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新井 絢子 院長の独自取材記事

代々木公園泌尿器科

(渋谷区/代々木公園駅)

最終更新日:2026/04/02

新井絢子院長 代々木公園泌尿器科 main

代々木公園駅から徒歩約1分の場所にある「代々木公園泌尿器科」。院内は木目調で、アットホームな雰囲気が魅力だ。新井絢子院長は大学病院や基幹病院で研鑽を積み、2022年に同院を開業した日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。保険診療を軸に、血尿、尿路感染症、過活動膀胱、膀胱炎、前立腺肥大症など多様な泌尿器疾患の診療を行う。また、病院で膀胱がん、前立腺がん、腎臓がんなどの専門的な治療を受けていた人のフォローアップにも対応可能だという。一般的な泌尿器疾患はもちろん、専門性の高い診療も提供する医院として、年齢や性別を問わず多くの患者に寄り添っている。「健診で尿検査の異常などを指摘された場合は、早めに泌尿器科を受診していただきたいです」と語る新井院長に、同院の特徴や今後の展望などについて聞いた。

(取材日2026年2月18日)

専門性の高さを生かし、泌尿器の困り事を幅広く診療

こちらでは泌尿器の症状を専門的に診てくださるそうですね。

新井絢子院長 代々木公園泌尿器科1

ええ。当院の特徴は、泌尿器科単科であることと女性医師が診療していることです。もちろん患者さんの性別に関係なく診療していますので、男性の方も女性の方も安心してお越しください。保険診療を軸に、日常生活の中で起こる尿漏れや頻尿、血尿、尿路感染症、過活動膀胱、膀胱炎、前立腺肥大症、性感染症など、泌尿器に関するお困り事を幅広く診ており、病院で膀胱がん、前立腺がん、腎臓がんなどの専門的な治療を受けていた方のフォローアップにも対応しています。患者さんから「どんなときに泌尿器科へ行けば良いのかわからない」というお声をいただくこともありますが、尿や腎臓、前立腺などに関する不安があれば、何でもご相談ください。泌尿器科へ行くのをためらう感覚はとてもよく理解できますし、当院のスタッフ一同、そうした患者さんの気持ちを十分にくみ取った上で、丁寧な対応を心がけています。

先生が泌尿器科を専門にされた理由をお聞かせください。

私は2006年に東京医科大学医学部を卒業したのですが、大学5年生ぐらいの時にはすでに泌尿器科に行きたいと思っていました。理由は、大きく分けて3つ。外科系に進みたかったこと、女性の少ない科であること、そして当時の先端技術の一つであったロボット支援手術の研究に同大学の泌尿器科が熱心に取り組んでいたことです。先生方のプロフェッショナルな姿に魅了されました。また泌尿器科では、初診の患者さんの検査に始まり、診断、治療とフォローアップ、さらに終末期の緩和ケアと最期の看取りまで担当させていただく機会があります。治療の段階に関わらず、長く患者さんをケアできる泌尿器科こそ、私が医師としてやりがいを持って取り組める診療科だと思いました。

これまでの経験で、現在の診療につながっていることはありますか?

新井絢子院長 代々木公園泌尿器科2

総合病院に勤務していた時、もともと内科に通院していた患者さんがいらっしゃいました。尿トラブルを抱えていて泌尿器科にも診てもらいたかったそうですが、ようやく泌尿器科のドアをたたいてくれた時には、症状が進行している段階でした。泌尿器科の受診が遅れた理由をお聞きすると、尿に関わる症状を持っていることが恥ずかしく、内科の先生方にそれを知られたくなかったということでした。尿トラブルを恥ずかしいと思ってしまう方とリアルに直面したことで、とてもショックを受けたことを覚えています。この出来事がきっかけとなり、泌尿器科の立ち位置を正しく認知してもらうための啓発が必要であると改めて考え、現在に至っています。

老若男女問わずあらゆる泌尿器の悩みを解決できる場へ

来院される患者さんの傾向についてお伺いします。

新井絢子院長 代々木公園泌尿器科3

年齢層や性別の偏りはなく、老若男女幅広い層の患者さんが来院されています。主訴として多いのは、年齢を問わず頻尿です。お子さんの場合でしたら、保育園や幼稚園で頻繁にトイレに行くので心配だというものや、おねしょが続いて不安だというご相談など。こうした些細な心配事があれば気軽に来院いただき、必要に応じて検査を受けられることをお勧めします。治療が不要とわかれば安心できますし、そうでない場合でも早めに治療を行うことで大事に至らずに済むことが見込めます。一般的に、泌尿器科の問題を専門に扱う医師がいることや、排尿トラブルの中には地域の医院で解決が望めるものもあることを、ご存じない方も多いです。「おしっこの問題は泌尿器科で相談できるんだ」と、多くの方に知ってもらい、気軽に受診してほしいと思います。

初診時の流れを教えてください。

初診の方にはまず問診票にご記入いただき、必要に応じて尿検査を行います。ほとんどの場合、自覚症状は一つではなく、頻尿、排尿困難、下腹部の痛みなど、複数の症状が生じているものです。尿検査では、主に血尿があるか、ばい菌と戦うような細胞の有無やたんぱく尿か否かなどを確認します。異常を示す所見の有無を総合的に確認した上で判断し、他の検査や治療が必要な場合には患者さんと相談して決定する、という流れが一般的です。

診療の予約はできるのでしょうか?

新井絢子院長 代々木公園泌尿器科4

当院は30分単位で予約時間を設けています。できる限り時間どおりに進めていますが、それぞれの患者さんに適宜必要な診療や検査を行うことを重視しており、時には診療時間が延び、30分ほどお待たせしてしまうこともあるかもしれません。とても心苦しく思いますが、適切な診療を実現するため、ご理解いただければと思います。また、検査結果の報告をメールではなく対面で行うことにもこだわっています。患者さん一人ひとりの生活背景も踏まえて、きちんと結果をお伝えしたいという思いからです。もし追加検査が必要になった場合もその場で行えますし、患者さんにしっかりと医療を提供し続けるためにも、このスタイルを続けていきたいです。

誰もが気兼ねなく受診できる泌尿器科医院をめざして

排尿の問題を放置するとどのようなリスクがありますか?

新井絢子院長 代々木公園泌尿器科5

排尿は日常的な営みであるため、普段から気にかける方は少ないかと思いますが、ひとたびトラブルが生じると状況が一変。スムーズな排尿が困難になることで、日常生活に多くの支障を来します。例えば、バス旅行に行けない、遠出を敬遠する、映画を見に行けないなど。トイレの問題でやりたいことを諦めるのは、とても残念なことですよね。泌尿器科を受診いただくことで不安の軽減につながり、状況の改善を期待できるようになると思います。

診察を行う際に心がけていることをお聞かせください。

来院される患者さんの中には、泌尿器科の受診に抵抗感や恥ずかしさを感じる方もいます。特に初診では、他科以上に勇気を出して来院される場合もあるでしょう。そのような思いで来院された患者さんを後悔させないような対応を心がけています。悩みを聞いてもらえて良かった、当院を知ることができて良かったなど、どんなことでも良いので一つでも「良かった」と思ってもらえるように日々努めています。また、診察室に入ってから出るまでの間に、少なくとも一度は患者さんの笑顔を見ることができたら良いなと思っています。その笑顔は、病気に関係のない話題から生まれるものでも構いません。診察室で笑顔になれたという記憶を持ち帰ってもらえたらうれしいですね。

2026年6月で開院4周年を迎えられますが、今の思いをお聞かせください。

新井絢子院長 代々木公園泌尿器科6

患者さんとスタッフに支えられてここまで進んできましたので、感謝の気持ちでいっぱいです。泌尿器科を単科で診る医院はそう多くないと思います。ですが私は泌尿器科一筋に研鑽を積み重ね、泌尿器科の診療に関しては自信を持っています。その思いが患者さんに伝わっていると感じることも多く、これからも初心を忘れずに診療を行っていきたいと改めて思います。

最後に、今後の展望をお願いします。

私の目標は、他の診療科と同じように泌尿器科を気軽に足を運べる場所にすることです。今後も泌尿器科の受診に抵抗がある方の心理的ハードルを真摯に受け止めるとともに、そのハードルを下げるための取り組みに力を入れていきたいです。鼻水が出たら耳鼻咽喉科、目がゴロゴロしたら眼科というように、「尿トラブルを感じたら泌尿器科」と反射的にイメージされる姿が理想です。健診の尿検査で異常を指摘された場合なども、ぜひ早めに泌尿器科を受診していただきたいですね。また中高年の女性の中には、骨盤底筋が弱ることで発生する骨盤臓器脱や尿漏れなど、骨盤周りのトラブルを我慢している方が少なくありません。今後は、こうした悩みを抱えながらも相談できずに苦しむ方々に対して、積極的なサポートを行っていきたいです。