窪田 敦史 院長の独自取材記事
くぼた歯科 喜連瓜破院
(大阪市平野区/喜連瓜破駅)
最終更新日:2022/08/08

大阪メトロ谷町線喜連瓜破駅より徒歩2分にある「くぼた歯科 喜連瓜破院」は、「誰もが来やすい歯科医院」をめざしているクリニックだ。院長を務める窪田敦史先生の「歯医者にいきたいのに行けないという人を減らしたい」という想いが詰まったこのクリニックは、子ども専用の入り口や保育サービスなど、子どもたちや子育て世代に配慮した工夫が施されている。また「歯科医院にもちょっとしたワクワクや発見があれば、歯科医療はもっと身近になる」と、マイクロスコープを使用した口腔内撮影も行っている。充実を図った設備と優しい気遣い、そして一般歯科治療からインプラントまで幅広い治療を支える技術力をもつ同院の魅力について、窪田院長に詳しく話を聞かせてもらった。
(取材日2022年7月13日)
子育て世代をサポートする「受診しやすいクリニック」
子ども用の小さな扉など、とても優しい雰囲気のクリニックですね。

ありがとうございます。開院するにあたり「いろいろな年代の人に気軽に来てほしい」と思いましたので、アットホームな空間にすることをめざしました。エントランスの小さな扉は、私がまさに子育て世代だからこそ生まれたアイデア。子育て中の保護者の方々やお子さんが、「これはなんだろう?」とちょっぴりワクワクしてもらえたらいいなと思って作りました。「歯医者さんは怖い」と思っている方もまだまだ多いですが、怖いことばかりじゃありません。自分で歩けるようになった子どもの世界は、どんどん広がっていきます。歯科医院が、そんな子どもたちの好奇心をくすぐるような空間になっていけたらすてきだなと思っているんです。
専任スタッフによる託児サービスも充実していると伺いました。
子育て中は「自分のことは後回し」になってしまう人が多いと思います。特にお母さん方は、そういった傾向が強いですよね。でも、子育てって大変で、心身ともに健康じゃないと余裕がなくなってしまいます。だからこそ保護者の方々が、自分のことを大切にする時間も大事。ですから私のクリニックでは「子どもがいるから歯医者に行けない」をなくしたいと、託児サービスの実施を決めました。今は新型コロナウイルス感染症予防の観点から、一度にたくさんのお子さんをお預かりすることはできませんが、予約時にご相談いただければ調整いたしますのでお気軽にご相談ください。生後6ヵ月から小学校入学前までのお子さんを、チェアサイドや専用のキッズルームでお預かりいたします。
専用のキッズルームもとても楽しそうな空間ですね。

キッズルームは転んでも痛くないよう、フロアは全面カーペットにしています。また、ブロックや電車、キッチンセットなど、子どもたちに人気のおもちゃをそろえ、月齢に合わせて楽しく過ごしてもらえるように工夫しています。「まだ帰りたくない!」といってくれる子も多くいますので、お子さんが治療を頑張った後には30分ほど遊んでいくことができるようにしました。その30分間は、保護者の方々が近隣で買い物やリフレッシュをする時間にあてていただければと思います。30分はわずかな時間ですが、少しの間でも子育てから離れた「自分だけの時間」を過ごしてもらいたい。私自身もこの地域で子どもを育てていますので、歯をきれいにするだけでなく、子育ての小さなサポートもできたらなと願っています。
歯を守って健康を守る
先生が「来院しやすい」ことにこだわるのはなぜですか?

お口の健康は、全身の健康にも大きく影響しているからです。近年では、口腔内の細菌がアルツハイマー型認知症の発症や生活習慣病に与える影響についても明らかにされていますし、妊婦さんであれば低体重児出産や早産のリスクがあるともいわれています。また、高齢になって口腔内の働きが鈍くなると誤嚥性肺炎の危険があるだけでなく、食事が面倒になり、話をすること、人に会うことなど、連鎖していろいろなことが楽しめなくなっていきます。単なる「虫歯」「歯周病」だけでなく、健康に人生を楽しむためにも、お口を健康に保ってほしい。そして、いくつになっても「生きる」ということを楽しんでもらいたい。また、子どもたちには「歯医者さんっていいな」という時間を過ごすことで、生涯を通じた歯の健康づくりを始めてほしいのです。
先生が治療の際に心がけていることはありますか?
一番は「患者さんと共有すること」です。歯科医院が苦手な理由は「痛いから」「音が苦手」などいろいろあると思いますが、「何をされているかわからない」というのも大きいと思います。口の中、特に奥のほうは自分ではなかなか見ることができません。「虫歯ができています」と言われてもどこかよくわからないこともあるでしょう。ですから、当院ではとにかく見ていただくようにしています。エックス線、CT、マイクロスコープを駆使し、口腔内の「今」をまずはしっかり見ていただく。そうすれば「こんなに悪くなっているなら治療したい」と思っていただけることが増えます。納得して治療に取り組んでいただければ、結果も変わります。患者さんにしてみれば自分自身の体ですから、本来は誰もが「良くしたい」と思っているはずですからね。
より患者さんの理解を深めるために、している工夫はありますか?

まずは初診時に、しっかりと時間をかけて検査・カウンセリングをしています。検査データがそろったら「ここが悪いんだ」「自分の歯磨きにはこんな癖があるんだ」など、一つ一つ一緒に確認していきます。そして次に「なんでこうなったのか」をひもといていきます。時には生活習慣や食生活についてもお話しします。次に、歯科衛生士を担当制にしていること。毎回同じ歯科衛生士が担当しますので、これまでの経過はもちろん、その方の癖や体質、持病など詳しく把握していくことができます。信頼関係ができていけば相談もしやすくなりますし、安心できることが増えていくと思います。当院に来る時は「家に帰ってきたような安心感」を感じていただきたいと思っていますので、少しでもそうなっていけばうれしいですね。
地域住民の「かかりつけ医」をめざして
インプラントやセラミック、子どもの矯正まで、幅広い治療も行っていらっしゃいますね。

患者さんの悩みに応えることができるだけの準備は、いつでもしておきたいと思っているんです。看護師もいますので、手術中の患者さんに何かあれば適切な対応を取れるような体制も整っています。どんなことでもまずはご相談いただければと思います。歯ブラシの選び方から治療に使用する詰め物の種類、手術に関することまで、私はもちろん、歯科衛生士や歯科技工士、看護師が一丸となって対応いたします。自分の虫歯・歯周病リスクを知りたい人には唾液検査も行っています。「知り合いにちょっと聞いてみる」くらいの感覚で声をかけていただけるとうれしいです。
幼少期から歯科医師をめざしていたのですか?
実は、祖父も父も、そして兄も歯科医師の歯科医師一家に育ちました。ただ、特に「歯医者になりなさい」と言われたことはなく、子どもの頃は馬が好きだったので「騎手になりたいな」なんて思っていました。けれど、騎手もなかなかハードルが高い職業だなと思いましたし、馬を見に行った際になぜか噛まれてしまって。それで馬が怖くなって諦めました。その後、具体的に進路を選んでいく頃には「やっぱり歯科医師かな」と思ったように記憶しています。自分としてはなじみ深い職業でもあり、自然に導かれた職業なのかなと感じますね。歯科医師の仕事は想像以上に細かいですし、勉強することも多いので大変だと思うこともありますけど、些細なことでも相談できる人が周りに多くいますので「やっぱりよかったな」と思います。
地域の皆さまにメッセージをお願いします。

この場所は、私の妻の祖父が内科を長く営んでいた場所です。私はこの場所を引き継ぐことで「この地域の皆さんを健康にしたい」という想いも引き継いだつもりです。診療科は違っても、真剣に地域の皆さまの健康のために尽力していきたいと思います。虫歯や歯周病で悩んでいる人は、まだまだ多いと思います。いつまでも食べ、語り、たくさん笑うためにも、ぜひご来院ください。今、お口の悩みがない人は、悩みのない状態がずっと続いていくようにメンテナンスをお勧めします。髪を切るように、マッサージを受けにいくように、気軽な気持ちで足を運んでいただけたらうれしいです。不安があれば事前にご相談ください。皆さまのかかりつけ医になれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/38万5000円~、セラミック治療/3万3000円~、小児の床矯正/5万円~30万円