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森 久修 院長の独自取材記事

成瀬デンタルオフィス

(町田市/成瀬駅)

最終更新日:2019/08/28

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森久修先生が院長を務める「成瀬デンタルオフィス」。成瀬駅から徒歩2分という至便な地にある同院は、開業以来、近隣に住む患者を中心に、さまざまな口腔内の悩みに応え続けてきた。穏やかな口調に、誠実なまなざしをたたえた院長の人柄に惹かれ、通院する患者も少なくない。一般的な歯科治療に加え、最近注力しているという睡眠時無呼吸症候群治療では、自身の経験も基にし、患者を支えている。患者の気持ちに寄り添い、信頼を寄せられている森院長に話を聞いた。
(取材日2016年1月29日)

自身の経験を生かした睡眠時無呼吸症候群の治療

どのような人が来院されますか?

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ほとんどが近隣に住んでいる方ですね。矯正治療以外、一般歯科のさまざまな症状や、審美歯科、インプラント治療など、幅広く診療しています。家族で通ってくださる患者さんの場合は小さいお子さんの診療を引き受けることがあるのですが、僕は小児歯科の専門医ではないので、基本的にお子さんの診療はしていません。やはり、自分の診療にきちんと責任を持ち、自信を持って治療に臨みたいですからね。この場所に開業したのは、一人ひとりにじっくり時間をかけて診療していきたいと思ってのこと。もともと田園都市線沿線に住んでいたので、なじみのある土地でもありました。院内は、落ち着いた雰囲気と清潔感に一番こだわりましたね。なるべく個室感を持たせられるように4台のユニットを配置しています。

力を入れている治療を教えてください。

睡眠時無呼吸症候群のマウスピースを用いた治療を行っています。実は僕自身も約2年前から治療を受けているんですよ。いびきがうるさいと言われていて、首を絞められるといった怖い夢を見て息苦しくて夜中に目が覚めたりしていました。これは現実に無呼吸になってしまい、息ができず苦しくなっていたため。睡眠時無呼吸症候群は舌が下がり空気の流れが閉じられてしまうことで起こる症状です。気道が狭くなり息を吸い込んだときに音が出るのが、いびきです。体内に必要な酸素が回らなくなり、脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険があります。10年ほど前から治療に使用するマウスピースを歯科医院で作ることができるようになりました。しかし健康保険適用内での治療では僕自身が満足いく結果を得られず、模索し、現在の治療を実践したところ快適な睡眠を手に入れることができました。僕と同じような症状で悩んでいる方には、ぜひお勧めしたいですね。

マウスピースの治療とは、どのようなものですか?

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喉を開放し、空気の通り道をつくるためには下顎を前に出して眠る必要があります。マウスピースで睡眠時に下顎が出るようにある程度固定しますが、数回の微調整をしなければなりません。自費の範囲にはなりますが、可動域が広く、細かい調整が可能なマウスピースもあるので、その方に合った治療を提案いたします。ただ、歯科医院ではマウスピースを作成できますが、その前に医科での診断が不可欠なので、僕を診てくれている先生に来ていただき、当院の患者さんの診察をしていただいているんですよ。睡眠時無呼吸症候群は必要な睡眠が取れていないために日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などの症状が現れます。命に関わる可能性もあることですので、家族にいびきがうるさいと言われている人はぜひ一度検査を受けてください。

誠実な対応こそ患者にとってベストな治療への近道

歯科医師を志した理由は何ですか?

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父が歯科の開業医をしていました。いつも診療する姿を見て育ちましたから、僕も自然にめざすようになっていました。院内に技工室もあったので、子どもの頃からずっと出入りして、遊び道具のようにいじらせてもらったりもしました。おかげで大学に入ってからの実習ではいつも成績が良かったですね。大学卒業と同時に、アメリカに留学し臨床研修医として勉強してきました。歯科医師の国家試験を受けてすぐに渡米しましたから、合格発表はあちらで聞いたんです。今のように、メール1本で簡単にやり取りできるような時代ではありませんでしたから、結果を聞くまではドキドキしましたね。アメリカは、やはり治療の技術一つとっても日本とはまったく違います。いろいろな面で学ぶべきことの多い1年間でした。ただ一番身に付いたのは、度胸だったと思いますね(笑)。

診療の際に心がけていることを教えてください。

常に自分がしてもらいたいと思う治療を患者さんにすることですね。いつも、自分の親や家族に対して治療する気持ちで患者さんに接するよう心がけています。僕は診療するにあたって、僕ら歯科医師と患者さんが同じ目線で話せるのが一番いいと思っています。こちらの意見ばかりを押し付けてしまうのはもちろん良くないし、患者さんの言う通りに診療するのも、良い治療ができなくなってしまう可能性があります。お互いがいいバランスで歩み寄って治療に向かっていくのがいいのかなと思っています。やはり、患者さんが信頼感を持って治療を任せられる歯科医師が、その方にとって一番いい医師です。きれいなクリニックで素晴らしい道具ばかりそろっていても、その医師に対して信頼感が持てなければだめだと思うんですよ。僕も患者さんときちんと信頼関係が築けるよう、毎回の診療を大切にしていきたいと思っています。

ホームページからも治療に対する真摯な思いが伝わってきますね。

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ホームページでは「患者さんも治療に協力してほしい」とお願いしています。歯科治療は歯科医師1人が頑張ってできることではないですし、何でも僕が抱えて「全部診ますよ」というよりも、できないことはできないときちんとお伝えするほうが患者さんにとって誠実だと思っています。だからこそ、僕のできることは自信を持って診療していきたいですし、必要だと感じれば口腔外科や神経の治療など、それぞれ専門の先生を紹介させていただいています。患者さん一人ひとりに、よりよい治療を受けていただくことが僕にとってもベストな治療です。

いつでも相談できる「かかりつけ医」を持ってほしい

予防歯科にも積極的に取り組んでいるそうですね。

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そうですね。患者さんには歯ブラシやデンタルフロスをきちんと使用することをお話しています。また音波式電動歯ブラシなども、正しい使い方をすれば快適な口腔内の環境を保つことができますので非常にお勧めですね。近隣に住んでいて当院に通ってくださっている方は、見た目の美しさを求める患者さんももちろんいらっしゃいますが、それよりはもっと本質的な、治療すべきところをよりきちんと治療したいと望まれる患者さんのほうが多いと感じることがありますね。治療方法や材料などをとてもよく勉強されていらっしゃる方も多いので、歯科治療に対する意識が高くなってきていると感じています。

お忙しいとは思いますが、どのような趣味をお持ちですか?

一番の趣味というとスキューバダイビングですね。占いの本に、「厄年が開けたら何か新しいことを始めたほうがいい」と書いてあったので、43歳になったところで始めました。もともと海が好きでよく出かけていましたし、素もぐりはしていましたから何となくスキューバに挑戦したくなったんです。家族全員で始めたんですが、初めて潜った海の中は本当にきれいでしたね。シュノーケルをしていた時とはまったく景色が違いました。スキューバに挑戦して良かったと心から思いましたね。僕はカメラも昔から好きで、海中の写真もよく撮っています。マンタには出会うことができたので、次はカジキが見たいですね。伊豆にもいるんですよ。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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例えば、虫歯でも放ったままにしておくとそこから細菌が入り、ひどく腫れて呼吸困難になってしまうなど、場合によっては命に関わってくることもあります。歯科に限ったことではありませんが、いつでも相談できるかかりつけ医を持つことはとても大切です。信頼できる歯科医師を持ち、何かあったら早めに相談されることをお勧めしますね。父の背を見てめざした歯科医師の道ですが、今、毎日がとても楽しく充実しています。好きでなければできない仕事ですから、歯科医師になって本当に良かったと思います。治療を終えた患者さんがメンテナンスでいらした時に、「まわりの人から、歯がきれいになったと褒められるんですよ」という話を聞くと、僕もとてもうれしいです。やりがいを感じる瞬間でもありますね。今後は後進の育成にも力を入れていきたいと考えています。これからも今のスタイルのまま、患者さんときちんと向き合い、じっくり診療していきたいですね。

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