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宮 直利 院長、小澤 千尋 副院長の独自取材記事

瀬田の杜歯科クリニック

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2023/01/23

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「瀬田の杜歯科クリニック」は2022年11月に開院したばかりの歯科医院。東急田園都市線と東急大井町線の2線が利用可能な二子玉川駅から徒歩12分。東急田園都市線・用賀駅からは徒歩14分の閑静な住宅街に位置する。宮直利(みや・なおとし)院長は日本大学歯学部に籍を置き、非常勤講師としても活躍しながら、横須賀市の総合病院で30年以上にわたって口腔外科の治療経験を積んできたベテラン歯科医師。副院長として宮院長を支えるのは、娘の小澤千尋先生。その夫の小澤洋輔先生も非常勤の歯科医師として勤務する。頼りになる2人とタッグを組んで、瀬田の地で地域医療に貢献していきたいという宮院長、そして、小澤副院長に、クリニックの診療方針などについて話を聞いた。

(取材日2022年12月22日)

有病者にも配慮した口腔外科治療の経験を生かして

2022年11月に開院されたそうですが、それまでどちらで診療されていましたか。

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【宮院長】日本大学歯学部付属歯科医院に所属し、歯学部の非常勤講師も兼務していました。それとともに、神奈川県の横須賀共済病院の歯科口腔外科に30年以上勤務していました。こちらでは、口腔外科の手術をメインに行い、他科と連携して病気にかかられている方の歯科治療も多く経験しました。多かったのは循環器系で心臓疾患の方、腎疾患で透析をされている方、糖尿病の方もたくさん診ていましたね。あとは周術期管理といって手術を目的として入院する方の口腔ケアも行っていました。そのためには、薬の知識や、どのような治療を行うのかも理解していることが大切でした。
【小澤副院長】私も日本大学医学部付属歯科医院に大学院生として在籍し、口腔外科に特化して学んでいました。その中で、病気で一般の治療を受けられないような方や身体の不自由な方を多く診させていただいていました。

お二人とも口腔外科がご専門ということですが、特に得意な治療はありますか?

【宮院長】親知らずの抜歯はもちろん、一般的にクリニックできる範囲の治療であれば、ほとんど対応しています。総合病院で外傷に伴う症例も診ていましたので、お子さんが転んで歯が欠けたといったときもご相談ください。当院で対応が難しいものは他院とも連携を取っていきます。私も副院長も、現在も日本大学に非常勤講師として在籍していますので、日本大学歯学部付属歯科医院へ迅速にご紹介できますし、近隣の東京医療センターにもご紹介可能です。
【小澤副院長】私の得意分野は親知らずの抜歯、重度の虫歯の根管治療などです。口腔外科領域は歯科治療の中で患者さんに一番痛みを与えてしまう分野です。かつて恩師に言われたのが、「患者さんに『抜かれた』とネガティブに言われることが多いが、『先生に抜いてもらえた』と言ってもらえるように心がけなさい」ということ。実際にそのように感謝してもらえた時はうれしいですし、やりがいも感じます。

どのような治療方針で診療にあたっていらっしゃいますか?

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【宮院長】当院では、MI(ミニマル・インターベンション)という考え方を取り入れています。MIとは「できるだけ歯を削らない・抜かない」という治療方針。有病者の患者さんも、健康な患者さんも、残せる歯は残して、できるだけ削らないで治療するのが最善だと思っています。また、歯科恐怖症の方にも配慮しています。お子さんに限らず、大人の方でも歯科が苦手という方は多いですからね。最初に問診で今までの治療経験、歯科に対するイメージをお聞きして、すぐに処置に入るのではなく、患者さんのペースに合わせて段階を踏みながら治療を進めるようにしています。表面麻酔、ごく細い注射針を使用することで麻酔時の痛みを抑えるほか、5倍速のタービンを使用。これは一般的に圧縮エアで回る器具ではなくモーターで回る切削器具なので、音が小さいのが特徴です。切削能力も高く、比較的短時間で治療を終えることができるという点で採用しています。

小児歯科、予防歯科にも力を入れて幅広い層に対応

小児歯科にも力を入れていきたいとお考えだそうですね。

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【小澤副院長】小児の治療とともに親御さんのケアもしていきたいと考えています。赤ちゃんがいることで自分の治療ができないと思われている方も多いので、スタッフと協力して、治療中はスタッフがお子さんを見るとか、お子さんを抱っこしたまま治療を受けてもらったこともあります。ベビーカーで院内に入れるスペースも確保しています。小児歯科では、よく言われる「Tell・Show・Do」を行うようにし、いきなり始めるのではなく、「こういう機械を使うよ」と教えて、実際に見せて触らせてというところからゆっくり進めるようにしています。「女性の先生のほうが怖くないみたいです」という親御さんの声を聞くこともあるので、女性歯科医師がいることが安心材料になればいいですね。当院は半個室と個室のユニットがありますが、お子さんは閉鎖空間のほうが緊張しやすいこともあるので、その場合はより開放的な半個室を使うなど配慮しています。

予防歯科にはどのように取り組まれていますか?

【宮院長】地域の歯科医師会に所属していますので、それに基づく成人歯科検診、産前産後の妊婦検診、高齢者の検診、乳幼児のフッ素の塗布などを当院でも行っています。また、この辺りの多摩川エリアでは以前から口腔がん検診もしっかり行われています。これまで、口腔がんのお口の中を見て治療してきたので、その経験を生かしながら取り組んでいます。

新規開院のクリニックということで、先進の機器を導入できることが大きなメリットですね。

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【宮院長】従来のエックス線装置に比べて被ばく量が少ないデジタルエックス線装置を使うことで患者さんへの負担を減らしながら、口腔内全体の状態を確認することができます。さらに、歯科用CTも導入したので、従来のエックス線撮影では見えなかった部分も詳細に確認できるようになりました。また、手術室並みに空気を浄化するといわれているエアクリーナーを設置し、安心・安全な院内環境を維持するための衛生管理にも配慮しています。

口の中のケアから全身の健康の維持のサポートを

お2人が歯科医師をめざしたきっかけを教えていただけますか?

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【宮院長】何かしら医療に携わりたいと高校時代から思っていました。私が通っていた歯科の先生はユニークな方でいろんな話をしてくださったので、それで歯科医療に興味を持ったのがきっかけといえるかもしれません。
【小澤副院長】父が歯科医師なので、父の背中を見ていて自然な流れで幼い頃から医療の道に進もうと考えていました。父が実際に診療している姿を見るのは、このクリニックを開院後、一緒に働くようになってからです。開院間もないにもかかわらず、すでに患者さんにすごく信頼されている姿を見て、あらためて尊敬の念を感じています。

患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

【宮院長】患者さんの歯科治療に対する希望を伺って、どのようなことを求められているかをちゃんと把握して治療の提案をさせていただくということを心がけています。
【小澤副院長】丁寧に説明をするというのが何よりも重要だと思っています。「前の歯科医院では、そんな話は聞いていなかった」とおっしゃる患者さんも思った以上に多いので、その治療がなぜ必要なのかということを、きちんと理解していただけるように説明するようにしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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【宮院長】地域医療に貢献したいという想いからこちらに開院しました。私が経験してきたことは、そんなに多くの歯科医師の方が持ち合わせている経験ではないと思っているので、それを生かして、この地域の方に少しでもお役に立てればと思っています。駅からは少し離れていますが、この辺りは高台の住宅地なので、駅のほうまで下りていかなくても済むので助かるとご高齢の患者さんからは言っていただけています。今はまだ構想中ですが、近隣の方で来院が難しい方のための訪問診療も将来的にやっていけたらと考えています。口の中から関連する全身の病気、逆に全身の病気があるからお口の中に出てくる症状もあります。健康のためにお口からケアしていきましょう。地域に根差したクリニックとして、患者さんが気軽にお口のこと、健康のことを相談に来てもらえるようなクリニックであり続けたいと思っています。

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