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山田 智子 院長の独自取材記事

アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス

(千代田区/市ヶ谷駅)

最終更新日:2024/02/08

山田智子院長 アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス main

市ヶ谷駅から徒歩1分という好立地にたたずむ「アーク歯科クリニック市ヶ谷オフィス」。2023年4月に院長に就任した山田智子先生は、小さな子どもから高齢の患者まで幅広い世代が通いやすいクリニックをめざし、居心地の良い院内の雰囲気づくりをはじめ、スタッフ教育や手作りのパンフレット作成など、日々さまざまな試行錯誤を行う。白を基調としたシンプルな院内は、清潔感ある快適な空間。在籍する医師やスタッフの多くが女性で、院内には患者と和やかに会話を弾ませる明るい声や笑顔が広がる。優しい表情と穏やかな語り口が印象的な山田院長もまた、その1人。患者自らが口内環境への意識を高く持てるようにコミュニケーションを大切にした治療を心がけている。山田院長に、理念や今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2023年12月7日)

オフィス街にたたずむ歯周病治療に注力するクリニック

院長就任からここまで、どのような気持ちで仕事に臨まれてきましたか。

山田智子院長 アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス1

診療内容や患者さんへの接し方は就任前と変わりませんが、就任後に患者さんから「院長になったのですね」と声をかけていただくことがあって、ありがたいなと感じます。これまでと違うことは、院内のスタッフをまとめる立場になったことです。私自身、今まで部長やキャプテンになったことがなくて、補佐する役割が多かったです。当院はスタッフの年齢層が幅広く、自分より年上の方も年下の方もおりますので、当初はうまくまとめられるか不安でしたが、スタッフに協力してもらいながらも、より良いクリニック運営に尽力していければと考えています。

市ヶ谷駅から歩いてすぐの立地ですが、どのような患者さんが多く来院されますか。

オフィス街という土地柄、職場がクリニックの周辺にあるという方が多いですね。お昼休みや仕事帰りの時間帯には、働き盛りの30~50代の患者さんがたくさん訪れます。患者さんのお口の中を診て感じることは、虫歯よりも歯周病に悩んでおられる方が多いということです。そういった場合は、歯科衛生士とともに歯周病の処置をして、その後は定期的なメンテナンスに移行します。来院理由としては定期検診の患者さんが最も多いですね。患者さんと歯科衛生士との会話に耳を傾けてみると、お勧めの歯ブラシについてや、洗口剤や歯磨き粉の種類の話題などで盛り上がっています。お口の中への意識を高くお持ちである患者さんが増えているなという実感があります。

先生の専門分野について教えてください。

山田智子院長 アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス2

私自身これまで歯周病を専門分野にしてきました。進路を決めたのは研修医の時です。私の父は一般歯科の分野に携わる歯科医師だったので、広く診察できるようになりたいという思いは漠然と持っていたのですが、ある日、大学病院の歯周病治療を専門とする先生と話す機会がありました。先生は、歯周病は口全体に関わる病気なので長期的に診療していかないといけないということ、また、虫歯治療も根の治療も親知らずの抜歯も、すべての治療が歯周病治療の中に含まれているということを教えてくれました。歯周病治療で経験を積めば、私がめざしている幅広い治療のできる歯科医師になれるのではないかという理由で、歯周病治療を専門としました。

誰にとっても通いやすいクリニックをめざして

先生は、歯周病を未然に防ぐためには何が重要であるとお考えですか。

山田智子院長 アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス3

歯周病は、痛いと感じた段階で治療を始めても手遅れになるケースの多い病気です。痛みのないまま進行することが多いのです。だからこそ、症状がないときでも定期的にクリニックに足を運んでいただくことが、一番の予防になると考えます。私は初診の患者さんのお口の中に手遅れの歯を見つけた場合、宣告のタイミングで「他の歯が悪くなる前に来て良かったですね」と、あえて前向きな言葉をかけると決めています。そうすることで、他の歯の健康に意識を向けてもらいたいからです。また、もしその患者さんにご家族がいらっしゃる場合は、定期検診に来ていないご家族がいないかを会話の中で引き出し、来院を勧めます。患者さんにとって大切な存在であるご家族のお口の中を守ることも、歯科医師としての大事な使命であると思っています。

定期的に通ってもらえるクリニックにするために、どのようなことを心がけていますか。

例えば当院は、ユニット周りのスペースを広く取ってゆとりある造りにしています。そうすることで、赤ちゃん連れのお母さんが来院した際、ユニットにベビーカーを横づけして、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま治療を受けられるのです。また、クリスマスなどイベントシーズンには、窓や受付を飾りつけて居心地の良い雰囲気をつくったり、クリニックのパンフレットをスタッフみんなで作成したりしています。パンフレットについては、来てくださった患者さんが持ち帰って、当院をご存じない周りの方に見せてくださればうれしいですね。こまやかな工夫で当院ならではの親しみやすさをアピールしていきたいです。

スタッフの皆さんについても教えてください。

山田智子院長 アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス4

当院は、女性の歯科医師やスタッフの多いクリニックです。同じ女性でも人柄はさまざまで、患者さんとにぎやかに会話を弾ませることが得意なスタッフがいれば、上品な雰囲気で患者さんに接するスタッフもいます。歯科は怖いというイメージを少しでも軽減するため、それぞれ人柄を生かしたコミュニケーションで患者さんと向き合っていますよ。また、さまざまなライフイベントを通じて私生活の変化が大きい女性がたくさんいる職場だからこそ、働きやすい環境を整えることも私の大事な役目であると思っています。現在も、妊娠・出産を経て仕事に復帰し、子育てしながら時短勤務をしているというスタッフがいます。

患者の多様な思いに寄り添う

患者さんと接する際に大切にしていることは何ですか。

山田智子院長 アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス5

歯を抜きたくない、忙しいから1回で治療を終わらせたいなど、患者さんはいろいろな思いをお持ちです。それらの要望に極力応えることを大切にしている一方で、患者さんの歯に対する意識を少しずつ変えていけるように心がけています。例えば、お口の中の状態により1回で治療を終わらせることが難しい場合。そのようなときは「今回でできることは最大限やります。でもその代わり、数ヵ月後の定期検診には必ず来てくださいね」と、要望にお応えすると同時にこちらの思いをお伝えします。そうすることで患者さんは、次回の検診に来てくれるようになるものなのです。その時は、お口の状態や治療の工程についてじっくり説明する機会を設けて、納得してもらえるよう努めます。当院では1人の患者さんにつき、最短でも30分の予約枠を設けています。時には30分間説明だけ行うこともあります。その時間で、患者さんの意識が少しでも変わってくれたらうれしいですね。

クリニックの今後の展望について教えてください。

引き続きいろいろな立場の患者さんに通ってもらえるようなクリニックをめざしていきたいと思っています。当院では「最愛の人にできる対応を患者さんにしよう」という大きなコンセプトを掲げています。ユニットで横になっている患者さんがもし自分の家族だったら、絶対に細心の注意を払って最善の治療を行おうとするはずなのです。その思いを、すべての患者さんに持とうということです。スタッフ全員がこのコンセプトを念頭に日々患者さんに接していますが、頻繁に行うミーティングや勉強会の中でも、こまめに再確認する場を設けています。今後は新人スタッフも入る予定ですので、その際の教育でもしっかり伝え続けていきたいと思っています。

読者の皆さんへメッセージをお願いします。

山田智子院長 アーク歯科クリニック 市ヶ谷オフィス6

両親が歯科医師ということもあり、私にとってクリニックは物心ついた頃から身近な場所でした。自宅とつながっていて日常的に治療の音が聞こえていましたし、学校の先生や友人も実家のクリニックに通っていました。そのため実は、多くの人が抱く「歯科クリニックは怖い場所」というイメージを子どもの頃から持っていませんでした。しかし、いざ自分が歯科医師になって治療内容を冷静に考えたら、皆さんが怖いのは当然だなと、実感しました。今はできる限りその気持ちに寄り添えるように努めています。例えば当院では、どうしても恐怖心が拭えない患者さんについては、麻酔科の先生を呼んで鎮静麻酔をかけて、その間に施術を行うようにしています。また、患者さんがお子さんの場合は楽しい会話で場を和ませて、その隙に治療を済ませます。そうした工夫を続けながら、来院するのが苦にならない場所をめざし続けていきたいですね。

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