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百村 励 院長の独自取材記事

もも整形外科

(市川市/北国分駅)

最終更新日:2022/08/05

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北総鉄道北総線・北国分駅から徒歩6分のところにある「もも整形外科」は2022年6月にオープンしたばかりだ。クリニックとは思えないおしゃれな外観で、一際目を引く。中に入ると一人掛けの椅子やカウンター席があり、まるでカフェに来たのかと思ってしまうほどだ。院長を務めるのは、順天堂大学医学部附属浦安病院で研鑽を積んできた百村励(ももむら・れい)先生。「医療は究極のサービス業」を理念の1つとし、患者に気持ち良く受診してもらえるよう徹底している。「限界をつくらず、あらゆる方法を提案させていただきます」と話す百村院長に、診療方針や基本理念、患者への想いなどじっくり話を聞いた。

(取材日2022年7月13日)

また行きたいと思ってもらえるようなクリニックに

まず初めになぜこちらで開業しようと思われたのでしょうか?

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開業するにあたって、テナントに入るのではなく戸建てにしたいという想いがありました。もともと順天堂大学医学部附属浦安病院にいたので、浦安や市川辺りで探して、さらに敷地にゆとりがあって、今後さまざまな形で発展させられそうだなと感じたのでこの地で開業することにしました。整形外科なので、患者さんの多くは足腰が悪く、車で送ってもらったりタクシーで来られたりすることを想定して、大きめの駐車場を作りたいという想いもあったんですよね。現在14台停められるのですが、もう少し増やしたいと思っているくらいです。それから時代のニーズに合わせてサービスつき高齢者向け住宅などがこの辺にあっても良いなと思いますし、ほかのクリニックがいくつか建てられて、クリニック通りみたいなものができても良いんじゃないかなと思うんですよね。その先駆けになれたらと思っています。

院内がとても広いですね。内装でこだわった点を教えてください。

クリニックへ来ると気持ちが明るくなって、「また行きたい」と思ってもらえるような内装にしたかったので、居心地の良いカフェをイメージして作りました。すべての椅子が一人掛けになっていて、カウンター席もあります。学生さんはよくカウンター席で勉強していますよ。リハビリテーションスペースも広めに取ってあります。スタッフルームには休憩中などリラックスしてもらいたいという想いから、土間やハンギングチェアを設置しました。患者さんはもちろんですが、ここで働くスタッフも通うのが楽しくなるような内装をめざしました。実は興味を持ってもらえるような建物にしたかったので、壁の色など外観にもこだわってるんですよね。

スタッフの方への想いも感じられます。スタッフの方とはどのようにコミュニケーションを取られていますか?

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スタッフルームで一緒に食事をしてコミュニケーションを取っています。和気あいあいとおしゃべりをしますが、そんな中でも、患者さんの個人名を出すことは禁止しています。たとえスタッフしかいない空間だとしても、患者さんのプライバシーをさらすようなことはしません。当院ではそのほかにもいくつか禁止事項を設けていまして、例えば、「少々お待ちください」ではなく、「はい、ただいま」と言うようにしています。同じ時間を待つにしても、印象が違うと思うんですよね。あとは、「NO」と言わないことです。極端な話ですが、例えば、ここでカレーが食べたいと言われたとしても、「そんなの整形外科には関係ないでしょう」とは言いません。患者さんからなにかしら要求があった際には、まずわれわれにやれることはないかをあらゆる面から考えてみようということをスタッフに伝えています。

「薬がなくても症状がない」ことが最終目標

「薬なし、注射なし、症状なし」が診療方針だそうですね。

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はい。人間の恒常性に影響を与える薬や注射を始めると、それらなしでは過ごせない体になってしまうこともあるんですよね。大学病院にいたときの話ですが、患者さんの中には、長い間同じ薬を飲んでいるけれども、なぜその薬を飲んでいるのかをしっかりと把握されていない方もいらっしゃいました。また、医師側も同じ薬を処方し続けるといったケースも少なくなく、本当に患者さんのためになるのだろうかと思っていました。そのような経験から、当院では薬に頼らない方法を最優先で考えたいと思っています。必要に応じて薬や注射を処方し、早期に痛みや炎症を抑えることにつなげ、その後はリハビリや生活習慣の改善によって、症状がない状態をめざします。薬を飲んだり注射を続けたりすることで一時的に痛みの緩和を図ることは、治療のゴールとはいえないと思うんですよね。「薬なし、注射なし、症状なし」が私のめざすところです。

痛みとうまく付き合う方法を提案することにも重きを置いているそうですね。

そうですね。例えば腰が痛いのであれば、その痛み自体を治すための治療だけでなく、痛みを苦に感じさせないような腰の使い方に導いて差し上げることも立派な治療といえるのではないでしょうか。痛みを感じにくい生活を送ることができたら、薬と離れることができるのではないかと思うんですよね。当院では、「もうやりようがないよね」という言葉も使わないようにしていて、痛みに対してさまざまな角度からアプローチすることを大切にしています。

骨密度を計測する機器に特徴があるのだとか。

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骨粗しょう症による骨折の中で多いのが背骨と太ももの付け根の骨折です。この2つはとても深刻で、寝たきりにつながってしまい、寿命に大きな影響を与えることがわかっています。そこで当院では、背骨と太ももの付け根の骨密度を計測する機器を導入しました。当院へいらっしゃる患者さんは意識が高く、こちらからお勧めしなくても、患者さんのほうから骨密度の検査をしてほしいとおっしゃる方が多いですね。骨粗しょう症の治療に関して言及すると、とてもナーバスな治療方法なので、長く定着できるクリニックで始めたほうが良いと思います。薬や注射など、うかつに途中でやめると逆効果になることがあるのです。患者さんが一生付き合う疾患ですから、1人の医師が一貫した治療方針のもと治療することが望ましいといえます。

治療に行き詰まらないよう常に学び直す精神を

診療の際にどのようなことを心がけていますか。

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当院の基本理念の1つ目に「医療は究極のサービス業」と掲げているのですが、クリニックに入った瞬間から出ていくところまで心地良く過ごしてもらえるような対応を心がけています。受付とは別に、フロア係が1人いまして、院内の案内役を務めています。2つ目に「成長、進化をやめない」とあるのですが、とにかく勉強を続けることです。診療面も、限界を感じさせずに次々に提案できるようスタッフも含め勉強を続けることを心がけています。新しい治療法も含めて、どんどん取り入れていきます。

もう1つの理念「感動と希望を与える診療」についてのお考えを教えてください。

体が良くなるというのは、最大の感動のはずなんですよね。例えば好きな洋服を買った、好きなスポーツチームが勝ったなどの感動よりも、自分の体が良くなったというのは、それらを上回る感動のはずなんです。診療において感動を生むためには、いろいろな技や手法もあると思うんですよね。例えば検査結果をお伝えするにも、前回より良くなっていたら私自身もうれしいので、その気持ちが伝わるようにお伝えしています。うれしいことは少しオーバーなくらいにお伝えし、あまり良くないお話の際はあまり大げさにしないよう工夫をしています。

今後の展望を教えてください。

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とにかく来院される患者さんの満足度を上げたいと思っています。そこで考えたのが、オンライン診療ならぬオンライン相談です。例えば高齢者が受診された際、症状などについてご説明差し上げますが、その場ではご理解いただいても、ご自宅に戻られてご家族に説明する際にわからなくなってしまうということも多いんですよね。お子さんに関しても同様です。そこで、高齢者やお子さんのご家族へ向け説明するためのものがオンライン相談です。1枠20分程度で、夜の8時とか9時頃に予約制で始めたいなと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

診療面における満足度はもちろんのこと、ここへ来ればほかとは一味違った楽しみを感じることができるというクリニックにしていきたいと思っています。キッチンカーなんかもやってみたいと思っているんですよ。スタッフ一同、患者さんに心地良く過ごしてもらえるよう尽力いたしますので、気軽に受診していただきたいですね。

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