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西田 光宏 院長の独自取材記事

西田整形外科クリニック

(伊勢原市/伊勢原駅)

最終更新日:2025/12/15

西田光宏院長 西田整形外科クリニック main

八雲神社前バス停から徒歩3分、閑静な住宅街にたたずむ「西田整形外科クリニック」。2022年の開業以来、西田光宏院長が地域の健康を支えている。慶應義塾大学医学部卒業後、脊椎を専門に多くの手術を手がけてきた西田院長。「患者さんが納得して満足して帰られる姿を見るたびに、医師になって良かったと感じます」と語る表情は温かい。同院で力を入れている治療の一つが、思春期特発性側弯症の運動療法だ。従来の装具治療や手術以外の新たな選択肢として、リハビリテーションによる保存治療の可能性を広げている。白とグリーンで統一された優しい雰囲気の院内で、西田院長に診療への思いや専門性にこだわった先進のアプローチについて話を聞いた。

(取材日2025年11月5日)

手術の専門家が見出した保存療法の可能性

脊椎を専門に多くの手術を手がけてこられた先生が、開業を決意されたきっかけは?

西田光宏院長 西田整形外科クリニック1

慶應義塾大学の関連病院で脊椎外科の医師として研鑽を積む中、重度の変形があっても運動習慣や体幹の強さで自立できる方がいることに気づきました。外来で実際手術をする患者さんは本当にごく一部で、多くは保存的治療で済んでいるという現実に、予防医療とリハビリテーション治療の重要性を痛感しました。また、外来診療の中で患者さんとお話をして、納得いただいて、満足して帰られる姿を見ると、診療して良かったなという充実感があって。そういう外来診療の面白さに気づき、自分で開業してリハビリを中心とした予防医療を行いたいと思うようになったのです。

整形外科医を志したきっかけと、脊椎を専門にされた理由を教えてください。

小学生の時にけがをした指が動かなくなり、物が握れず生活にとても不自由しました。途方に暮れていた私にとことん向き合い、計5回の手術と4年間のリハビリを支えてくれた先生がいました。その姿に憧れたのが整形外科医を志したきっかけです。脊椎を専門に選んだのは、豊富な実績を持つ慶應義塾大学整形外科学教室の脊椎グループの先生方との出会いがあったから。首や腰の手術はわずかな誤差で麻痺をつくってしまう重い責任があります。医師としての技量が試される分野ですが、患者さんを回復に導くために自分の技術を最大限発揮できる、そのやりがいの大きさに強く惹かれました。

開業にあたってどのようなクリニックをめざされましたか?

西田光宏院長 西田整形外科クリニック2

基本的には、地域のかかりつけ医として幅広い疾患や年齢層を受け入れられるクリニックにしたいと考えました。レントゲン写真を撮って「大丈夫ですね、痛み止めを出しておきます」で終わるのではなくて、なぜ痛みが出ているのか、どうすれば良くなるのか、今後どう予防できるのかまで、しっかり理解していただける診療を心がけています。院内も居心地良く過ごしていただけるよう、白を基調にやわらかなグリーンと木目で統一し、待合室の椅子も広めに配置しました。診察室では必ず患者さんの目を見てお話しし、お帰りの際には「お大事に」と声をかける。小さなことかもしれませんが、そうした積み重ねこそが大切だと感じています。

側弯症の運動療法で治療の選択肢を広げる

思春期特発性側弯症の運動療法に取り組まれていますね。

西田光宏院長 西田整形外科クリニック3

私は慶應義塾大学で側弯症の運動解析研究に携わり、実際に背骨がどう動くかを分析してきました。従来は、側弯症が進んでくると治療の選択肢はコルセットの装具治療か、さらに進んだ場合は手術という二択しかなかったのです。しかし最近は、運動療法の可能性が注目されるようになってきました。10代で背骨が曲がっていると言われるのは本当にショッキングなこと。親御さんも「何かできることはないか」と必ず聞かれるんですよ。そこでリハビリテーションという選択肢を提供できることは、患者さんにとって光明になると思います。当院では理学療法士と連携して、側弯症に特化した運動プログラムを提供しています。劇的に良くなるわけではありませんが、骨の成長が続く思春期にできることがあるなら、その機会を逃さないことが大切。保存治療の一環として、装具だけでない新しい可能性を提示していきたいですね。

リハビリに力を入れる理由と、その特徴を教えてください。

西田光宏院長 西田整形外科クリニック4

運動不足は骨格系への影響も大きいんです。初めは症状が出ないのですが、筋力低下により骨にかかる負担が大きくなると、徐々に椎間板が傷んだり背骨が変形したりして症状がでてくるので、そこで初めて受診される。しかし、いったん傷んだものは治らないので、いかに早期に介入して予防するかが重要になります。「運動してください」と言っても、腰痛に対して何をすればいいかわからないですよね。当院では、理学療法士がマンツーマンで個別のプログラムを組んでいます。患者さんの状態、変形、症状に合った治療を専門家がアドバイスする。この点が大きな特徴です。治療で終わらず、将来手術が必要になるリスクを減らすための予防的アプローチまで提供します。リハビリ室を大きく造り、理学療法士も多く採用して、幅広い年齢層に対応できる体制を整えました。訪問リハビリも始めて、来院が難しい方の予防医療も充実させています。

診療で大切にされていることは何ですか?

医師にとっては多くの患者さんの中のお一人であったとしても、患者さんにとってはご自身と向き合う「たった一人の医師」。その思いをいつも胸に診療しています。腰痛で来られても、ただ痛み止めを出すのではなく、なぜ痛みが出るのか、どうすれば良くなるのか、一つ一つ丁寧に説明します。特に初診ではお話を聞く時間を大切にして、生活背景や何がきっかけかをしっかり伺います。そして何より重要なのは、納得して、病態を理解して治療を受けていただくこと。患者さんに寄り添い、真摯に対応することが、勤務医時代から変わらない私の診療方針です。スタッフにも「忙しい時でも患者さんの顔を見てお話ししましょう。『ながら対応』は絶対にしないように」と伝えています。全員がその意識を持つことで、患者さんに安心して受診いただけるクリニックになると信じています。

地域に根差し、幅広い世代の健康を支える

内科も標榜されていますが、整形外科との連携はどのように?

西田光宏院長 西田整形外科クリニック5

内科疾患のうち特に生活習慣病は、整形外科疾患とも切っても切れない関係にあります。全身的な予防医療をするなら、そこも網羅する必要があると考えて内科も標榜しました。もちろん、内科専門の医師には及ばず、より専門性の高い治療が必要であれば紹介させていただいております。実は当初は脊椎専門のクリニックにしようと考えていました。でも地域の現地調査をして、ここで開業するなら幅広い疾患、年齢層の患者さんを受け入れることが必要だと気づいたんです。患者さんは、中高年の腰痛や肩の痛みなどのご相談が多いですが、骨粗しょう症、関節リウマチ、ロコモティブ症候群の予防など、整形外科の幅広い疾患に対応しています。必要に応じて近隣の東海大学医学部付属病院や伊勢原協同病院といった総合病院とも連携を取っており、速やかに受け入れていただける体制も整えています。

今後、力を入れていきたいことは?

訪問リハビリをもっと充実させたいですね。外来でのリハビリは、高齢になるに従い通院が難しくなることがありますが、それでもリハビリは続けたほうがいいのです。通院できなくなった方々が継続的に治療を受けられる体制をつくりたいです。また、側弯症で悩む患者さんや親御さんにリハビリという選択肢があることをもっと広く知っていただきたいですね。当院では予約制を導入していますが、予約が埋まってしまうと受け入れられない患者さんもおられます。非常勤の先生にも協力いただき二診制の日を設けていますが、できるだけ多くの患者さんに対応できる体制づくりを検討しています。

地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

西田光宏院長 西田整形外科クリニック6

整形外科の症状に限らず、健康に不安があれば気軽にご相談ください。私たちは患者さんが少しでも良くなって、笑顔になっていただくことを一番に考えています。症状を治療するだけでなく、なぜその症状が出たのか、今後どう予防すればいいのか、将来を見据えた診療を提供します。特に側弯症でお悩みの方には、装具や手術以外にもリハビリという選択肢があることをお伝えしたいです。リハビリは「こういう運動をすればいい」という画一的なものではなく、一人ひとりに合ったオーダーメイドのプログラムが必要です。専門の理学療法士が丁寧にサポートしますので安心してお任せください。これからも地域の皆さまの健康を守るかかりつけ医として、スタッフ一同真摯に診療に取り組んでまいります。

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