廣畑秀一郎院長の独自取材記事

廣畑歯科クリニック

(福岡市博多区／中洲川端駅)

最終更新日：2025/05/09

福岡市地下鉄箱崎線の中洲川端駅から直結しているショッピングモールの地下1階、「廣畑歯科クリニック」は2022年5月に開院した。アクセスの良さから子ども連れ、ビジネスパーソン、高齢者までと患者層は幅広く、各年代に応じた診療を展開している。中でも、廣畑秀一郎院長が注力するのは、「笑顔になれる」ための予防を軸とした診療。トラブルのない健康な口腔環境の維持をはじめ、同院でニーズが高いというホワイトニングでは笑顔に自信が持てるようにサポートしている。院内にはパウダールームを設置するなど女性患者も多く、美容に精通したスタッフが相談に乗ることもあるそうだ。これまでの歯科に対するネガティブなイメージを払拭すべく、「予防歯科のエンターテインメント化」を図りたいと意気込む廣畑院長に詳しく話を聞いた。

（取材日2022年6月9日／情報更新日2025年5月2日）

「笑顔を創造する」がコンセプトの歯科クリニック
「予防歯科のエンターテインメント化」で皆を笑顔に
日曜も休まず診療。歯の痛みなどの急患対応も可能

「笑顔を創造する」がコンセプトの歯科クリニック

まずは歯科医師を志した経緯からお聞かせいただけますか？

私の父は糖尿病を専門とする内科の医師なんですね。糖尿病の方は高血糖状態が続くことによって歯周病になりやすいため、歯科とも関係性が強いと思ったのがきっかけで歯科医師をめざすようになりました。小さな頃から医療が身近にある環境で育ったことが影響していると思います。大学は福岡歯科大学の歯学部へ進み、当時から将来は開院することを目標としていましたので、卒業後は技術を身につけるために勤務医として経験を積ませてもらいました。最初の3年間は、歯科医師としても人としても尊敬できる先生のもとで学ばせてもらったのですが、技術面はもちろん、患者さんへの接し方、スタッフのマネジメント、すべてにおいて優れた先生だったので、非常に刺激を受けましたね。開院してまだ数年の時に入職し、それから規模も大きくなっていったので、その過程を経験させてもらったことも今の自分につながっていると思います。

その後はどのようにキャリアを積まれたのでしょう。

3年間、保険診療を中心とした歯科治療全般を学ばせてもらったので、次はマイクロスコープ（歯科用顕微鏡）を用いた治療に取り組んでいる先生のもとで学ばせてもらいました。そこではすべてのユニットにマイクロスコープが設置されていましたので、朝から晩までマイクロスコープをずっと使用できる恵まれた環境だったことが、技術を習得する早さにもつながったと思います。この機器は精密な治療が可能になるだけでなく、患者さんに口腔内を撮影した動画を見てもらえるのもメリット。肉眼では見えない部分までクリアな画質で見てもらえるので、治療の説明をするときのツールとしても非常に役に立ちました。実際に見てもらうのが一番説得力がありますからね。口腔内に対する意識が高まりやすく、患者さんの行動変容にも良い影響をもたらしてくれることを実感しました。

では、その頃には開院への気持ちがかなり明確になっていたのでは？

そうですね、勤務医として技術を磨く一方で、徐々に開院準備を始めていました。昨今、人口が減少している中、福岡市は年々増加している都市だったことから、開院場所は福岡市でというのを念頭に置いて探していましたし、駅からすぐで駐車場があることも重要視していたんですね。その結果、この場所へたどりつき、2022年5月開院という運びになりました。外観のイメージで、自由診療のみではと心配されている方もいらっしゃるようですが、保険診療もしっかり行っていますし、小児歯科から親知らずの抜歯など口腔外科まで幅広く対応しています。当院は「笑顔を創造する」というコンセプトを掲げ、歯科を通して患者さんの笑顔がよりすてきになれるサポートや取り組みを実施しています。この辺りは通勤で地下鉄を利用されている女性が多いことから、幅広い層の中でも特に働く女性にご満足いただけるような環境づくりにも注力していますね。

「予防歯科のエンターテインメント化」で皆を笑顔に

ゆっくりとメイク直しができるパウダールームを設置されたそうですね。

はい。患者さんがリラックスできるよう、女性スタッフの意見も取り入れながら進めていきました。歯科って、どうしても怖いなどネガティブなイメージがあって、受診への足が遠のいてしまう方も多いと思うんですね。例えば美容室やエステなら、皆さん、期待する気持ちがあってもネガティブなイメージはあまり持っていないと思うんですよ。歯科も同じように、楽しく通えて歯の健康も守れるというポジティブなイメージに変えていきたいんです。そうなれば予防歯科にもつながると確信しているので、皆が笑顔になれる「予防歯科のエンターテインメント化」を図りたいなと。

そこへ行くと期待や楽しみでわくわくするような？

まさにそれです。笑顔というのはメンタル面にもすごく良い影響があると思っているんです。ホワイトニングにしても、ご本人の希望する色にできれば今よりも笑顔に自信が持てるようになったり、コミュニケーションを取るのが楽しくなり仕事にもプラスになったりすると思うんですね。実際、「ホワイトニングをしたい」という主訴で来院される方も多く、女性だけではなく男性のニーズも高くなっているのを実感しています。この周辺はビジネスパーソンも多いので、そういった意味でも地域の活性化に貢献できたらうれしいですね。当院には美容に関する知識にも長けたスタッフが在籍していますので、お口に関することだけでなく、気軽にご相談いただければと思います。

スタッフ体制についてもお聞かせいただけますか？

私も含め総勢5人で診療を行っています。そのうち歯科衛生士が3人。非常に優秀なスタッフばかりです。開院前に3ヵ月間研修を行ったのですが、その時に当院のビジョンや笑顔を創造していくためのチームづくりというのは理解してもらっています。ですので、開院してからは特に私が伝えなくても同じ方向を向いて進んで行くことができています。先ほどお伝えしたマイクロスコープは、治療だけではなく歯科検診でも活用しているんです。以前の状態と動画で見比べができるので、あらゆる場面で欠かせないツールになっています。

日曜も休まず診療。歯の痛みなどの急患対応も可能

詰め物が取れたり、歯の痛みなどの急患にも対応されているとお聞きしました。

ええ、日曜も診療していますので急患対応も行っています。ここは地下鉄の駅から直結しているため雨の日も濡れません。通いやすいというお声をいただいていますし、親知らずの抜歯もこれまで数多く経験してきましたので、安心していらしてください。また、ご存じない方もおられると思いますが、当院ではスポーツ時のけが防止を目的とした「スポーツ用マウスガード」も自由診療で作製が可能です。睡眠時無呼吸症候群の治療用として使用される場合は、耳鼻咽喉科や医科からの紹介状をお持ちいただけば保険適用となります。顎関節症でお悩みの方もご相談ください。

では、ここでプライベートのお話も。休日はどのように過ごされていますか？

愛犬のチワワと触れ合っています。もともと犬好きではあったのですが、妻がずっとチワワを飼いたいと言っていたので、結婚2周年のタイミングを機に日頃の感謝の気持ちも込めて飼うことにしたんです。とにかくかわいいですよ。日々、癒やされていますし、思い出すと今もついつい笑顔になりますね。開院までは、徐々に準備していたとはいえ大変なことも多かったんですよ。妻の支えがなければここまでたどり着くことはできなかったと思うので、すごく感謝しています。私の夢は、当院に来られた患者さんがより笑顔になり、自信を持って過ごせるようになること。そのサポートを全力でさせていただきますし、笑顔の方がどんどん増えるようにスタッフ一同、一丸となって頑張りたいと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

歯周病と生活習慣病の関係性でもお伝えしたように、今後もお口の健康を守ることが全身の健康にもつながることを患者さんにしっかりとお伝えしていきたいですね。生活習慣病などをお持ちの方は、医科とも連携しながら治療を行ってまいりますし、体制も整えています。また、日曜日も休まず診療していますので、かかりつけの歯科が休診でお困りの場合など、急患対応のみでも受けつけています。我慢せずいらしてください。このように、さまざまな面から皆さんがより笑顔で過ごせるためのサポートを行うことは、地域の活性化にもつながると考えていますので、気軽にお声がけいただけたらと思います。