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菊永 裕行 院長の独自取材記事

東京メディカルテラス

(港区/外苑前駅)

最終更新日:2022/11/08

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消化器外科の医師として30年以上のキャリアを持つ菊永裕行院長が、2022年6月に開院した「東京メディカルテラス」。外苑前駅から徒歩1分、青山通り沿いのオフィスビル4階という好立地にあり、洗練されたデザインの待合スペースには菊永院長が30年愛用した外科手術用のはさみが飾られている。診療面では消化器疾患を中心に診ており、胃の内視鏡検査にも対応。また、腹痛をはじめ、発熱、頭痛や生活習慣病といった一般内科診療、しみ・しわなどの肌トラブルに対する相談も受けている。「不安な気持ちで来院した患者さんを、笑顔にすることが私の仕事」と話す院長は、今後の日本の医療発展のための取り組みも行っているドクターだ。今回はクリニックの特徴や専門であるがん診療などについて詳しく話してもらった。

(取材日2022年7月12日)

患者の不安に寄り添い、笑顔を引き出す診療をめざす

長年、消化器外科専門の医師として活躍されてきたと伺っています。

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大学卒業後、慶應義塾大学病院などを経て1990年に日野市立病院に入職し、外科部長や診療部長、副院長を務めました。専門は食道がんですが、同院では消化器外科全般をカバーし、胃がんや大腸がん、乳がん、甲状腺がんの手術も多数手がけました。また、地域医療支援センター長も兼務し、地域の小中学校で「がん予防教育」を行うなど、がんの早期発見・早期治療の啓発活動にも取り組んできたんですよ。その後、同院を退職し、2022年6月に開院したのが「東京メディカルテラス」です。港区北青山というエリアを選んだのは、偶然この辺りを歩いていたときに当院の入っているビルを見かけて「かっこいいな」と一目惚れしたからなんです。内装は30年来の若い友人にお願いしました。すべてのわがままを聞き入れ、手狭なクリニックを洗練した使い勝手の良いデザインに仕上げていただき、本当にビックリしています。

どのようなクリニックをめざしていますか?

笑顔で帰れるようなクリニックをめざしています。特にこれまで注力してきたがん治療も引き続き取り組んでいく予定です。がんの治療には手術、放射線療法、薬物療法の3大治療のほかに、第4の治療法といわれている免疫療法があります。免疫とは、細菌やウイルスなどの異物が体に入ってくるのを防いだり、排除したりして体を守る仕組みのことで、免疫療法はこの免疫の力を利用してがんを攻撃する治療です。私も外科医としてがんや、がんのある臓器を切除してきましたが、がん細胞を捕まえて排除を図る免疫細胞は、ある意味では「名外科医」だと思っています。クリニックでは手術はしませんが、これからは私に代わって免疫細胞に頑張ってもらおうと思っています。

免疫療法について教えてください。

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体内の免疫細胞は、発生したがん細胞を異物と見なし排除を図りますが、がん細胞は常にその性質を変化(変異)させ、免疫細胞の攻撃から逃れています。また、がん細胞は免疫の働きにブレーキをかけ、がん細胞を攻撃できないようにもしています。免疫療法では、免疫ががん細胞を攻撃する力を強めたり、がんが免疫の働きに対してかけているブレーキを解除したりする治療を行うことで、がん細胞の増殖を抑える効果が期待されています。具体的には免疫チェックポイント阻害剤というお薬や、免疫細胞の中でもがん細胞の特徴を捉えて司令塔の役割を果たす「樹状細胞」を使う方法などがあります。

治療の選択肢が増えたことは、患者さんやご家族にはうれしいことでしょうね。

手術はがんを取り除くことが目的なので、できれば手術をしたほうが良いと考えますが、手術ができない場合には免疫療法も一つの選択肢になると思います。中には医師から「もうできる治療がない」と言われ、絶望的な気持ちを抱えて相談に来る方もおられます。当院は医療機関として患者さんに安心感を与える場所となり、「生きていたい」と願う患者さんの気持ちに寄り添いながら、最適な治療法を一緒に考えていきたいと思っています。

日常的な不調やエイジングケアにも対応

診療時に心がけていることを教えてください。

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「すべての患者さんを笑顔にする」を理念に、患者さんが自分の気持ちを素直に話すことができ、気になることは何でも聞ける環境づくりを大事にしています。医師と一対一になると緊張してしまう方は少なくないので、スタッフにも積極的に会話に参加してもらっているんです。そして、時間をかけてしっかりと話をお伺いしています。まるで友達同士で話しているときと同じように、会話を楽しんでいただけたらうれしいですね。実際、私生活のことで話が盛り上がったり、患者さんが経営しているお店に行ったりするほど、患者さんと仲良くなることもあるんですよ。これからも不安な気持ちで来院した患者さんが、帰るときには笑顔になれるように努めてまいります。

検査機器も充実していると伺っています。

当院ではできるだけ早く患者さんが抱く不安を取り除いてあげたいという思いから、特殊な検査項目を除き、採血当日に結果をお伝えできるように機器を充実させました。10分程度で検査の結果が出ればその日のうちに治療方針を立てることができ、患者さんにも笑顔でお帰りいただけると思います。急な腹痛などの痛みには、原因を早く特定するために予約なしでも検査に対応することも。また、胃の内視鏡検査も行っています。どんながんでも同じですが、特に胃がんは腫瘍が2倍になるスピードが大腸がんの半分以下といわれていて、早期発見が非常に重要です。早い段階では自覚症状がほとんどないので、定期的に検診を受けることをお勧めします。超音波検査では肝臓・膵臓・胆のう・腎臓・甲状腺・乳腺のチェックもできますので、ぜひ活用していただきたいですね。

消化器疾患以外に、どのような診療に対応されているのでしょうか?

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がん治療を専門としていますが、幅広い疾患に対応する一般外科の研鑽を積んできたので、発熱や頭痛など日々の不調や生活習慣病の診療、巻き爪や痔核などの疾患にも対応可能です。より専門的な検査・治療が必要だと判断した際には、連携先の江戸川病院や大学病院へご紹介 しています。また、しみやそばかすなど、肌の悩みにアプローチするIPL光治療もご用意。診療とカウンセリングで肌の状態のチェックを行った上で、患者さんのご希望に沿ったケアの方法を提案させていただきます。

健康に不安があれば気軽に相談を

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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私の大叔父が医師で、診療所を開設していたんです。父の仕事の都合で子どもの頃に大叔父のところに預けられた時期に、往診について行ったことがありました。そこで人の死を考えさせられる出来事があって、それをきっかけに命や死について考えるようになりました。死に対する恐怖心がずっと消えなかったのですが、いつの日からか「死ぬのが怖いなら医師になればいいんだ」と思うようになり、医学部をめざすようになりました。

先生のリフレッシュ方法を教えてください。

趣味がスキューバダイビングで、時間があるときに潜りに行っています。インストラクターの資格も持っていますが、これは後輩への指導が苦手だったので、教え方をマスターしようと思って取得したのです。泳ぎが上手ではない人を褒めたり、笑わせたりするように、研修医にも「この手技を覚えるとこういう治療ができるようになる、だから必要なんだ」と、モチベーションを高める指導をするようになりました。そのかいあって、私に指導してほしいと言ってくれる若い先生もたくさんいるんですよ。

日本医療を発展させる取り組みを行っているそうですね。

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日本からバングラデシュへ医師を派遣し、現地で多くの患者を診療する取り組みです。この活動は、日本人医師の臨床経験値を上げるとともに、バングラデシュの医療レベル向上にも貢献する事業です。2022年4月に始動し、私も現地へ視察へ行ってきました。日本の医療発展が日本経済の発展にもつながる有益な事業と考えています。今後の日本の医療を支える優秀な医師を育てるため日々奮闘しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

国民の2人に1人ががんになる時代でもあり、がんという病気について、疑問や不安を抱えている方も多いと思います。長年の経験から、がんについてわかりやすくお話しすることができると思いますので、ぜひ遊びにいらしてください。私自身、患者さんと会話をするのが楽しくて、いろいろな人と話をしたいと思っています。がんに限らず、健康に関することでしたら何でもご相談いただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

IPL/初回1万5000円(2回目以降3万円~)、免疫細胞療法/360万円

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