継がせる気はないと言われていましたし、人のためになる道に進みなさいと言われていたので、医師になることで親の思いにも応えることができたのかなと思っています。

日々お忙しくされている中で、息抜きになっていることはありますか。

実は私、クイズが趣味なんです。これまでに3回ほど、長寿番組でもある有名なクイズ番組でテレビ出演を果たしたこともあります。クイズサークルに所属しているので、休日は集まりに参加したり、隙間時間に勉強の積み立てをしたりしていることが良い気分転換になっていますね。患者さんの中には私がクイズ好きであることをご存じの方がいて、「この前、番組観たよ」と声をかけてくださることもあります。応援してくださる患者さんがいると、より力が入りますね(笑)。

今後クリニックをどのように成長させていきたいとお考えですか。

白亮院長 はく内科クリニック6

勤務医時代は循環器内科を専門としながらも、一般内科の経験も豊富に積んできました。いわゆる「入り口の科」として、困り事があれば何でもご相談いただきたいと思っていますし、気軽に来院していただけるような環境をもっとアピールして、より多くの患者さんのお役に立てればと考えています。さまざまな状況の方に接することができるよう、発熱者専用の外来や訪問診療なども行っています。引き続きたくさんの引き出しを持って幅広く対応できるクリニックにしていきたいですね。

最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。

患者さんの話をしっかり聞きながら、病気について一緒に考えていけるような存在をめざしています。お話をしっかりと伺い、話の中から貴重な情報を得て、治療を進めていきます。他院で治療を受けてきたけれどなかなか改善しない方、相談する場所がわからない方、今までの先生とは違った目で見てほしい方、そのほかどのような理由でも構いません。ご来院をお待ちしています。

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