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安藤 友孝 院長の独自取材記事

あんどう内科クリニック

(岡山市北区/岡山駅)

最終更新日:2025/02/20

安藤友孝院長 あんどう内科クリニック main

明るく清潔感のある白木と白壁、爽やかなグリーンが印象的な「あんどう内科クリニック」。JR宇野線・大元駅から徒歩約12分。住宅街のため近隣の住人はもちろんのこと、岡山駅から一駅ということもあってオフィスも多く、仕事帰りの働き世代まで幅広い層の患者が通う。大学病院や基幹病院でカテーテル治療をはじめとした循環器の専門家として経験を積んだ安藤友孝院長。得意分野を生かし、かかりつけ医として地域医療の貢献に努めている安藤院長に、同院で行っている診療について話を聞いた。

(取材日2024年1月31日)

朝8時30分から、日曜以外のすべての曜日で診療

こちらを開業地に選ばれた理由を教えてください。

安藤友孝院長 あんどう内科クリニック1

実家がすぐ近くで、慣れ親しんだ地域だったためです。とはいえ、高校卒業後は東京の日本医科大学に行き、ずっと兵庫や大阪の大学病院や基幹病院で勤務医をしていたものですから、開業を決めた時、場所は関西もいいかなと迷っていました。でも、家族で両親の世話をどうするのかという話になった時、誰も帰って来られるきょうだいがいなくて、だったら自分が岡山に戻ろうと。そんな時にいろいろとご縁が重なり、こちらでの開業となりました。建物や内装は白木の木目と白い壁を生かしたシンプルなデザインにしました。ホワイトが基調だと寂しいかなという懸念もあったのですが、逆に日の光が反射して明るい雰囲気になったのではないかと感じています。恩師や先輩、友人などからいただいたグリーンを飾っています。入り口のところには花壇をつくりました。

朝8時30分から診療されているんですね。

外出前や出勤前に受診できるように早めにオープンし、日曜以外のすべての曜日で受診できるようにしています。もし自分が患者の立場なら、やはり朝早くの時間や、お休みのクリニックが多い水曜や木曜でも診察してもらえるのは便利でありがたいと感じるからです。また、地域貢献につながるよう、診察の空き時間を使って訪問診療も行っています。開業してまだ3年弱ほどですし、関西がずっと長くて岡山での医師業の経験がないため、看板やホームページをきっかけに一度来てくださった患者さんにいかに良質の医療を提供できるのかが重要だと思っています。また来たいと思っていただき、5年、10年通ってくれるような、地域に根差したクリニックをつくっていきたいです。

患者層や多い主訴を教えてください。

安藤友孝院長 あんどう内科クリニック2

来院する患者層は子どもさんから大人の方まで幅広いですね。かかりつけ医として定期的に通っている患者層は40代から上がボリュームゾーンでしょうか。上はかなり高齢の方もいらっしゃいます。住宅街なので近隣にお住まいの方も多いですし、企業も結構あるため、出勤後や出勤前に立ち寄る方も多いです。主要な疾患は、発熱、腹痛といった急性的なものや、高血圧症や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病など慢性的なものが多いですね。他にも、睡眠時無呼吸症候群のようないびき、眠気などの悩み、雇用時健康診断などで来院される方もいます。また、漢方の処方も行っていて、例えば、不眠に対し睡眠薬を飲むのは少し抵抗があるという場合でも、漢方だったら試してみようという方はいらっしゃいます。体質もあるかと思うのですが、漢方は西洋医学の有能なサポート役だと考えています。まずはお気軽に相談ください。

生活習慣病は、患者が継続できる無理のない治療で

治療方針を教えてください。

安藤友孝院長 あんどう内科クリニック3

例えば、生活習慣病については、ともかく「継続」が大切なので、治療は患者さんのできる範囲で少しずつ進めていく感じですね。2、3ヵ月に1回という頻度で来られる患者さんも多いので、診察の場で医師が食事や運動の目標値など強制的なことを言っても、患者さんは自宅に戻ってからの継続が難しいです。「治療のために2、3ヵ月ものすごく食事制限をする」ではなくて、食べ物に例えると、米粒を1日1粒だけ減らせば、1ヵ月で30粒、1年で365粒、3年で1000粒減っていくわけです。10年たったらその3倍、3000粒にもなるわけじゃないですか。どんな極小の努力でもちょっとずつ、ちょっとずつ継続していくことが重要なのです。そのため、個々の患者さん、それぞれが継続できるかたちにして治療アプローチを考えていきます。

診療理念を教えてください。

地域のかかりつけ医として、なによりも正確な医療を届けることを大切にしています。相談してよかったと思ってもらえたらうれしいですね。医師として症状を治したり改善したりするために、レントゲンや心電図検査、超音波検査などの丁寧な検査を行い、正しい診断をしてベストな治療を進めたいと考えています。

患者さんを診察するときに心がけていることはありますか?

安藤友孝院長 あんどう内科クリニック4

診察の最後に、「他に何か気になることはありますか?」と患者さんに聞いて、最終確認をするようにしています。もちろん最初にも症状を聞くのですが、患者さんも最初はうまく説明できなかったり、緊張して言いづらかったりすることもあるでしょう。最後のほうはある程度会話もしていますし、診察が終わった安心感などから話しやすい空気になっていると思いますので、最後に医師側から聞くのがポイントです。

診療の効率化は、患者にもスタッフにもメリット

診療システムで何か特徴はありますか?

安藤友孝院長 あんどう内科クリニック5

感染症対策には特に力を入れています。感染症の患者さんは一般の患者さんから隔離して診察できるように、裏口から入ることのできる診察室をつくりました。他には、受付や待ち時間の短縮、待ち時間を短く感じていただく工夫なども心がけていて、ウェブ予約の導入や、診察前のスタッフによる事前問診やバイタル測定などを行っています。診療システムの効率化は患者さんのメリットになるとともに、スタッフの仕事の流れをスムーズにするメリットにもなっています。

循環器内科を専門に選んだ理由や、総合的な内科診療について学んだ理由を教えてください。

循環器内科を専門に選んだのは、循環器の主要な治療法の一つであるカテーテル治療に大きな興味があったためです。これは冠動脈という心臓の血管が詰まったり、細くなったりする狭心症や心筋梗塞に対して有用な治療法で、とても細い管を血管に通しながら治療をします。若い頃はそのカテーテル治療を主に行っていたのですが、カテーテル治療は循環器医療のごく一部に過ぎないということがわかりはじめて、循環器疾患の総合的なことに興味が移っていったんです。一般的な内科疾患も循環器の疾患と密接な関係がありますので、自然な流れで日本内科学会総合内科専門医資格を取得しました。

今後の目標を聞かせてください。

安藤友孝院長 あんどう内科クリニック6

地域の皆さんに相談して良かったと言ってもらえる、信頼されるクリニックをめざしていきたいです。特に専門でもある循環器疾患と呼吸器疾患において地域医療の受け皿になれるように頑張ります。また、診察前に待合室で患者さんに見てもらえる患者啓発スライドの制作を考えています。現在も一応待合室のテレビモニターで啓発ビデオを流しているのですが、それは一般的な事柄なので、もっと、高血圧症、腹痛、息切れなど主訴ごとに分けてスライドを作り、詳しい情報を盛り込んで、患者さんが自分に合った情報をタブレット型端末で見ることができるようにしたいですね。前情報があれば診察時に患者さんも心構えができますし、私も説明がしやすくなると思います。

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