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森泉 和則 院長、森泉 智子 副院長の独自取材記事

八百萬ファミリークリニック

(八尾市/久宝寺口駅)

最終更新日:2023/03/07

森泉和則院長、森泉智子副院長 八百萬ファミリークリニック main

近鉄大阪線久宝寺口駅からすぐのビルにある「八百萬(やおよろず)ファミリークリニック」。森泉和則院長が、妻である森泉智子副院長とともに2022年4月に開業した。白を基調とした院内はバリアフリーが行き届き、収納できる診察用ベッドを設置するなど、患者がゆったり過ごせる工夫が施されている。呼吸器内科を専門とする森泉院長と、総合的な内科診療の経験が豊富な智子副院長それぞれの強みを生かし、幼い子どもから高齢者まで幅広い患者を受け入れる同院。子育てに励む親が気軽に来院できるよう、ワクチン接種や美容内科にも対応するなど、現在3人の子育てに奮闘する二人ならではの視点での診療も行う。地域のかかりつけとして、より診療の幅を広げていきたいと語る二人に、クリニックの特徴や今後の展望について話を聞いた。

(取材日2022年9月21日)

それぞれの強みを生かした診療で地域に貢献

お二人のご経歴や専門についてお聞かせください。

森泉和則院長、森泉智子副院長 八百萬ファミリークリニック1

【和則院長】初期研修は総合診療の医師や家庭医療の医師の多く在籍する群馬県の病院で行いました。大阪へ赴任後、大阪大学医学部附属病院の第三内科へ入局し、急性期総合病院である市立豊中病院、大阪警察病院や呼吸器専門病院である大阪はびきの医療センターで研鑽を積み、開業いたしました。これまでの経験を活かし、当院は呼吸器疾患を得意としながら、幅広い疾患や症状にも対応していきます。
【智子副院長】初期研修後は大阪大学医学部附属病院の医局に入りました。外来や病棟で働きつつ、吹田徳洲会病院で週2〜3回外勤をしていた時期もあります。紹介で来院される患者さんが多く、一般的な診療に携わる機会が少なかったですが、外勤では総合的な内科として、糖尿病などの生活習慣病や風邪症状以外の発熱など、原因が見えにくい疾患も多く扱いました。現在はその経験を生かした総合的な内科診療を行っています。

開業にあたり、八尾市を選ばれた理由は何でしょうか。

【智子副院長】私の実家が八尾市なんです。両親の様子も近くで見たいという思いで、この地を候補にしていました。また、開業に向けて動いている間、周りのお母さんたちから「この辺りには気軽に行けるクリニックがない」という声をよく耳にしたんです。そうした要望にも応え、地元に貢献できればとこの場所を選びました。
【和則院長】これまでは遠方の病院で勤務することが多かったのですが、自分の経験を地域医療に活かしたいと考えたとき、自然と自分が住んでいる地域の医療に貢献したいと思いました。地元の患者さんを身近に診療することができ満足しています。

クリニックの名前には、どのような想いが込められているのでしょうか。

森泉和則院長、森泉智子副院長 八百萬ファミリークリニック2

【和則院長】「やおよろず」には「数が非常に多い」という意味があります。一般的な疾患から稀な疾患まで、病気はたくさんの種類があり、症状も様々です。色々な症状や不安を抱えた方々を一人でも多く診察できるクリニックにしたいという思いを込めて、なんでも相談しやすいように「やおよろず」という名前を入れました。また、お年寄りからお子様まで、あらゆる年代の方が来院しやすいように「ファミリークリニック」という名前をつけました。

この地域でどんな医療を提供していきたいですか?

【和則院長】八尾市内には呼吸器内科医のいるクリニックが少ないので、私の専門性を生かし、呼吸器疾患の見逃しを防ぎ、適切な医療介入を行うことで少しでも八尾市内の呼吸器診療がレベルアップできるよう尽力していきたいです。また、患者さんの要望に耳を傾け、要望される医療を提供できるように準備を怠らない努力を続けていきたいです。
【智子副院長】私は子育てなどで忙しいお母さんたちが、気軽に来られるような幅広い医療を提供したいですね。お子さまのワクチンや風邪を診てくれる場所であり、お母さん自身も診療や美容内科の相談ができる。そんなクリニックになれたら、喜ぶ人も多いと思っています。まずは皆さんにわれわれのことを知ってもらい、地域のかかりつけとして頼れる存在になりたいですね。

呼吸器内科としての専門性と幅広い内科診療を両立

呼吸器内科と一般内科の違いについて教えてください。

森泉和則院長、森泉智子副院長 八百萬ファミリークリニック3

【和則院長】咳の症状だけでも、さまざまな病気の可能性があります。単なる風邪や、風邪の後の症状と片づけてしまうと見逃してしまう病気もないとは言いきれません。また、今は新型コロナウイルス感染症流行の影響で医療機関の受診控えをしていて、なかなか詳しい検査が受けられない患者さんも多いです。その中で、心配ないものなのか、より精査すべきかを詳しく見ていけるのは呼吸器内科ならではだと思います。結果的に一般内科と同じ薬を出すことはあるかもしれませんが、エックス線での検査や詳しいお話などを通して、呼吸器内科医としての目で心配がないかを診させていただきます。

呼吸器内科はどういう症状のときに受診するといいのでしょうか。

【和則院長】息切れや長引く咳があれば、呼吸器内科の受診を検討してほしいですね。来院いただく患者さんのお話を聞いていると「咳が出る」「息切れが出てきた」という主訴が大半です。当院では、呼吸機能検査器や喘息の検査器、吸入器など、そろえている機器が豊富にあります。それらを使って治療の必要性を判断し、より詳細な精査や加療の必要性があれば総合病院や専門病院へ紹介することが可能です。もしお悩みであれば当院ヘの受診を検討していただければと思います。

智子副院長は、普段どんな患者さんを治療されていますか?

森泉和則院長、森泉智子副院長 八百萬ファミリークリニック4

【智子副院長】私は女性の患者さんを診ることが多いですね。女性の不調は多岐にわたりますが、原因が複数あることがよくあります。風邪をひいたなら内科に行けばいいとわかるものの、なぜか喉が詰まる、湿疹がでる、体がだるいといった不定愁訴があると、婦人科か内科など、どの診療科へ行けばいいかわからない場合も多いでしょう。当院は、そうした方を積極的に受け入れています。一度診察をしてから婦人科にお願いする判断もできますし、お話を聞きながら漢方の処方などを行うことも可能です。なんとなく不調が続いてつらいという方にも、一度来てもらえたらと思います。

「ここに来れば安心」と信頼される医院をめざして

患者さんと接する際、大切にしていることについて教えてください。

森泉和則院長、森泉智子副院長 八百萬ファミリークリニック5

【和則院長】来院される方が何を心配しているのか、聞き漏らしがないよう気をつけています。一番は病気の原因を見つけてそれを治療することですが、中には特別お薬は必要なくとも困っている方はいらっしゃいます。そうした方も含め、広い意味で患者さんに元気になってもらえるよう、心と身体の健康問題に真摯に向き合っていきたいですね。
【智子副院長】大切にしているのは、患者さんの言葉の裏側に何があるのかを考えることです。例えば「眠れないから薬がほしい」という患者さんなら、薬を漫然と出すのではなく、いつからか、つらいことがなかったか、家庭環境など深掘りしてお話を伺い、原因を一緒に考えます。話が長くなってしまうことも多いですが、きちんと対話する姿勢を心がけ、本人が納得できる形で治療の方向性を調整するようにしています。

今後の展望についてはいかがでしょうか。

【和則院長】地域の方々に「ここで診てもらえるから安心」と思っていただけるよう、診療の幅を広げていきたいと考えています。患者さんからのご要望に応えながらできることを少しずつ増やし、より柔軟に対応していきたいですね。
【智子副院長】いつでもアンテナを張り、患者さんのメリットになるものはどんどん取り入れたいですね。機器やお薬、自費診療の分野などをきちんと勉強して、患者さんにとって有益な治療や情報が与えられるクリニックになっていけたらと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

森泉和則院長、森泉智子副院長 八百萬ファミリークリニック6

【智子副院長】どうしたらいいかわからない漠然とした症状でも、まずは相談に来ていただきたいです。病気なのかどうかも含めての判断や治療以外のアプローチをできるのが、クリニックの良いところだと思います。相談に乗って、一緒に考えることもわれわれの仕事です。未病の段階だとしても、何かアドバイスできるものはありますので、お気軽にご来院ください。
【和則院長】クリニックに来ていただいた方の不安が軽減できるよう、最善を尽くしたいと考えています。どんな些細なことでもかまいませんので、お悩みや心配事があればぜひ一度ご相談ください。

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