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大谷 真一 院長の独自取材記事

新札幌おおたに眼科

(札幌市厚別区/新さっぽろ駅)

最終更新日:2023/09/01

大谷真一院長 新札幌おおたに眼科 main

札幌市営地下鉄東西線の新さっぽろ駅8番出口から徒歩3分、JR千歳線・新札幌駅からも徒歩5分ほどの商業ビルの3階にある「新札幌おおたに眼科」。2022年8月に開院した同院は、札幌市東区にある「札幌かとう眼科」の分院。先進の診断・治療機器を取りそろえている。道内ではまだ導入しているところが少ない白内障手術支援システムによる白内障手術、網膜硝子体手術、涙道治療などに注力している。院長の大谷真一先生は旭川医科大学を卒業後さまざまな関連病院に勤めて経験を積み、白内障手術や涙道治療を得意としている。「じっくり患者さんの話を聞いて、できることを提案したい」と話す大谷院長に話を聞いた。

(取材日2022年9月16日)

先進の技術と機器を用いた白内障手術

どのような治療を受ける患者さんが多いですか?

大谷真一院長 新札幌おおたに眼科1

白内障手術を受ける方は多いです。白内障手術では目に人工のレンズを入れますが、その度数を適切に決定することが術後の見え方を左右するため非常に大切です。当院では目の長さを測定する機器を3台用意し、3つの測定データから誤差が少なくなるような数値を算出して、より適切に度数を決定しています。また、患者さんのニーズに合わせて、保険適用の単焦点眼内レンズから、近くも遠くも見えやすくすることを図る多焦点眼内レンズまでさまざまなレンズを取りそろえています。手術に用いる機器も先進のものを採用していますし、特に、乱視矯正レンズ使用の白内障手術に関しては、道内でもまだ数少ない支援システムつきの機器を導入しています。白内障手術は私もこれまでたくさんの経験がありますし、当院では痛みに配慮し、点眼薬の局所麻酔などに加えて、低濃度笑気麻酔を使用し、リラックスした状態で手術を受けることができますので、ご安心ください。

こちらで行っている先進の治療について教えてください。

「有水晶体後房レンズ」と呼ばれる眼内レンズを目の中に入れて視力を矯正する治療法を行っています。一般の方の中には「永久コンタクトレンズ」なんて呼ぶ方もいますね。有水晶体後房レンズは矯正できる度数の幅が広いので、強度の近視や乱視の方にも適しています。また、眼鏡やコンタクトレンズのわずらわしさから解放されたい方、ドライアイでコンタクトレンズやレーシックが難しい方などにもお勧めです。将来白内障になった場合でも、通常どおり手術を行うことが可能です。

他にもありますか?

大谷真一院長 新札幌おおたに眼科2

寝ている間に特殊なハードコンタクトレンズを装用して角膜の平坦化を図り、近視の矯正をめざす治療方法もあります。これは、近視の度数が軽度の方が対象になります。また、保険適用外の治療になるため、担当医師としっかりと相談をして治療を進めていくことが大切です。

緑内障や涙道治療にも注力

緑内障はどのように治療しますか?

大谷真一院長 新札幌おおたに眼科3

緑内障は、通常よりも眼圧が上がってしまっている状態で、治療の目標はその眼圧を下げることにあります。眼圧が上がっている状態とは、言い換えれば目の中の水の流れが悪くなっている状態です。つまり、水が作られる所と流れ込む所があって、作られる量が多ければ眼圧が上がり、流れ込む量が多ければ眼圧は下がります。当院ではこの考えに基づいて、目の中の水が流れ込む部分にレーザーを当てて、排水を促進する治療を実施しています。一般的には、緑内障に対して点眼治療を行うことが多いと思います。この、緑内障に対するレーザー治療は実は昔からあったものですが、最近また見直されている治療法です。

涙道の治療にも注力していると聞きました。

目頭から鼻にかけて、涙道という涙の通り道があります。そこの流れが悪いと、膿がたまって涙嚢炎になることがあり、腫れて強い痛みが出ることもあります。涙道の治療では、涙道内視鏡を見ながら涙道にチューブを入れて、詰まっている部分を広げる処置を行います。チューブを入れるのには技術が必要で、中にはチューブが入らないケースもあります。また、治療をしてもすぐにまた詰まってしまう方などもいて、そういった場合は涙嚢鼻腔吻合術(るいのうびくうふんごうじゅつ)といって別の穴を作る処置をすることもあります。

医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

大谷真一院長 新札幌おおたに眼科4

小学生の頃に、テレビで放送されていたへき地の医師不足についての番組を観たことが、医師をめざすきかっけとなりました。大学受験では1度目で医学部がかなわず、工学部に入学しました。でも何年かしてやっぱり医師になりたくて、再度医学部を受験したのです。医師となってからは稚内、釧路、根室、旭川などにある関連病院に勤務し、地方では眼科医は基本的に私1人という環境でした。そこではもちろんできる限りのことはしましたが、やはり設備や自分の技量の限界を感じることもあり、もう少し専門的な難しい治療もできるようになりたいと思うようになりました。それが、札幌に来た理由の一つでもあります。

診断から治療まで責任を持って取り組みたい

なぜ眼科医をめざされたのですか?

大谷真一院長 新札幌おおたに眼科5

大きな影響を受けたのは、大学で尊敬できる眼科の教授に出会ったことです。ただ、私はもともとへき地医療に憧れていたので、眼科でいいのかと初めは迷いました。へき地で目だけ見てもしょうがないですもんね。ただ、実際に医師になったばかりの頃、いろんな科を回って感じたのは、身体全部の組織に対して診断から治療まで責任を持つことは難しいということと、その一連の流れに責任を持って担当するには一つの分野を極める必要があるということです。そうなると、眼科は特殊な分野で、高い専門性が求められるという点で魅力的だと感じるようになりました。眼科は治療の成果を一番感じることができるのが患者さんです。その分難しさもありますが、患者さんが喜ぶ姿を見ることはやりがいにもなります。

印象に残っている患者さんはいますか?

私が積極的に涙道の治療をするようになるきっかけをくれた患者さんです。私が地方に勤務していた頃、涙道の治療が必要な患者さんがいました。ただ、私にとって涙道治療の経験が浅かったことや、珍しい詰まり方をしていたこともあり、1回目はチューブが入りませんでした。そこで、他の病院へ紹介することもできますと患者さんに提案したのですが、その患者さんは紹介先まで遠いから、何回やってもいいからここで治してほしいと言うのです。私はその言葉で「頑張ろう」と思い直し、治療に努めました。その後も他の患者さんに積極的に涙道治療を行い、経験を重ねることができました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大谷真一院長 新札幌おおたに眼科6

当院は、札幌市東区にある「札幌かとう眼科」の分院として開院しましたが、本院の院長の計らいで、クリニック名には私の名前が入っています。その気持ちに応えられるよう、院長として責任を持って診療にあたっていくつもりです。また、個人のクリニックとしては珍しいほど先進の診断・治療機器をそろえていると自負しており、それに負けないように技術も日々磨いています。診療では、患者さんのお話をできるだけさえぎらずにじっくり聞き、できることを提案してすり合わせていくという手順を大切にしています。お困りのことがあればぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・有水晶体後房レンズを用いた屈折矯正手術/
(乱視なし)【片眼】330,000円(税込)
【両眼】660,000円(税込)
(乱視あり)【片眼】385,000円(税込)
【両眼】770,000円(税込)
・オルソケラトロジー/【片眼】117,700円~【両眼】145,200円~
・多焦点眼内レンズを用いた白内障手術/(乱視あり)605,000円~(乱視なし)550,000円~
※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は選定療養の対象となり、手術費用の一部が保険適用となります。詳しくはお問い合わせください。

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