全国のドクター13,621人の想いを取材
クリニック・病院 157,058件の情報を掲載(2025年5月01日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 福岡市東区
  4. 香椎駅
  5. おきた歯科小児歯科クリニック
  6. 沖田 直紀 院長

沖田 直紀 院長の独自取材記事

おきた歯科小児歯科クリニック

(福岡市東区/香椎駅)

最終更新日:2025/04/18

沖田直紀院長 おきた歯科小児歯科クリニック main

2022年10月に、JR鹿児島本線香椎駅前のロータリー内という利便性の高い場所に開業した「おきた歯科小児歯科クリニック」。「家族みんなで通える歯医者さん」を掲げ、小さな子どもから高齢者まで幅広い診療を行う一方で、スポーツ歯科に特化した診療も行っており、ジュニア選手から成人のアスリート選手までさまざまな競技の選手へマウスガード(スポーツ用マウスピース)の作製や外傷の治療を行っている。沖田直紀院長は「これまで歯医者から足が遠のいてた方も、いろいろなことをきっかけに、定期的に通ってもらえるようなクリニックづくりをしたい」と話す。剣道は六段の腕前で、柔術などさまざまなスポーツを楽しみながら、休日には趣味と実益を兼ねてスポーツ観戦に出かけるという沖田院長に、クリニックの特徴などを詳しく話を聞いた。

(取材日2022年11月11日)

家族みんなで通える歯科クリニックをめざして

ご開業おめでとうございます。まずはクリニックの特徴を教えてください。

沖田直紀院長 おきた歯科小児歯科クリニック1

当クリニックでは「家族みんなで通える歯医者さん」を一つのキーワードにしています。これまでの経験から小さなお子さんから高齢者まで幅広く診療できるので、個人だけではなく家族単位や企業単位などより大きな単位でご利用いただきたいと思っています。また、専門の先生とも連携を取っているので、症例やニーズに応じて専門性の高い診療を受けていただくことも可能です。クリニック内は全面バリアフリーになっていますから、ベビーカーのまま入っていただけますし、診療中もチェアの横にベビーカーを置くことができるので、乳幼児のいる親御さんも安心して治療を受けることができます。加えて専門性を生かして「アスリートが通う歯医者さん」、「マイナス1歳からの歯医者さん」として、スポーツをされてる方や妊婦の方にも気軽に来院してもらいたいです。

歯科医師になろうと思われたきっかけや、卒業後のキャリアについてお話しいただけますか?

歯科医師の母が故郷の山口県で開業していた影響が大きいですね。歯科医師になるように強く言われたことはありませんでしたが、福岡歯科大学に入学しました。卒業後は小児歯科の研修を受け、大学の剣道部の先輩に誘われて福岡県大牟田市の歯科クリニックに勤務。その途中でマウスガード(スポーツ用マウスピース)を製作する事業で起業し、福岡市内の歯科クリニックに勤務しながら、さまざまな競技の選手たちにマウスガードの作製を行ってきました。そして2022年に開業しました。香椎エリアはファミリー層も多く、これまでの勤務先で経験してきたことが生かせる環境であると同時に、スポーツがとても盛んなエリアであり、得意分野にしているスポーツ歯科の知識や技術を生かし、歯科の分野から多くの人のために診療を行うことができるのではないかと思いました。

どのような主訴の患者さんがいらっしゃっていますか?

沖田直紀院長 おきた歯科小児歯科クリニック2

老若男女、さまざまな年齢層の患者さんに来院していただいています。その中で一番多いのは、ご家族での来院です。近隣の方にも認知してもらい、虫歯の治療やお子さんの虫歯予防で受診いただくようになりました。また、マウスガードの製作を希望されるアスリートの方や、ホワイトニングを希望されて来院される方も多いですね。他のクリニックと大きく違うのは内科さんと連携して睡眠時無呼吸症候群の治療を行っているところでしょうか。いびきや睡眠時無呼吸で悩まれている方に対して、内科さんと連携してマウスピースを使った治療を行っています。歯列に影響する口腔周囲筋の機能を改善するためのMFT(口腔筋機能療法)にも取り組んでいますので、お子さんの歯並びに関する悩みもご相談いただきたいです。

一般診療に加えスポーツ歯科で培った経験を生かす

スポーツ歯科をクリニックの一つの強みにしようと思った理由についてお聞かせください。

沖田直紀院長 おきた歯科小児歯科クリニック3

私自身剣道をやっていましたから、スポーツが好きだということが一番です。あとは、日々の診療の中でアスリートのお口の中を見ていると、練習や試合で忙しくて歯が痛くてもなかなか歯医者に行かず、ボロボロになっている現状を見て、歯科の立場からもっとスポーツをしている人たちのサポートができないかと思い、スポーツ歯科に興味を持ちました。まだまだメジャーじゃない分野ですが、いろいろな競技の選手にマウスガードを作製し、フィードバックをしてもらいながら、一人ひとりに合ったマウスガードを作製しています。

スポーツ歯科と一般歯科で違う部分はあるのでしょうか?

一般歯科と大きな違いはありませんが、スポーツ歯科の場合、選手としっかりとコミュニケーションを取って、試合や練習の日程を考えながら治療を進め、選手にとってよりいい状態で試合や練習に望んでもらうように工夫はしています。また試合中にケガをしてしまった場合など、突発的な事故にも対応しなければなりません。歯の外傷は、受傷してからの応急処置と処置までの時間で予後が変化します。現場にいるトレーナーさんたちへ応急処置の方法なども伝える活動をしています。また、プレー中のケガを予防する意味でもマウスガードの普及に努めています。ケガをしにくいからこそ思いきりプレーができるため、結果としてパフォーマンスも上がるのではないでしょうか。

「マイナス1歳からの歯医者さん」にはどういった思いを込められているのでしょうか?

沖田直紀院長 おきた歯科小児歯科クリニック4

この言葉には、妊娠中におなかの中にいる赤ちゃんのために、夫婦でお口の環境を整えてほしいという思いを込めました。産まれて間もない赤ちゃんと、お母さんの口腔内が同じという報告もあり、より産まれる前のケアが重要といわれています。また、お母さんが一生懸命ケアするだけでなく、お父さんもしっかりケアをすることが重要。お互いがケアをすることで、リスクを減らすことができますし、口の健康への意識が上がります。これから産まれてくる大切な赤ちゃんが、将来お口のことで困らないように、家族全員で予防に取り組むことが最大のプレゼントだと思います。また、妊娠によりホルモンバランスが崩れ抵抗力が下がったり、唾液量が減ったり、つわりで歯磨きできなかったりなど、妊婦さんはさまざまな要因で虫歯や歯周病のリスクが高まります。多くの妊婦さんを診てきていますので、不安に思うことなどは相談していただき、お口の環境を整えてほしいですね。

さまざまな症状に対応できる地域のハブクリニックへ

診療の際に心がけていることを教えてください。

沖田直紀院長 おきた歯科小児歯科クリニック5

地域柄、小さい子どもがいるご家族やスポーツに取り組んでいる方が多いエリアですので、さまざまなニーズがあります。多くの患者さんのニーズに応えるためも診療の幅を広げ、予防や矯正、審美的な悩みにも応える環境を整えています。また、患者さんに伝わらないと意味がないので、わかりやすい説明には力を入れています。そのために、しっかりと診査診断ができるよう歯科用CT、マイクロスコープなど先進機器も導入。患者さんは治療中、口の中は見ることができませんし、どんな治療をされているかもわからないので、治療の途中などにも写真や動画を撮って見ていただくようにしています。患者さん自身の口の中の状態をちゃんと知っていただき、今だけでなく中長期を見据え、さまざまなニーズにも応え患者さん一人ひとりに合ったケアを提案することを常に意識しています。

内科と連携したマウスピース製作にも取り組んでいらっしゃるそうですね。

いびきや睡眠時無呼吸症候群の改善のため、マウスピースを活用することがあり、内科と連携すれば保険診療として製作できます。それに対応した歯科クリニックはまだまだ少ないですし、当院にはマウスピースの成型機を2台導入しており、睡眠時無呼吸用のマウスピースも自院で作製しているため、細かい調整も素早く対応できるのは一つの特徴かもしれません。当クリニックが入っているビルには内科のクリニックもありますので、お互いに患者さんを紹介しながら睡眠時無呼吸症候群にも対応しています。そのほか歯科領域ではありますが、歯ぎしりから歯を守るナイトガードも製作しています。

最後に読者の方にメッセージをお願いします。

沖田直紀院長 おきた歯科小児歯科クリニック6

地域のハブになれるクリニックにしたいと考えていますので、お口のことで何かお困り事があればまずはご相談ください。インプラント治療や矯正治療などの対応していない診療についても、提携しているクリニックにご紹介することができますから、何でも相談できる最初の窓口として利用してもらえるとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

■マウスガード製作
5000円(小・中学生)
8000円(高校生)
1万3000円(デザインなし)
1万5000円(デザインあり)

■MFT(口腔筋機能療法)/5万円~

■ホワイトニング
ホームホワイトニング(上下マウスピース ジェル2本つき)/1万9800円
オフィスホワイトニング(1回)/1万5000円
オフィスホワイトニング(3回コース)/4万円
オフィスホワイトニング(5回コース)/6万5000円
デュアルホワイトニング(オフィスホワイトニング3回+ホームホワイトニング)/5万5000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access