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戸島 洋一 院長の独自取材記事

とじま内科クリニック

(大田区/大森駅)

最終更新日:2022/07/04

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大森駅から歩いて7分の住宅街にある「とじま内科クリニック」。大田区出身の戸島洋一院長が2022年6月に開業したクリニックだ。長引く咳に不安を感じる働き世代や、日常の不調に悩む高齢の患者など、年齢問わず患者が訪れている。戸島院長の専門である呼吸器内科をはじめ、内科全般、各種健診にも対応している同院。エックス線や心電図の他、肺機能や呼気NO(一酸化窒素)検査用の機器も備える。聴力や視力の測定、また血液検査も院内で迅速に行っている。「これまで培ってきた経験を、これからは大田区の地域医療の場で生かしていきたい」と語る戸島院長に、気管支喘息や睡眠時無呼吸症候群といった呼吸器の病気について、また地域医療への思いについて話を聞いた。

(取材日2022年6月23日)

呼吸器内科で幅広く研鑽を積み、地元の大田区で開業

先生のこれまでのご経歴をお聞かせください。

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千葉大学卒業後は大学病院や大規模病院で研鑽を積み、1990年からの2年間は、アメリカのペンシルバニア大学で呼吸調節について学びました。その後、1995年より東京労災病院で呼吸器内科の責任者として勤務。主に診ていたのは、肺炎・肺がん・COPD・気管支喘息・間質性肺炎です。COPDとは慢性閉塞性肺疾患を指し、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれた病気の総称です。その他、アスベストに関わる病気や睡眠時無呼吸症候群など、呼吸器の分野において幅広く診療に携わってきました。また感染症も専門的に診ていましたので、東京労災病院では感染症対策の責任者も務めました。新型コロナウイルスの問題があってからは、その対応に追われることも多かったですね。感染対策についての知識は当院でも生かされています。

幅広く研鑽を積まれて、この6月に開業されたのですね。

東京労災病院では副院長も務め、定年を迎えました。これまで医師として培った知識や経験を生かす場を考えた時に、開業が思い浮かんだのです。私の専門分野は呼吸器疾患、特にCOPDやアスベストに関わる病気です。高度な医療を提供するための土台はあると自負していますが、開業医となるとそれだけではいけません。特に大田区はご高齢の方も多い地域です。内科的な視点で幅広く健康管理を行い、呼吸器内科についてはより専門的に治療を行う。そのような地域に根づいたクリニックをめざしています。東京労災病院でも内科疾患の診療に携わっていましたが、開業にあたってより一層知識を深め、この6月に開業に至りました。私は南久が原で生まれ育ち、小さい頃から大森や蒲田にはよく買い物に来ていました。この度、大田区で開業できたことをうれしく思っています。

呼吸器疾患だけではなく、内科全般を診てくださると伺いました。

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働き世代であっても生活習慣病に悩む方、自覚症状がなくても健診結果にチェックのつく方は少なくありません。これがご高齢の方となればなおさらです。内科の領域だけではなく、関節や皮膚などさまざまな箇所に不調を生じます。不調を感じたらまず相談できる「地域のかかりつけ医」として、あらゆるお悩みに対応していきたいと思っています。一人ひとりの患者さんに時間をかけられるのがクリニックの良さ。大規模病院に比べて通院頻度も調整しやすく、それは患者さんの安心感にもつながります。院内設備も整え健診にも対応していますので、少しでも気になることがあればいらしてください。手術や入院が必要な重い病気が見つかった際も、大学病院・大規模病院との連携でスムーズに治療を進めます。

めざすのは「ここに来て良かった」と思えるクリニック

呼吸器の悩みで多い症状は何でしょうか?

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気管支喘息のお悩みが多いですね。お子さんからご高齢の方まで、どの年代でも発症しうる病気です。特徴的な症状として喘鳴(ぜんめい)があります。息を吐く時にゼーゼー、ヒューヒューと音が聞こえるのです。咳の症状だけですと喘息以外にもいくつかの病気が要因となりますが、特に働き世代でこの喘鳴がみられると気管支喘息を疑います。ただご高齢の方の場合、心不全から喘鳴を生じることもありますので注意が必要です。気管支喘息のもう一つの特徴は、症状に波があるということ。小康状態と悪化を繰り返し、特定の時期にだけ症状が出る方もいらっしゃいます。症状が落ち着いたように見えても、それは一時的なもの。発作を繰り返すと肺機能も落ちてしまいます。治ったと過信せず、決められたとおりに薬を飲み続けることが大切です。

睡眠時無呼吸症候群についても教えてください。

睡眠時に舌根が喉の奥に落ちることで気道が詰まり、無呼吸が起きる症状です。40~60代の肥満体の男性に多くみられます。睡眠時のことなのでご本人は気づきにくいのですが、ご家族にいびきや無呼吸を指摘されて発見に至るケースが多いです。自覚症状で多いのは寝起きの頭痛や日中の眠気です。きちんと寝ているつもりでも、睡眠中の無呼吸や窒息感で、実はきちんと眠れていないということですね。まずは検査で無呼吸の状態や頻度を測り、必要に応じてCPAP治療を行います。これは鼻マスクから空気を送り込み、気道を広げるための治療です。CPAP治療を行えば病気が治るかというと、そうではありません。例えるなら眼鏡のように、外してしまえば元通り。QOL(生活の質)を上げるため、毎日の睡眠を良い方向に導くための治療です。

診療の際に心がけていることはありますか?

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心を込めて患者さんに接し、丁寧に治療を行っています。内科や呼吸器の病気には、長期間の治療を必要とするものが多いです。患者さんとの関係は、この先長きにわたります。数ある医療機関の中から当院を選んでくださった患者さんに「ここに来て良かった」と思っていただきたいのです。また、その症状がどのようなものであっても、患者さんにとってはつらいもの。患者さんの話には真摯に耳を傾けています。

ちょっとした不調でも気軽に相談してほしい

ところで先生はなぜ医師を志したのですか?

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私の祖父は産婦人科の医師でした。私が生まれる前に亡くなったので聞いた限りですが、地域の皆さんに親しまれていたようです。自宅にも祖父が使っていた往診用のカバンがあったんですよ。高校3年になり進路を決める際、頭の片隅に祖父のことがあったのか「医師」という職業に魅力を感じました。これが医師をめざしたきっかけです。医療といえば、私がまだ幼い頃、タバコを食べてしまって大変な目にあいました。母はぐったりする私を抱きかかえ、いくつかのクリニックを回ったそうです。その時に救ってくださった先生には、その後もかかりつけ医として長くお世話になりました。この思い出も「医療」への興味に影響を与えたのかもしれません。

こちらで働くスタッフについてご紹介ください。

開院したばかりで慌ただしい毎日を送っていますが、看護師も事務スタッフもとても頑張ってくれています。患者さんが来院され、最初に接するのは医師ではなくスタッフです。患者さんに「ここに来て良かった」と喜んでもらうためには、スタッフの第一印象も大切です。当院では初診の患者さんのほとんどが、その後も継続して通院してくださっています。スタッフの接遇のおかげもあるでしょう、感謝しています。当院は平日の夜は19時まで、また土曜も診療しています。現状の体制ですとスタッフの負担も重く、増員して体制を整えるのが目下の私の課題です。ゆとりある環境で存分に能力を発揮してほしいですね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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これまで培ってきた経験を、これからは大田区の地域医療の場で生かしていきたいと思っています。日々の診療はもちろん、労災や公害に関する治療など、当院でお役に立てることならば幅広く診ていきたいですね。丁寧な検査とわかりやすい説明で、体が現在どういう状態なのか、どうすれば健康を保てるのかを、しっかりとお調べします。院内にはエックス線や心電図の他、肺機能や呼気NO(一酸化窒素)検査用の機器も備えています。聴力や視力の測定、また血液検査も院内で対応しています。ちょっとした不調でも、健康上の不安でも、お気軽にご相談ください。

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