長崎 正寛 副院長、長濱 諒 先生の独自取材記事
鶴川駅前歯科診療所
(町田市/鶴川駅)
最終更新日:2026/07/17
鶴川駅から徒歩1分という通院に便利な場所にある「鶴川駅前歯科診療所」。副院長を務める長崎正寛先生の専門分野は歯科口腔外科。親知らずの抜歯や口腔粘膜疾患の診療を得意とすることに加え、虫歯や歯周病の治療などの歯科一般から予防歯科、歯科口腔外科、歯列矯正、審美歯科、インプラント治療など幅広い歯科診療に対応。先進の設備も積極的に導入し、より安全で精密な診療の提供をめざしている。今回はそんな長崎副院長に加え、大学病院の矯正歯科で外来医長を務め、同院でも歯列矯正を担当する長濱諒先生の2人に、診療の特徴や取り組みについて話を聞いた。
(取材日2026年5月20日)
40年以上にわたり、地域の健康を支えてきた歯科医院
こちらのクリニックの成り立ちについて教えてください。

【長崎副院長】当院は1983年に父が開業し、40年以上の歴史があります。私が子どもの頃は院内にグランドピアノがあり、時折演奏会を開くなど、昔から地域に根づいた場所でした。かつては地域のニーズに応えて救急診療も担っていましたが、近隣の医療体制が整った現在では、より「ご家族の皆さまの一生に寄り添う診療」へとシフトしています。現在は私が主に務め、父も現役で診察を続けています。これまでの長い歴史で培った地域の皆さまとの信頼関係を大切に受け継ぎながら、これからは若い世代や子どもたちの「予防歯科」にもさらに注力し、家族ぐるみで末長く安心してお任せいただけるクリニックでありたいと考えています。
クリニックの診療方針や、治療において大切にしていることを教えてください。
【長崎副院長】私が治療において大切にしているのは、「患者さんの大切な歯を、将来にわたって守り抜くこと」です。そのために欠かせないのが、大きく分けて2つのアプローチです。1つ目は、虫歯や歯周病の根本的な原因となるお口の中の菌を取り除くこと。そして2つ目は、噛み合わせのバランスを整えることです。実は、どんなに虫歯の治療をして良い詰め物をしても、噛み合わせがズレていて一部の歯にだけ無理な力がかかっていると、すぐに詰め物が外れたり、歯が割れたりする原因になります。せっかく患者さんが治療を頑張ってくださったのに、「数年後にまた別の歯が駄目になってしまった」と悲しい思いをさせたくありません。だからこそ当院では、目の前の痛みをただ取るだけのその場しのぎの治療はいたしません。顎の関節を含めたお口全体のバランスを整え、「今ある健康な歯を決して犠牲にしない」ことを第一に考えた治療を行っています。
具体的な治療の選択肢や、患者さんへの向き合い方についてはいかがですか?

【長崎副院長】歯を失った際、当院が基本としているのは「まずは患者さんのご希望に沿うこと」です。どのような生活を送りたいかを伺い、選択肢として入れ歯やブリッジ、周囲の歯を削らないインプラントなどをご用意しています。インプラントを希望されても、顎の骨が不足しているなどの理由で他院で治療が難しいと言われた方もいらっしゃいます。当院では、そうしたケースでも口腔外科の経験を生かして骨移植などの専門的な処置を行い、インプラントの可能性を探ります。「自分の歯のように噛みたい」という思いを諦めてほしくないからです。各治療にはメリット・デメリットがあるため、対話を通じて一番納得できる方法を一緒に選ぶことが大切です。また「歯科治療は車の車検と同じ」で、治療後のメンテナンスが欠かせません。治した歯を長く守るサポートを全力で行いますので、まずはご自身のお口の状況を知ることから一緒に始めていきましょう。
専門性の高い歯列矯正にも力を入れる
歯列矯正の取り組みについても教えてもらえますか?

【長濱先生】はい。例えばお子さんの場合、顎の骨の中に永久歯が埋まって生えてこないケースがあります。通常は大学病院にご紹介するような専門的な処置が必要になりますが、当院には歯科口腔外科を専門とする歯科医師が在籍しているため、いつもの通い慣れたクリニックで処置まで完結できるのが大きな強みです。学校の歯科検診で指摘されたり、永久歯への生え替わりに不安があったりする場合は、確認するだけでも安心につながりますので、まずは一度ご相談いただきたいですね。
大人の矯正にも対応しているのですか?
【長濱先生】ワイヤーブラケットを用いた矯正とマウスピース型装置を用いた矯正の両方に対応しています。目立ちにくいマウスピース型装置だけでは計画どおりに歯が動かないケースもありますが、そのような場合にワイヤーブラケットを組み合わせるなど、状況に応じて適切に対処できるのは、矯正が専門の歯科医師のもとでマウスピース型装置を用いた矯正を受けるメリットといえます。また、私は大学病院で外科矯正を専門にしており、かなり多くの症例を経験しています。そのため顎変形症など健康保険が適用になる外科矯正を希望する患者さんも、いきなり大学病院の予約を取るのではなく当院で1回診せてもらえれば、大学病院にもスムーズにつなげることができます。顎変形症は、矯正が専門の歯科医師が診断して、手術適応になるか判断しますので、迷っている場合や、どのような感じか知りたいときなども相談してください。
矯正を進める上で心がけていることはありますか?

【長濱先生】患者さんにとっての時間の負担、費用の負担、身体への影響をできるだけ減らすことを一番に考えています。例えば、お子さんの顎を広げる治療、いわゆる床矯正も、漫然と続けるのではなく「このまま続けても最終的に抜歯が必要になりそうなら、適切なタイミングで別の方法に切り替える」といった見極めを大切にしています。大人の方の場合でも、小さな医療用ネジを歯茎に一時的に設置して歯を効率良く動かす方法などを提案し、治療期間をできるだけ短くする工夫もしています。矯正治療は長く付き合っていく治療です。だからこそ、患者さんの「本当の希望」をしっかり引き出し、医学的にできること・できないことを包み隠さずお伝えした上で、お互いがしっかり納得してからスタートすることを徹底しています。
患者への理解を深め、将来に寄与する診療をめざす
長崎先生は、診療していて気になることがあるそうですね。

【長崎副院長】多くの患者さんを診させていただいている中で「私が説明していることを患者さんは本当に理解してくれているのだろうか」と、私の認識と患者さんの理解がずれていると感じることがあります。それは患者さんの責任ではなく、説明の仕方に問題があるのかなと思います。例えば根管治療では、いったん治療が終わっても経過を診ていく必要があります。ですが、患者さんはかぶせ物が入った段階で治療は終わりで、経過観察は必要ないと思っていることがあるのです。1回説明して終わりではなく、経過を追いながら、お互いの理解をすり合わせていくことが必要なのだと感じています。
今後めざすのは、そういう理解を深める取り組みでしょうか?
【長崎副院長】そうですね。歯科医院が合う合わないと患者さんが感じる理由には、説明の仕方によるものも大きいのではないでしょうか。これは、私たち歯科医師全体の努力義務だと思っています。例えば、説明に使えるさまざまな機器がありますが、口腔内スキャナーも歯科医師だけでなく歯科衛生士も使用できるようにして、患者さんが自分の口の中を視覚的に確認することで、深い理解につなげることができると考えています。急いで治療したほうが良いところや、急がなくても将来を考えて、時間をかけて治療したほうが良いところなど、患者さん自身が口腔状態の理解を深め、自己管理に役立てられるよう、機器を使いこなしながら診療していきたいと思っています。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【長崎副院長】当院では、治療前に一度説明して終わりにするのではなく、治療のステップごとに「今はこういう状態ですよ」「次はこうしていきますね」と、何度でもお話しして、患者さんの不安を取り除くことを第一にしています。昔から通ってくださるご家族の皆さまから、これからお口のケアを始める若い世代の方まで、患者さん一人ひとりのお悩みに寄り添い、生涯にわたってご自身の歯でおいしく食事ができるようサポートいたします。どんな小さなお悩みでも、どうぞお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~、骨移植/5万円~(程度により変動)、小児矯正/35万円〜、乳歯列期の矯正/5万円〜、ワイヤー矯正/75万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/85万円〜、部分矯正(3歯)/15万円〜、

