負担を抑えた矯正に注力し
生涯にわたる健康な口元をサポート
海岸歯科室CHIBA STATION
(千葉市中央区/千葉駅)
最終更新日:2025/03/13


- 自由診療
マウスピース型装置を用いた矯正に対する認知度は高まってきたものの、実際に始めるとなると、期間や費用、装着時の違和感などが気になり、踏み出せない人も少なくない。「海岸歯科室 CHIBA STATION」の中山舜(なかやま・しゅん)院長は、マウスピース型装置を用いた矯正において、審美面だけでなく、しっかりと噛める口腔環境作りを重視しているという。多くの人が矯正を受けられるよう、患者の負担軽減のためのさまざまな配慮も行っている。今回は、中山院長にマウスピース型装置を用いた矯正のメリット・デメリット、そして矯正中や矯正後に気をつけるべきポイントについて解説してもらった。
(取材日2025年2月18日)
目次
不ぞろいな歯並びによるさまざまなリスクの軽減を図り、コンプレックスの克服をめざす
- Qマウスピース型装置を用いた矯正に力を入れていると伺いました。
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A
▲「世界一優しい診療」の提供をめざしてる同院
歯科矯正は、基本的にワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正の2種類があります。マウスピース型装置を用いた矯正は、透明な装置を使用するため目立ちにくく、周囲に気づかれにくい点が大きな魅力でしょう。ワイヤー矯正との大きな違いは、取り外しが可能なことです。歯磨きがしやすいため、矯正中の虫歯リスクを抑えることにつながり、口腔内を清潔に保ちながら矯正を進めることができます。期間の目安は1~2年ですが、その後、後戻りを防ぐために1年間は保定用のマウスピース型装置を装着します。トータルで約3年かけて理想の歯並びの調整を図り、健康な口腔環境をめざします。
- Qこの矯正法のメリット・デメリットについて伺います。
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A
▲新型の歯科用CTを備える。高い精度を追求した診断に注力
最大のメリットは目立ちにくいことです。また、取り外しが可能なため、矯正期間中も口腔内の健康を保ちやすくなりますし、3Dシミュレーションにより矯正の進行を視覚的に確認できるので、患者さんとゴールのイメージを共有しやすいのも大きな魅力となります。また、痛みをほとんど感じずに矯正を進められるケースが多く、通院頻度も2~3ヵ月に1回と少なくて済みます。金属のワイヤーを使用しませんから、金属アレルギーの心配がなく、ワイヤーで口腔内を傷つけることもありません。ただし、1日20時間以上の装着が必要となるため、患者さんの協力と自己管理が求められます。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正はどんな人に向いていますか?
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A
▲幅広い年齢層の患者が矯正相談に訪れる
永久歯が生えそろっていないお子さんからご年配の方まで、幅広い年齢層が受診できます。軽度から中等度のケースでは1年以内に終わることもあり、重度の場合でも2年程度で対応可能です。マウスピース型装置を用いた矯正をしている人は意外と多いものの、装着していても目立ちにくいため、周囲に気づかれることはほとんどありません。そのため、人と接する機会が多い方にも向いており、日常生活にほとんど支障がない点が魅力といえます。また、矯正と聞くと大がかりなイメージを持つかもしれませんが、この矯正法は気軽に始められ、新生活をスタートするタイミングで受診する方が多い傾向です。
- Qこちらで行っている矯正の特徴を教えてください。
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A
▲審美性に優れたマウスピース型装置を用いた矯正
当院では、矯正だけではなく、虫歯治療やかぶせ物、インプラントの外科治療など、一般診療も含めて幅広い治療を院内で完結できる体制を整えています。ですので、矯正中の口腔内の相談や、矯正後のケアにも柔軟に対応できますし、何かトラブルが発生した場合でも迅速に対処が可能です。矯正が終わった後も長くお付き合いをしながら、適切なアフターケアはもちろん、必要に応じて治療プログラムも提供しており、過去の診療履歴を踏まえて、現在の治療と将来の健康維持をつなげ、より総合的な口腔ケアを行っています。矯正中の患者さんのモチベーションを維持するため、安心して矯正が続けられるよう快適な環境の整備に努めております。
- Q矯正中、矯正後に気をつけることはありますか?
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A
▲矯正中の口腔内ケアが大切だという
矯正中は1日20〜22時間の装着が必要です。装着時間を守らないと期間が長引き、患者さんにとって望ましくない状況になりかねません。あと、矯正中は虫歯や歯周病のリスクが高まるので、口腔内を清潔に保つためにも歯磨きを徹底してもらいたいです。矯正のゴールは、歯並びを整えることではなく、それを維持することにあります。矯正が終了した後は、後戻りを防ぐためにリテーナーという保定用マウスピースを装着し、適切な管理を続けることが必要です。さらに、矯正後も基本的に3ヵ月に1回の定期メンテナンスを受け、後戻りしていないか、噛み合わせに問題がないかなどを確認することで、矯正後の歯並びの長期的維持をめざします。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/40万円~75万円、インプラント治療/38万円~