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楠橋 由規 院長の独自取材記事

井口にじいろ歯科

(広島市西区/修大協創中高前駅)

最終更新日:2022/01/20

楠橋由規院長 井口にじいろ歯科 main

2021年10月に竣工した井口サンフラワービル内に開業した「井口にじいろ歯科」。白を基調に院名の虹色を配した空間は、誰もが入りやすく優しい印象がある。楠橋由規(くすばし・ゆうき)院長がこの地に開業したのは、自身が高校、予備校時代を過ごした慣れ親しんだ場所だったから。自分を育ててくれた場所への思いは強く、「一生通いたいと思ってもらえる歯科クリニックをつくりたい」と語る姿はとても頼もしい。口腔内スキャナーや歯科用CTなど、患者のメリットになる機器導入にも積極的で、より負担なく受けられる歯科治療の提供をめざす楠橋院長に、開業までの道のりや治療において大切にしていることなど、たっぷりと語ってもらった。

(取材日2021年12月1日)

高校時代を過ごした町で歯科医師として貢献したい

とてもきれいな歯科クリニックですね。

楠橋由規院長 井口にじいろ歯科1

当院が入るこのビル自体が2021年10月にできたばかりで、それに合わせて当院開業したのでまだ真新しいんです。3年くらい前、開業する場所を探していた時にこのビルができるという話をいただいて、それからほかの場所も検討はしたのですが、実は私がすぐ近くの広島工業大学高等学校の卒業生ということもあって、この地域に育てていただいたという感覚が強く、少しでも医療活動で地域に貢献できたらいいなと思ってここでの開業を決めました。昔から知っている方や高校の先生、予備校時代の講師の方など、お世話になった方々にも通っていただいており、ここで開業して良かったなと感じています。

母校の先生はじめ、皆さん喜んでいらっしゃるのではないですか?

広島工業大学高等学校は歯学部に進む生徒が珍しく、卒業後に学校の冊子のインタビューを受けてちょっと照れくさかったですね。お恥ずかしい話ですが、高校入学当初、私はそんなに勉強が得意なほうではなかったんです。高校2年くらいまで、模試を受けても見るに堪えない偏差値しか出せなかったんですが、将来のことを考えた時に何か資格を生かした職業に就きたいと思ったのと、小さい頃から手を動かす工作が好きで同時に医療系への憧れがあって、歯科医師になりたいと思ったんです。あと、私自身小さい頃から虫歯があって、よくお世話になっていた歯科医院の先生がとても優しい先生で、あんなふうに働きたいなという憧れもあったんだと思います。そこからかなり勉強を頑張って、一浪してこの近くの予備校に通いながら、何とか広島大学歯学部に入学することができました。この土地は私の将来をかたちづくってくれた場所。そこで開業できて感慨深いですね。

大学を卒業後、開業するまでにどんな経験を積まれたのでしょうか。

楠橋由規院長 井口にじいろ歯科2

卒業後は1年だけ広島を離れ、熊本県の伊東歯科口腔病院で研修させていただきました。再び広島に戻って、最初は安佐北区にあるクリニックに3年勤めました。1日に来院される患者さんがとても多いクリニックで、いろんな症例を経験させてもらうことができました。勉強会にも積極的に行かせてもらえたので、歯科医師としての基礎を学ぶことができました。その次の勤務先は、矢野にある検査やカウンセリング、治療計画をじっくり丁寧に立てていくクリニックです。2つは真逆のクリニックだったのですが、当院を開業するにあたり、いろんな症例を診られるようになりたかったのと、患者さんとじっくり向き合いたいという思いがあったので、どちらも経験できたことは貴重な経験でした。

口腔内スキャナーを使用して、患者の負担軽減に尽力

先生も幼少時はよく虫歯治療に通ったとのことですが、ご自身の経験が今に生かされていることはありますか?

楠橋由規院長 井口にじいろ歯科3

たくさんあります。例えば、歯科医院が嫌だ、怖いと思ってしまうのは、今どんな治療をされており、それがどこまで続くのかという“不安”が大きな原因になっていると思うんです。ですから、当院では最初に検査をした際、歯の現状をお伝えするだけではなく、今後どのくらいの期間を経てどういう治療が行われるのかという計画を知ってもらうようにしています。マイクロスコープや口腔内カメラもあるので、治療前、治療中、治療後と、経過の写真を撮って、患者さんが目で見てどこがどう変わったか、ひと目でわかるようにしています。「何回も来ているけど、いつ治療が終わるのかわからない」ということだけはないようにしたいなと考えています。

治療に対する不安を払拭してもらえるのはありがたいです。

今は治療機器も治療法も進歩していますので、来ていただければイメージが変わる方が多いのではないかと思うのですが、まだまだ歯科医院に対するイメージが昔のままという方は多いですね。例えば当院では、3Dカメラで歯の型採りが行える口腔内スキャナーを導入しています。これまでかぶせ物の型採りはシリコンなどの粘土材料を歯に押しつけて固まるまでしばらく噛んでいなければならず、嘔吐反射が強い方は苦しかったのではないかと思います。それが口腔内スキャナーを使えば一気に3D写真を撮ることができ、患者さんの負担軽減にとても役立っていますし、そのデータをもとにその場で詰め物などを削り出してくれる機械も導入しているので、外部の技工所に発注して詰め物が届くのを1週間も2週間も待たなくて済みます。そんな感じで歯科医療機器は日進月歩なので新鮮な驚きを感じてもらえることも多いと思っています。

口腔内スキャナーを活用していらっしゃるんですね。

楠橋由規院長 井口にじいろ歯科4

お忙しい方であれば最短でその日中にかぶせ物治療が完了するので、患者さんの時間的な負担も少なくなると思います。口腔内スキャナーは、条件によっては保険適用となるものもあるので、気になる方はぜひ相談に来てもらえればと思います。そのほかにも歯科用CTも導入しており、2次元のエックス線検査だけではわからなかった歯の情報が得られるようになり、より精密な診断が可能になっています。親知らずの治療やインプラントを考えている方など、より安心して治療に臨んでいただけるのではないかと思います。そういった高性能の機器を導入することも患者さんの安心につながることだと思っているので、今後も積極的に考えていきたいと思っています。

生涯付き合える歯科医院でありたい

クリニック名に「にじいろ」とつけられたのには何か意味があるのでしょうか。

楠橋由規院長 井口にじいろ歯科5

やわらかい雰囲気を出したかったのと、クリニックの運営において私一人で決めてしまうのではなく、チームとしてスタッフ全員で取り組みたかったので、多様な色が一つになって輝く「虹」にちなんだクリニック名にしました。それに合わせて内装にもポイントで色を取り入れてもらい、スタッフのユニフォームもカラフルにしています。「歯科医院は怖いところ」というイメージを少しでも払拭したいので、内装やインテリアにも楽しくて優しい雰囲気を取り入れたかったんです。

先生はお休みの日は何をして過ごされているのでしょうか。

まだ1歳半の息子がいるので、今は子どもが趣味みたいなものですね。帰れる時はなるべく早く帰り家族の時間をつくるようにしています。個人的な趣味でいうとドライブでしょうか。どこかに行くというよりも運転そのものが好きなんです。運転をしていると自分の頭の中がなぜかすっきり整理できて、日頃の悩みや決めないといけないことも解決することができるんです。家族の時間を持ったりリフレッシュしたりして英気を養うことで、日々の診療に精力的に取り組んでいければと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

楠橋由規院長 井口にじいろ歯科6

歯科医院には、子どもの時からお年寄りになるまで一生通っていただきたいので、まずは子どもの時の歯科検診に気軽に来てもらえる環境を整えたいと考えています。この地域は広島でも人気の住宅街で学校も周りにたくさんあることから若い方の流入も多い場所になります。当院では簡易的ではありますがキッズスペースを設けるなど、子どもたちに歯科医院は楽しい場所だと思ってもらえるような工夫もいろいろと取り入れています。歯科検診のほかに、歯並びや生え替わりの相談、ホワイトニングの相談も受けつけていますので、お気軽にお越しいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、セラミックのかぶせ物/45万円~、ジルコニアのかぶせ物/10万円~、セラミックの詰め物/4万5000円~、ジルコニアのの詰め物/10万円~、ホワイトニング/6000円~

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