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齊藤 翔 院長の独自取材記事

うらら歯科

(新潟市江南区/亀田駅)

最終更新日:2022/05/17

齊藤翔院長 うらら歯科 main

JR亀田駅から徒歩7分。心療内科に隣接した「うらら歯科」は、2022年3月に開業したばかりの歯科医院。「うららか」という言葉が由来だという院名について、齊藤翔院長は「診療が終わった後、患者さんには晴れ渡った空のようにうららかな気持ちで帰っていただきたいという意味を込めています」と話す。患者と歯科医師がお互いに納得して、同じゴールをめざして治療することを大事にしている。「麻酔の注射で痛みを感じた患者さんには、ほんとうに申し訳ないという気持ちでいっぱいになります」と話す様子には、患者ファーストの誠実な人柄が感じられる。地域と交流を深めるために待合室でピアノコンサートを開きたいとも語る齊藤院長に、診療で心がけていることや力を入れていることについて話を聞いた。

(取材日2022年4月21日)

患者とじっくり向き合う治療をしたい

開業にあたりこの地を選ばれた理由と、土地柄について教えてください。

齊藤翔院長 うらら歯科1

開業を決め、業者さんに相談に行ったその日に、医療モールの中にあり亀田駅に近いこの場所をご紹介いただきました。アクセスがしやすく、周りの雰囲気も良かったのでその場で決めました。土地柄としては、お年寄りの方が多い印象ですね。入れ歯をどうにかしてほしいという患者さんが結構いらっしゃいます。そのほか、虫歯の患者さんや子どもの患者さん、近年は虫歯の痛みがなくても悪くならないようにと、予防のために定期的にクリーニングに来院する患者さんも増えています。

ご専門について教えてください。

補綴といって、入れ歯などを専門としています。そのほか虫歯治療や歯の根っこの治療、かぶせ物の治療も多く行ってきました。開業して、これからもっと力を入れていきたいと考えているのが、入れ歯治療と小児歯科ですね。それと、口臭ケアにも対応していまして、歯周病やかぶせ物の治療など、そういったものをトータルに含めて口臭という観点からいろいろアプローチをしています。今は、2週間に1度大阪に勉強会に行っていて、新しい技術や情報を学び、自分の知識をアップデートしています。

開業のきっかけをお聞かせください。

齊藤翔院長 うらら歯科2

大学を卒業して、市内の歯科医院に勤務していたのですが、短い時間で診療することが多かったんです。10年ほどそういう形で仕事をしていて、これでいいのかなと疑問に感じるようになりまして。自分が本当に望んでいる治療は何なのかなと模索し始めたんです。それで、自分が取り組みたいのは専門領域である入れ歯治療と小児歯科、口臭のケアという3本柱にたどり着き、この3つに重点を置いてやっていきたいと考えるようになりました。

患者と歯科医師とが同じゴールをめざして

診療で心がけていることは何ですか。

齊藤翔院長 うらら歯科3

患者さんと歯科医師とが、きちんと同じゴールを持って治療を進めていくということですね。患者さんの主訴から、最終的なゴールは何にするのか。患者さんが何を求めているのか。どうやったら口の中を健康に維持できるのか。それらについて、患者さんと歯科医師がお互いの意見をすり合わせていって、最終的なゴールを決めてから進めていくのが大事かなと思っています。そうすればお互いがハッピーになれるんじゃないかと。また、患者さんは治療中、口の中で何をされているのかわからないですよね。口頭で説明をしますが、それでもわからないところがあると思うんです。なので、当院では治療の説明に、口腔内カメラを使っています。

具体的にはどういうふうに口腔内カメラを使われているのですか。

ユニットに口腔内カメラがついていて、口の中の状況をすぐに撮影できるんです。患者さんがその写真を見て、どういう状態かを確認できるようにしています。自分の口の中を普段見られない角度から見ることができるので、虫歯で歯がこれだけ大きく割れているんだとか、こんなに汚れがついているんだとわかり、患者さんにも納得してもらいやすいですよね。その上で治療を進めていけば、トラブルも起きづらいのではないかと思っています。そういう写真なしに、歯科医師の説明だけで理解してもらおうとすると、やはりなかなか難しいんです。自分ではそんなに悪くなっているようには思えないという患者さんに対して、写真で見てもらって初めて、ああ、そうなんだと理解してもらえる。百聞は一見に如かずですね。

患者さんへの麻酔の注射では細心の注意を払っているそうですね。

齊藤翔院長 うらら歯科4

麻酔の注射針が刺さるときや麻酔液を注入しているときも、痛みがないようにうまくポイントを押さえるようにしています。注射針も細ければ細いほど痛みの軽減が望めるんですね。そういった麻酔の技術なども昔と比べて格段に進歩しています。ただ中には、それでも強い痛みを感じてしまう人もいて、本当にそれをどうにかしたいなと思っています。患者さんに痛みがあると、申し訳ないという気持ちでいっぱいになりますし、次はそうならないようにもっと工夫しようと努めるようにしています。

ところで、勉強会に行かれるほかは、休診日にはどのように過ごされていますか。

ラーメンが好きなので、時間があるときはラーメン店巡りをしたいと思っています。大学時代から通っている店があって、そのお店のこってり味のラーメンが好きなんです。そういうこってりしたラーメンを食べ続けるためにはやはり、健康にも気を使っていかないといけないので、運動もしないといけないですね(笑)。

「ありがとう」と互いに感謝を言い合える関係に

小児の治療にも配慮なさっているとか。

齊藤翔院長 うらら歯科5

子どもの患者さんに対しては、まずは保護者の方がどのように考えているのか話を聞き、目標を立てて治療を行います。お父さん、お母さんの願いとしては恐らく、永久歯になったときに虫歯がないようにしたいというのが多いと思うんですね。そのために、何が必要なのかをきちんと話をして、必要であれば予防処置も行います。また、虫歯に関しても、基本的にいきなり治療を始めることはしません。歯に穴が開いていて痛みがあるようなら、応急的にその痛みをとるのが第一ですけれどね。もし痛みがないのなら、診療ユニットには座らず、まずは保護者の方の膝に座ってもらって、膝上で診るようなトレーニングをします。初めて歯の治療を受けるお子さんに対しては、そうやって治療をスタートします。

今後、めざすところをお聞かせください。

患者さんと歯科医師が、お互いに「ありがとう」と感謝の気持ちを言い合えるような関係でありたいなと思っています。患者さんには、たくさん歯科医院がある中からわざわざうちを選んで来てくださったところをまず、感謝したいですね。そういう患者さん方に頑張って通っていただき、口を長く開けてもらうなど治療にも協力していただいています。なので、歯科医師のほうも、患者さんに対して感謝の気持ちを伝えなければと思っています。患者さんからも、治療後にありがとうと言っていただけると本当にうれしいですね。そういう関係をめざしていきたいなと思います。

最後に一言お願いいたします。

齊藤翔院長 うらら歯科6

患者さんと一緒に目標に向かって、お互いに納得しながら治療を進めていければと思います。そのためにスタッフも一丸となって頑張っていきたいなと。ユニットの数も今後増やしていって、多くの患者さんを診ることができるようにしていきます。それと、将来的には待合室にグランドピアノを置いて、コンサートを開きたいですね。もとは私、ピアノを弾いていたのですが、今は娘のほうがコンクールで入賞するなど、私よりもうまく弾くので、地域の皆さんに聞いていただいて交流を図りたいと考えています。

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