幅広い選択肢を提供
患者一人ひとりに合わせた詰め物、被せ物選び
土屋デンタルクリニック 桜丘
(世田谷区/千歳船橋駅)
最終更新日:2026/02/05
- 保険診療
- 自由診療
毎日使う歯だからこそ、詰め物やかぶせ物選びは、自身の歯の寿命を左右する大切な決断であるといえる。しかし、「保険診療と自費診療で何が違うの?」「自費診療は高いというイメージがあるけれど、それだけの価値はある?」など、一人で悩む患者も少なくない。そこで、患者一人ひとりの診療を院長が責任を持って見届け、最適な選択肢を提示することを大切にしている「土屋デンタルクリニック 桜丘」の土屋嘉緒里院長に、自費診療によるかぶせ物、詰め物のメリット、自費診療の際に配慮していること、クリニックならではの工夫について詳しく聞いた。
(取材日2025年12月25日)
目次
素材の違いだけではなく、かかる手間や長期的な衛生の面などのメリットも丁寧に説明
- Q保険診療と自費診療のかぶせ物や詰め物の違いを教えてください。
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A
▲画像を用いてわかりやすい説明を心がける
保険診療と自費診療の大きな違いは、材質・精度の2点です。加えて材質によって変わってくるのが切削量です。例えば保険のプラスチックは強度が低く、割れを防ぐために歯を大きく削り厚みを持たせる必要があります。一方、自費のジルコニアは硬く、近年の改良によりある程度薄くても十分な強度を保てるため、歯を削る量を最小限に抑えることが見込めます。ガラスに近い性質のセラミックは透明感に優れますが、強度確保のため一定の厚みが必要です。また、自費診療では型採りの材料や模型用の石膏も厳選。全工程において高い精度を追求することで歯との隙間を極限まで少なくできるよう努め、二次虫歯のリスクを抑えた精密な治療が可能になります。
- Q患者さんと治療の方針を決める際に心がけていることは?
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A
▲患者一人ひとりとの会話を大切にしている土屋院長
幅広い選択肢を提示し、納得して選んでいただくことです。保険診療内でも、丈夫な金属やなじみのあるプラスチックといった選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットをお伝えし、ご自身の歯をどれだけ残したいか、将来的な再発リスクをどう考えるかという視点で向き合えるよう配慮しています。自費診療を検討される際は、費用面で迷いが生じないよう明朗な料金表を提示。素材選びでは、噛み合わせや審美性を重視します。例えば、周囲の歯と色を合わせたい場合は透明感のあるセラミックを、強度を優先しつつ健康な歯を削る量を抑えたい場合はジルコニアを提案するなど、最適なゴールを一緒に見つけていくことを心がけています。
- Q実際の治療の流れ、工夫されていることを教えてください。
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A
▲正確さを追求するなど手間を惜しまず、治療に向き合う
大切にしているのは、急いで形を作るのではなく、理想的な土台を整えることです。小さな詰め物は当日中に型採りまで進めますが、かぶせ物の場合は「仮歯」の期間を設けます。このステップにより、噛み合わせのバランスを事前に確認でき、患者さんも完成後をイメージしやすくなります。同時に、クリーニングで歯茎の状態を整えることで、型採りの精度を高めることができます。型採りはデジタルの利便性と、従来のアナログな精密模型をケースバイケースで使い分けます。特に複雑な症例では、信頼する自費専門の技工士が細部まで把握できるよう、あえて模型を製作して「人の目と手」による正確さを追求するなど手間を惜しまないようにしています。
- Q治療後のメンテナンスはどのようなものですか?
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A
▲治療後はマウスピースをつけてもらう場合も
自費診療のかぶせ物は非常に精密ですが、夜間の食いしばりや歯ぎしりによる過度な負荷は破損の原因となります。そのため、当院ではマウスピースの着用をご提案し、物理的なダメージから大切な歯を守ります。また、5年間の保証制度を設けており、万が一の際も責任を持って対応する体制を整えています。日々のケアでは、微細なパウダーと水圧で汚れを落とすためのパウダーメンテナンスを推奨しています。器具で表面を傷つけることを防ぎつつ、かぶせ物と自歯のわずかな隙間まで清掃できるのが利点です。さらに、スタッフが患者さん一人ひとりに適切なフロスや歯ブラシを厳選してご提案し、ご自宅でのセルフケアのサポートも行います。
- Q自費診療に悩まれている方に、アドバイスをお願いします。
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A
▲「一緒に患者さんに合った方法を考えましょう」と語る土屋院長
自費診療によるかぶせ物、詰め物を検討される際、最も知っていただきたいのは「汚れのつきにくさ」という圧倒的なメリットです。ジルコニアなどの素材は、保険診療のプラスチックと比べて表面が非常に滑らかで、細菌の塊であるプラークが驚くほど付着しにくい特性を持っています。メンテナンスの際、保険の歯と自費の歯では汚れの蓄積具合も異なるため、結果として二次虫歯や歯周病のリスクを大幅に抑えることにつながります。もちろん、保険診療を選び、こまめなメンテナンスで清潔を保つのも一つの立派な選択です。それぞれの特徴を正しく知っていただいた上で、ご自身の将来に最もフィットする形を一緒に選んでいきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックを用いた補綴治療/詰め物:6万500円~、かぶせ物:12万1000円~、ジルコニア/詰め物タイプ:6万6000円~、かぶせ物タイプ:13万2000円~

